第132回北信越高校野球・新潟県大会(春季県大会)は9日、悠久山球場と佐藤池球場で準々決勝4試合がおこなわれ、ベスト8が激突する。準々決勝の見どころを簡単に紹介する。
<中越×村上桜ヶ丘>
第1シードで順調に勝ち上がってきた中越と、2試合連続の逆転勝ちでベスト8に進出した村上桜ヶ丘の対戦。クリーンアップを中心とした中越の強力打線に対し、村上桜ヶ丘の投手陣が中盤まで点差を離されずに踏ん張れるか。村上桜ヶ丘は終盤勝負に持ち込みたい。
<十日町×開志学園>
ここまで4試合で69得点を挙げ打線好調の十日町と、3試合とも終盤の逆転勝ちで勢いに乗る開志学園の対戦。直球に伸びがある十日町の長身右腕・高橋克幸と、開志学園の好調な打撃陣の対決も見どころ。開志の継投のタイミングもポイントの1つ。
<新発田農×上越>
日本文理を破った上越と、投打ともに鍛え上げられた新発田農の対決。力のある直球と変化球に切れのある上越のエース・飯塚亜希彦に対し、4回戦で集中打を見せた新発田農がどのような攻略策を立てるか。守備のミスが勝敗をわける可能性も。
<新潟県央工×加茂暁星>
屈指の好カード。4月26日の練習試合では1試合目は1-1の引き分け、2試合目は3-2で暁星が勝利したが力は互角。練習試合では別々に登板した暁星・森山涼と県央・石橋健哉の両本格派右腕の投げ合いとなれば終盤までもつれる展開になりそう。
◎9日の準々決勝の予定◎
<悠久山>
①中越(10:00)村上桜ヶ丘
②十日町(12:30)開志学園
<佐藤池>
①新発田農(10:00)上越
②新潟県央工(12:30)加茂暁星
(取材・文/岡田浩人)