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【BCL】ガーナーがサヨナラ本塁打 新潟が今季初勝利

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは9日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムでのホーム開幕戦で今季参入した栃木ゴールデンブレーブスと対戦し、3対2でサヨナラ勝ちし今季初勝利を挙げた。2対2の同点で迎えた9回裏に新外国人のガーナーが劇的な左越えサヨナラ本塁打を放った。入場者数は1861人だった。新潟の前期通算成績は1勝1敗。次戦は12日(水)に富山県高岡市で富山サンダーバーズと対戦する。

9回裏、左越えサヨナラ本塁打を放った新潟・ガーナー

◎9日の試合結果◎
新潟3-2栃木
栃木 000 100 100 =2
新潟 200 000 001×=3
(バッテリー)
栃木:ウーゴ、前田、●小林(1勝1敗)-八木
新潟:中西、○渡辺雄(1勝)-前田
(本塁打)
新潟:ガーナー1号(9回・ソロ)

◎戦評◎
新潟は初回、相手の失策で出塁した走者を2塁に置き、三番・三木がレフトに適時二塁打を放ち先制。さらに続く四番・纐纈の中前適時打で1点を追加した。

新潟の先発・中西は立ち上がりからテンポの良い投球が続いたが、4回と7回に先頭打者を出してしまい失点。7回95球を投げ2失点で降板した。2番手で登板した渡邊雄が8、9回で打者6人を相手に無安打3奪三振の完璧な内容で抑えた。

新潟は2対2の同点で迎えた9回裏、先頭のガーナーが左越え本塁打を放ち、劇的なサヨナラ勝ちで今季初勝利を飾った。

試合開始前、審判団と新潟・加藤博人監督(右から3人目)と栃木・辻武史監督


新潟の先発は3年目の中西啓太 7回を投げ2失点だった


1回裏、1死2塁から三番・三木怜拳がレフト右に適時二塁打を放ち先制


1回裏、先制打の三木(写真)が、続く纐纈隼基の適時打で生還し2点目


8回から登板し、2回を無安打3奪三振の好投 渡邊雄大(右・中越高出身)


9回裏、サヨナラ本塁打を放ったガーナー(右から2人目)を歓喜の和が包んだ


試合後、ガーナー(右から3人目)を祝福する加藤監督


ガーナーはお立ち台で感想を聞かれ、「ニイガタ、サイコーデス!」

◇新潟・加藤博人監督の話◇
「よかった。大差では勝てないと練習の時から分かっていた。僅差の試合が続くと思っていた。1点差で勝ててよかった。投手はきのう本塁打2本の反省が出て、少ない失点で抑えてくれた。栃木の先発・ウーゴがいい投球だったので、そう点を取ることはできないなと予想していた。中西が最少失点でイニングを切り抜けたのが勝ちにつながった。(ガーナーは)まさか一発で決めるとは思わなかった。よくボールが見えていた。1つ勝つのがこんなに大変なのかと思った。これで落ち着いて試合ができると思う。接戦の試合が多くなると思うが、相手より1点でも多く取って、モノにして、最後はみんなで喜びたい」

◇サヨナラ本塁打の新潟・ガーナー選手の話◇
「ニイガタ、サイコ―デス。(打ったのは)チェンジアップ。(サヨナラ本塁打は)初めて。いい感触だった。チームとしてチャンピオンシップを目指し、個人的にはそのために役に立ち、NPB(日本野球機構)に移ることができたら。(サポーターには)応援がありがたかった。次の試合でも会いましょう」

◇2回を投げ無安打投球で勝利を呼び込んだ渡邊雄大投手◇
「調子はいい。オフに2か月修業に行ったオーストラリアでいろいろと試すことができた。去年は左打者を抑えることがやっとだったが、今年はいい意味で頑張らないでも左打者を抑えることができ、右打者にも余裕を持って対峙できている。気持ちに余裕ができ、大胆に攻めることができている。右へのツーシームを意図的に変化させ精度が上がった。左打者へのスライダーも何種類か投げている。打者の反応を見ながら投げることができている。1イニングに1~2個、三振を奪うことができるようにと思いながら投げている」

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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