ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは9日と10日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムと長岡市悠久山球場で巨人ファームと交流戦(新潟は公式戦)をおこない、9日は延長11回で0対0、10日は5対5と2試合連続で引き分けた。東地区首位の新潟は前期通算成績を20勝7敗3分とし、前期優勝マジックを2とした。最短で12日(金)にも優勝が決まる。
9日の試合で11回を完投し4安打無失点の好投を見せた新潟・間曽晃平投手
◎試合結果◎
<9日・ハードオフ・エコスタジアム>
新潟アルビレックスBC 0-0 巨人ファーム(延長11回)
巨人 000 000 000 00 =0
新潟 000 000 000 00 =0
(バッテリー)
巨人:平良、田原、公文、笠原、篠原-小林
新潟:間曽-平野
日本文理高出身の巨人育成・高橋洸選手 5打数1安打で9回に二塁打を放った
◇新潟・赤堀元之監督の話◇
「あと1本が出なかった。間曽が打者のタイミングを外して変化球で空振りを取ることができていた。NPBのチームが相手で挑戦者としてはいい形にできたのではないか。」
◇新潟・間曽晃平投手の話◇
「ブルペンはよくなかったが、試合に入ったら今までの感覚で投げることができた。(9回1死3塁のピンチでは)気持ちが入った。1点も取られたくないという気持ちだった。11回を1人で投げたのはBCに入って初めて。勝てればよかったが、最後まで集中を切らさず投げることができた」
<10日・長岡市悠久山球場>
新潟アルビレックスBC 5-5 巨人ファーム
巨人 010 020 020 =5
新潟 020 001 200 =5
(バッテリー)
巨人:今村、篠原、公文、笠原-河野
新潟:田村、渡辺貴、塚田、山口、雨宮-平野
新潟の先発・田村勇磨投手 5回を投げ3失点だった
7回裏、新潟・稲葉大樹選手兼任コーチが右越え三塁打を放ち2点を勝ち越し
5対5の同点に追いつかれた8回途中から古巣相手に登板し無失点の雨宮敬投手
巨人との交流戦を2引き分けで終えた新潟アルビレックスBCの選手たち
◇新潟・赤堀元之監督の話◇
「7回に勝ち越して、8回、9回と抑えて終わりたかった。(8回に登板の山口が)先頭への四球でがくっとなった。きょうは勝ちたかった。どんな相手でも勝てるような勝ち方が課題」
◇8回途中から古巣相手に登板した新潟・雨宮敬投手の話◇
「準備はしていた。向こう(巨人)」も僕を知っているし、僕も向こうを知っているし、やりやすい面はあった。もといたチーム打たれたくはなかった。できれば勝ちたかった」
(取材・撮影・文/岡田浩人)