広島カープの今井啓介投手(中越高出身)が23日、甲子園球場でおこなわれたウェスタンリーグの阪神戦で今シーズン公式戦初登板。2イニングを投げ、無失点に抑えた。
5回裏から2番手で登板した今井投手は、阪神の3番コンラッドをショートフライ、4番森田をファーストゴロ、5番浅井を三振で三者凡退に抑えた。6回裏は先頭の6番今成をフルカウントから四球で歩かせたものの、7番伊藤隼をセカンドゴロで併殺打に仕留めた。8番中谷にレフト前ヒットを打たれたが、9番のドラフト2位新人の北條をセカンドフライに抑えた。2回で球数は27、被安打1、四球1、無失点の内容で、直球の最速は143キロだった。試合は阪神が5-3で広島に勝利した。
今井投手は2月のキャンプで1軍スタートだったが、キャンプ終盤に左膝を痛め離脱。その後3月25日に二軍の練習に合流したが打撃練習中に右手薬指にボールを当て骨折。4月に入って本格的に投球練習を再開し、20日の紅白戦で実戦復帰していた。
(文/岡田浩人)