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【NPB・大学野球】新津高校野球部OBが中日入団の笠原を激励

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中日ドラゴンズへの入団が決まった新潟医療福祉大4年の笠原祥太郎投手(22)のプロ入りを祝い、励まそうと、18日に笠原投手の出身校である新津高校野球部OBが新潟市秋葉区で激励会を開催した。OBからの激励に笠原投手は「一日も早く一軍で活躍する姿を見せたい」と決意を述べた。

笠原祥太郎投手(前列左から7人目)を囲んで記念撮影

渡辺良元OB会長(1975年卒)が「(プロ入りは)我が高校始まって以来のこと。全国から猛者が集まる中、自分との戦い、ライバルとの戦いが待っている。活躍を皆で祈っている」と挨拶。初代OB会長の永井基之さん(1953年卒)が「新津高校出身がプロに入ったことは夢のよう。いろいろな困難はあるかと思うが、負けず魂で克服していってほしい。中日のエースとしてマウンドに立つ日が一日も早く来ることを心から願っている」と激励した。

激励会には新津高校野球部OB約70人が集まり、笠原投手を激励した

来賓として招かれた新潟医療福祉大の佐藤和也監督は「笠原くんとの出会いは高校3年生の夏の大会で、新潟明訓の初戦で当たり、ギリギリ9回まで負けていた。もしあそこで笠原くんが勝っていたら、ウチの大学で野球をやったかどうか分からない」と笠原投手との出会いのエピソードを披露。「1、2年生の時はプロでやるような力はなかった。ただ彼は素直でコツコツやるタイプ。3年生の春のキャンプの時に『プロを目指します』と宣言した。そこから少しずつ課題を克服し、4年春に大活躍をしてリーグ2位にさせてもらった」と成長の過程を紹介した。その上で「プロの世界は大学よりも遥かに厳しい世界。ここでお祝いされた感謝の気持ちを込めて、まずはプロの水に慣れて、今までと同じような気持ちでコツコツと積み上げて、彼らしい投球ができることを期待している」と激励した。

佐藤和也監督が笠原投手の成長の過程をエピソードを交えて紹介した

お礼の挨拶に立った笠原投手は「自分が今、このようになっているのも新津高校の3年間があったからこそだと思っている。何らかの形で新津高校に恩返ししたい。そのために一日も早く一軍に上がり、活躍している姿を皆さんに見せられるように頑張りたい」と決意を述べた。

「一日も早く一軍で活躍する姿を見せたい」と決意を述べる笠原投手

激励会では全員で新津高校の校歌を歌い、笠原投手を送り出した。笠原投手の背番号は47と決定。1月上旬に新人合同自主トレに参加するため名古屋入りする。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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