第128回北信越高校野球・新潟県大会は12日、悠久山球場と佐藤池球場で雨で順延となった準々決勝の残り2試合がおこなわれ、県央工と新発田中央が勝ち、ベスト4進出を決めた。あす13日の準決勝は日本文理-村上桜ヶ丘、新発田中央-県央工の2試合が悠久山球場でおこなわれる予定。
◆12日の試合結果◆
<悠久山球場>
準々決勝
新発田中央5-3中越(延長10回)
<佐藤池球場>
準々決勝
県央工2-0新潟工
◆13日の試合予定◆
<悠久山球場>
準決勝
10:00 日本文理-村上桜ヶ丘
12:30 新発田中央-県央工
<佐藤池 県央工2-0新潟工>
0-0の投手戦から県央工が終盤のチャンスに2点を入れ4強進出を決めた。
県央工・澤口渉、新潟工・増子遼の両投手が序盤から投手戦を展開し、走者を出した後も要所を締めた。
0-0で迎えた8回、県央工は死球と犠打で2塁に走者を進めると、4番赤塚悠真選手が左中間を破る適時二塁打で先制。さらに5番小成優斗選手の右前安打で1点を追加。この2点を挙げた。
県央工は5回から登板した赤塚悠真投手が新潟工打線に得点を許さなかった。
県央工の先発⑩澤口渉投手
新潟工の先発①増子遼投手
県央工の二番手⑧赤塚悠真投手
県央工の鈴木春樹監督は「澤口、赤塚の2人で完封勝ちできたのが大きい。攻撃はまだ春のレベル。3月の遠征で智弁和歌山など強豪校と練習試合ができ、選手の意識が甲子園に出るだけではなく、勝つためにどうしたらいいのかという方へ向いている。接戦ができているのも大きい」とコメント。
投打に活躍した赤塚悠真選手は「投手としてはいまのところゼロで抑えられているのは自信になっている。もっと変化球のキレ、制球を高めたい。(打つ方では)決勝打は外の変化球。上に行けばいくほど、いい投手がいるのでそこをどう打ち崩すか、しっかり練習したい」と上を見据えた。
(取材・文/岡田浩人)