新潟市秋葉区出身で巨人育成の高橋洸選手(23・日本文理高出身)とDeNAの飯塚悟史投手(20・日本文理高出身)、秋葉区出身で元ヤクルトの本間忠さん(39・日本文理高出身)、そして秋葉区出身で今年のドラフト会議で中日に4位指名され入団が決まった笠原祥太郎投手(22・新津高、新潟医療福祉大出身)の4人が講師を務める小学生野球教室が23日、新潟市秋葉区の体育館でおこなわれ、地元の小学生8チーム約200人が参加した。子どもたちは憧れの選手から投げる、打つ、守るなどの基礎的な動きの指導を受けた。
右から講師の高橋洸選手、飯塚悟史投手、笠原祥太郎投手、本間忠さん
野球教室はプロ野球選手に触れることで子どもたちに夢を持ってもらおうと新津少年野球育成会と秋葉区が主催して毎年12月に開催されている。今年は秋葉区出身の高橋洸選手とOBの本間忠さん、本間さんが指導した飯塚投手のほか、新たに秋葉区出身のプロとなる笠原祥太郎投手が初めて小学生の指導をした。
送球の際の足の動きを指導する高橋洸選手
笠原投手の出身チームでもある荻川少年スポーツクラブの高橋史佳主将(結小5年)は「体幹が必要だということが分かり、とても勉強になった。将来はプロ野球選手になって、笠原投手のようになりたい」と目を輝かせていた。
笠原祥太郎投手は「最初は緊張して何をしていいか分からなかったが楽しくできた。自分も小学生の頃に本間さんに教えてもらってプロは凄いと感じた。子どもたちのためになることを教えることができる存在になりたい」と話した。
また高橋洸選手は「遊びの動きを取り入れながら指導した。みんな飲み込みが早く、楽しくできた」と感想を話した。また今季について「三軍で試合経験をたくさん積ませてもらい、いい経験ができた。シーズンで44盗塁でき自信になった」と振り返り、「走塁という自分の長所を伸ばし、支配下獲得を通過点に一軍で二けたの背番号を付けた姿を子どもたちに見せたい」と来季への意気込みを語った。
子どもたちと握手をする高橋洸選手
(取材・撮影・文/岡田浩人)