ルートインBCリーグは4日、福井市でファンを集めた開幕前イベント「プレーボールカンファレンス」をおこない、新潟アルビレックスBCの赤堀元之監督をはじめ全8球団の監督が参加した。この中で4月11日の開幕投手が発表され、新潟の赤堀監督は2年目左腕の渡辺雄大投手(23歳・中越高出身-青山学院大卒)を開幕投手に指名した。
開幕投手に指名された渡辺雄大投手(中越高出身)
渡辺投手は三条市の出身で、中越高時代にはエースとして2009年夏の新潟大会で準優勝する活躍をみせた。青山学院大卒業後の昨季、トライアウトを経て入団。1年目は先発ローテーションの一角に入り、7勝を挙げた。球の出どころが見にくい変則的なフォームから130キロ台中盤の直球と変化球を打者の内外角に投げ分ける。今年10月のドラフト会議でNPB入りが期待されている。
渡辺投手は球団を通じ「開幕投手については赤堀監督から聞いてはおらず初めて聞いた。ただ平野兼任コーチからローテーションの1番目だから準備しておくよう言われていた。自分が勝つことで独立リーグ日本一へ向けてチームに勢いをもたらしたい。福島は岩村明憲兼任監督や村田和哉兼任コーチのようにNPBの一軍で活躍した選手がいて強力な打線という印象。ただ自分は左打者を得意としているので抑える自信はある」とコメントした。
新潟の4月11日(土)の開幕戦の相手は福島ホープスで、場所は福島県郡山市の開成山球場。福島の開幕投手は昨季まで富山サンダーバーズで活躍した高塩将樹投手が務める。翌12日(日)には新潟市のハードオフ・エコスタジアムで福島を相手にホーム開幕戦が予定されている。
(取材・撮影・文/岡田浩人)