社会人の軟式野球の「第71回国民体育大会・新潟県予選会」の決勝リーグ戦が11日、長岡市悠久山球場でおこなわれ、北陸ガスがアルプス電気野球クラブと胎内市役所をくだし、3年連続となる優勝を決めた。北陸ガスは新潟県代表として8月26日から長野市で開催される北信越大会に出場し、国体出場を目指す。
3年連続優勝を決めた北陸ガス 8月26日からの北信越大会に出場し国体出場を目指す
◎11日の決勝リーグ戦の試合結果◎
①北陸ガス1-0アルプス電気野球クラブ
アルプス 000 000 000 =0
北陸ガス 000 001 00× =1
北陸ガスの先発・茂野康平投手(柏崎工高出身) 9回を投げ完封勝利
アルプス電気野球クラブの星龍之投手(帝京長岡高出身) 最速147キロを計測も1失点
6回裏、北陸ガスが1死1、3塁から
青木恵太選手(日本文理高出身)内野ゴロ失策の間に1点を入れる
②北陸ガス4-1胎内市役所
胎内市役 000 001 000 =1
北陸ガス 040 000 000 =4
胎内市役所の先発は元阪神・横山龍之介投手(日本文理高出身)
北陸ガスの先発は神田優投手(新発田南高出身) 2回には自ら2点適時三塁打を放った
胎内市役所の三塁手は昨季まで新潟アルビレックスBCに所属していた今井佑紀選手
◇北陸ガス・遠藤大介監督の話◇
「とりあえず一安心。選手がしっかり結果を出してくれた。1試合目はワンチャンスをものにできた。相手はあれだけの投手で苦しい展開になると思っていた。2試合目は2回の4点で楽になった。神田が自分で打って、投げてくれた。9回をしっかり投げてくれたのが大きい。ここ数年、北信越でなかなか勝ち抜くことができないが、今年は5県中4県が本国体に行けるので、何としても突破して期待に応えたい」
◇北陸ガス・神田優投手の話◇
「1試合目で茂野さんが投手として完璧な内容で勝ったので、それに負けじと続こうと思った。2回の適時三塁打は2死1、2塁で、こういう試合になるとワンチャンスをものにした方が勝つというのが軟式野球。バットの芯に当てようと必死にくらいついた。(投球は)楽になったので、低めに投げて打たせて取ってリズム作るよう心掛けた。(北信越大会は)ここ最近ずっと悔しい思いをしてきているので、何でもいいから勝ちたい」
(取材・撮影・文/岡田浩人)