東京六大学野球の秋季リーグ戦は3日、明治大学が2季ぶり37度目の優勝を飾った。この日、早稲田大が慶応大に敗れ、勝ち点4の明治大が勝率で上回ることが確定したため。
今シーズン明治大の主将を務めている新潟県柏崎市出身の4年生・高橋隼之介主将(日本文理高出身)は取材に対し、「苦しいシーズンだったが優勝できてほっとした。小中高校と主将を務めてきたが、自分たちの代で優勝することができずにいたので大学で優勝することができ本当に嬉しい」と喜びを表した。
新潟県人として戦後初の東京六大学の主将としてチームを牽引した高橋隼之介主将
高橋主将は大手広告代理店への就職が内定していて、大学で野球を引退することを決めている。東京六大学リーグ戦で優勝したことで、14日から開幕する明治神宮大会への出場が決まった。「リーグ戦で優勝はしたが、日本一になることを目標にしてきた。日本文理では甲子園準優勝だったので、ぜひ最後の大会で優勝し、日本一に輝きたい」と神宮大会への意欲を見せた。神宮大会は全国のリーグ戦、地区大会を勝ち抜いた11校が日本一をかけて戦う。明治大は15日に四国・中国3連盟代表の徳山大と対戦する。
(取材・撮影・文/岡田浩人)