新潟県高野連は13、14日の両日、加盟92校の主将を対象にしたリーダー研修会と、マネージャーを対象にしたスコア・アナウンス講習会を実施した。14日は新潟市江南区の新潟明訓高校で北支部を対象におこなわれた。チームをまとめるリーダーシップの育成と、球場アナウンス技術の向上などを目的に毎年この時期におこなわれていて、今年度で6回目の開催となった。
北支部のリーダー研修会 各校の課題や悩みの解決策を話し合った(14日・新潟明訓高)
各チームの主将が参加したリーダー研修会では、先月30日に発表された「新潟メソッド」についての説明やケガ防止のための実技講習の後、グループに分かれた分科会でグループ討議をおこなった。上級生と下級生の関係についての悩みを各校の具体的な状況を報告しながらどうあるべきかが話し合われたほか、スマートフォンの普及から高校生が日常的に使用する機会が増えたSNSへの向き合い方や各校のルールについて話し合うグループもあった。
アナウンス講習会の講師を務めた3年生 左から梅沢泉希さん、高野翠さん、須田純奈さん
アナウンス講習会に参加した1、2年生のマネージャー 声に出して練習をおこなった
マネージャーが参加した「アナウンス講習会」では、去年夏の選手権新潟大会で開会式や準々決勝以降のアナウンスを担当した3年生の梅沢泉希さん(白根)、高野翠さん(加茂)、須田純奈さん(巻総合)の3人が講師を務めた。イニングや守備位置の読み方、アクセントの注意点などを中心に指導を受けた。シートノック後のラインアップや選手交代時のアナウンスなど、具体的な場面に即し1人1人が声を出し確認した。
アナウンス講習会に参加した加茂暁星高校1年の吉井葉留紀さんは「引退した3年生の先輩からアナウンスについては聞いていたが、実際に体験すると思っていたよりも難しかった。特にアクセントに気をつけたい。中学の先輩が開会式の司会をしていたのを見て、自分もやってみたいと思った」と感想を話した。
(取材・撮影・文/岡田浩人)