第97回全国高校野球選手権・新潟大会を制し、12年ぶりの甲子園出場を決めた中越高校ナインの優勝報告会が27日、長岡市の同校体育館で開かれた。選手たちは激戦の疲れも見せず、堂々と入場し、全校生徒に甲子園出場への感謝と全国の舞台での勝利を誓った。
優勝報告会で堂々と入場行進する中越ナイン
本田仁哉監督は「この日、この場面を何度も夢見てきた。きのうまでの皆さんの声援が心強かった。甲子園という舞台は大きく、誰をも幸せな気持ちにしてくれる夢舞台。心を1つにして校歌を歌いたい」と感謝と決意を述べた。
斎藤颯主将は「ここまで来ることができたのも先生方、全校生徒の皆さんのおかげ。力になって選手も頑張ることができた。甲子園では自分たちの目標であるベスト8に向かって選手一丸となって頑張りたい」と抱負を述べ、甲子園での飛躍を誓った。
感謝と決意を述べる本田仁哉監督(中央)
八田元史校長は「きのうは本当に感動した。これで去年の秋、今年の春、夏と3本の優勝旗が揃い素晴らしいことで、創立110年の記念すべき年に堂々と戦ってくれた。甲子園で暴れてもらい、校歌を一緒に歌いたい。みんなで応援しているので頑張ってほしい」と激励した。
この後、選手たちはグラウンドでランニングやバント練習など軽めのメニューで汗を流した。斎藤主将は「改めて実感が湧いた。昨日はメンバーだけでなく、応援してくれた3年生に感謝の気持ちを述べた。この後も1日1日を大切にしたい。ここからが本当の勝負。自分自身は(ケガから)間に合わせられるように頑張りたい」と力を込めた。
夏の選手権大会は8月3日に組み合わせ抽選会がおこなわれ、6日に開幕する。
(取材・撮影・文/岡田浩人)