ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCの球団社長補佐に就任した加藤健氏(35・新発田農業高出身)が7日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれた「野球塾」にスペシャルコーチとして初めて参加し、小学生を相手に笑顔溢れる指導をおこなった。加藤氏は「プロを目指す子どもたちの想像力が少しでも増えれば」と話し、地元への恩返しをスタートさせた。
ミットを持ち子どもたちと触れ合う加藤健氏 笑顔溢れる野球塾となった
新潟アルビレックスBCの野球塾は、火曜と木曜は新潟市で、月曜は三条市、水曜は長岡市で、それぞれ開催されている。毎回、選手や野球経験のある職員が指導しているが、今季は加藤氏がスペシャルコーチとして不定期で指導をおこなう。
野球塾は3クラスに分かれていて、この日は小学1~2年生が5人、3~4年生が約15人、5~6年生が約20人の参加があった。キャッチボールやトスバッティングなどの基本的な練習で、加藤氏がそれぞれにアドバイスを送った。
笑顔で子どもにトスをあげる加藤氏
指導を受けた東中野山小2年の木津雄大くん(8)は「投げる時に力が入り過ぎていると言われた。加藤さんは格好良かった。将来はプロ野球選手になって、加藤さんのようになりたい」と目を輝かせた。
新潟アルビレックスBCの池田拓史球団社長は「新潟県のトップを走って来た方と子どもが接する効果は大きい。これからも野球を頑張ろうと子どもたちも思ってくれるし、新潟県の野球界の活性化につながる」と“カトケン”効果に期待を寄せた。
加藤氏は「久しぶりに動いた。不定期だけれどアルビの野球塾のある場所(長岡、三条)にも行きたい。プロを目指す子どもたちの想像力が少しでも増えれば」と意気込みを話した。また「子どもに『カトケンだ~』と言われたが、もう少ししたら『カトケンさん』と躾けなければ」と話し、笑顔を見せた。
小1~2年生クラスの5人と記念撮影
◎新潟アルビレックスBCの公式ホームページから『野球塾のご案内』◎
http://www.niigata-albirex-bc.jp/index.php/school/
(取材・撮影・文/岡田浩人)