ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは23日、長岡市悠久山球場で福島ホープスと対戦し、8対2で快勝。前期成績を4勝2敗1分とし、東地区の単独首位に立った。新潟は先発の田村勇磨が序盤に不安定な投球を見せたが、中盤以降立ち直り、8回1失点で今季初勝利を挙げた。新潟の次戦は24日(日)13時から同球場で武蔵ヒートベアーズと対戦する。
8回を投げ1失点 今季初勝利を挙げた新潟・田村勇磨投手(日本文理高)
◎23日の試合結果◎
新潟8-2福島
福島 010 000 001 =2
新潟 001 210 04× =8
(バッテリー)
福島:江村、大井、小林佑、杉山、中瀬、野原-笹平
新潟:田村、高井-宮沢
(本塁打)
福島:貴規2号(9回・ソロ)
3回、新潟が足立尚也選手の適時打で同点に追いつく
4回、新潟は稲葉大樹兼任コーチの内野安打の間にジョージが生還しこの回2点目
◇新潟・赤堀元之監督の話◇
「田村が根気よく投げた。3回の無死3塁のピンチを0で抑えたことで、少しずつ変わることができた。まだまだ物足りないが。1球だけ138キロが出たが、もっと投げることができるはず。ただきょうは1勝できてよかった。球数少なくも余力もあったので8回まで登板させた。合格点と言いたいが、そう言うと(田村のために)よくないので勝つことができてよかった」
◇今季初勝利を挙げた新潟・田村勇磨投手の話◇
「立ち上がりが悪かったが、(3回)途中からセットポジションに変えて、うまく体重移動ができた。いかに球速を出せるフォームで投げることができるか考えながら投げた。直球が走ることでチェンジアップが効いてくる。打者より自分との勝負だった。初勝利は欲しかった」
(取材・撮影・文/岡田浩人)