日本学生野球協会の2014年度の優秀選手に選ばれた日本文理高校3年で前主将の池田貴将選手(18)への表彰式が29日、新潟市西区の同校でおこなわれた。各都道府県で1人が選ばれる表彰で、池田選手は「自分1人ではここまでできなかったこと。指導者の皆さん、両親、チームメイトに感謝し、これから先恩返しできるよう頑張りたい」と述べた。
優秀選手表彰を受ける池田貴将選手
池田選手は十日町市出身で、2013年夏、2014年春夏と3季連続甲子園に出場。昨夏甲子園では4番打者として2回戦の東邦戦で逆転打を放つなど活躍。また主将としてチームを引っ張り、ベスト4進出に貢献した。
昨夏、新潟大会での池田貴将選手 主将、4番打者としてチームをけん引した
表彰後、池田選手は「県で1人だけの表彰なのでとても嬉しい。(3年間を振り返って)主将になってからの1年が一番きつくて大変だったが最後に甲子園ベスト4という成績を残せて良かった」と振り返った。その上で、この先について「この3年間で学んだことを人生にいかしていきたい。(東洋大学に進学するが)飯塚の後に続いてプロ野球選手という目標があるので、大学4年間もしっかりやっていきたい」と決意を新たにしていた。また後輩たちに対し、「周りからのプレッシャーもあると思うが、しっかり頑張れば甲子園で勝つことができると思うので頑張ってほしい」とエールを送った。
表彰盾を手にした池田選手
池田選手に贈られた表彰盾
(取材・撮影・文/岡田浩人)