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【高校野球】第101回新潟大会が開幕 開会式で「フェアプレー」誓う

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夏の甲子園出場を懸けた「第101回全国高校野球選手権・新潟大会」が6日、開幕した。新潟市のハードオフ・エコスタジアムで開会式が行なわれ、参加77チーム(85校)の選手たちが行進した。選手宣誓では新潟向陽の大滝和真主将が「スポーツマンシップに則り、フェアプレーに徹し、よき勝者、よき敗者を目指します。最後の一球まで諦めず、プレーで恩返しすることを誓います」と力強く述べた。大会は8日から1回戦が始まる。順調に日程が進めば24日に決勝戦が行われ、代表チームが決まる。

選手宣誓で「フェアプレー」を誓った新潟向陽の大滝和真主将

開会式では昨夏優勝校の中越を先頭に、準優勝の新発田、今春優勝校で第1シードの日本文理、第2シードの三条が続いた。シード校から順に行進し、組み合わせの若い番号から順に一般校が入場。連合5チームを含む77チームが約35分間かけて行進を行った。先導役は糸魚川の3年生女子部員である永野蛍さんが務めた。

行進の先導役を務めた糸魚川3年・永野蛍さん

新潟県高野連の富樫信浩会長は挨拶で「現在、野球を取り巻く状況は憂慮すべきものとなっているが、皆さんの野球にひたむきに取り組む姿が次代を担う子どもたちに大きな夢を与えてくれるものと確信している。ぜひ野球の将来に光射すようなプレーを期待している」と選手を激励した。

開会式では最後に新潟向陽の大滝和真主将が約2分間にわたる選手宣誓を行った。以下、宣誓の全文を掲載する。

「宣誓 私たち高校球児は野球を愛しています。今、この舞台に立つことができているのは、今まで支えてくださった家族、仲間がいたからです。高校では野球を楽しむことを学び、新しいことに挑戦することを学び、失敗経験を生かすことを学び、そして、戦う以前に日頃の大切さを学びました。私たちはスポーツマンシップに則り、フェアプレイに徹し、試合後はよき勝者、よき敗者を目指します。相手、仲間を尊重し、どんな困難にも立ち向かう勇気を持ち、私たちの野球を愛してくださった全ての方々に感謝し、最後の一球まで諦めず、プレーで恩返しすることを誓います。新時代・令和は私たち高校球児がつくっていきます」

◇選手宣誓を行った新潟向陽・大滝和真主将の話◇
「たくさん練習してきた。暗記するのは得意だったが、こういう舞台で緊張して言葉が出なくなるのではと不安だった。少し間が空くところはあったが、やり切ったという気持ち。(スポーツマンシップという言葉は)入れたかった。内容は(佐藤達夫)監督や仲間と相談した。主将に就任した後、最初は部員にどう指示したらいいのかわからなかったが、仲間からアドバイスをもらって助かった。(試合では)チームを引っ張りたい」
開会式の司会を務めたマネージャー4人。左から新潟東・上村莉乃さん、新潟・黒石楓さん、万代・佐藤優里さん、小出・星桃花さん

◇新潟東・上村莉乃さんの話◇
「程よい緊張感で皆さんにいい声を届けられたのではと達成感がある。他のマネージャーの気持ちや一緒に練習してくれた人、親に感謝の気持ちを込めた。(初戦へ)マネージャーとして精いっぱいのできることをしたい」

◇新潟・黒石楓さんの話◇
「明るく、お客様に聴き取りやすいアナウンスを心掛けた。終わってほっとしている。選手が退場する姿を見て、いよいよ夏の大会が始まるという気が引き締まる思いがした。(初戦へ)上を目指して、選手にはがむしゃらにプレーをしてほしい。選手を最後まで支えたい」

◇万代・佐藤優里さんの話◇
「間違えなくてよかった。1年生の頃からプラカードを持って歩いて、アナウンスを聴いていた側だったので、ずっと夢だった開会式でのアナウンスができ、高校名を呼ぶことができてうれしかった。(初戦へ)選手にいろいろお世話になってきた。感謝を込めて、全力で応援をしたい」

◇小出・星桃花さんの話◇
「終わったという達成感と、もう終わってしまったのかという寂しさも少しある。笑顔で、テレビの向こうで見ている友達に届くようアナウンスした。(初戦へ)ここまで来ることができたのはみんなのおかげ。感謝の気持ちを表し、最後までみんなで支えて後悔のないようにしたい」


小学生と高校生がキャッチボールで交流◎

新潟県高野連は開会式後、小学生と高校生によるキャッチボールを実施した。子どもたちから野球の楽しさを感じてもらい、将来にわたって長く野球を続けてもらうことが目的で、去年に続き2回目の開催。新潟市内など約80人の小学生が参加し、ユニフォーム姿の高校生とキャッチボールやゴロ捕りを楽しんだ。


◎8日(月)の1回戦の試合予定◎
<鳥屋野>
①新津南(9:00)新潟
②新潟向陽(11:30)新潟第一

<五十公野>
①新発田中央(9:00)豊栄
②加茂(11:30)新津工

<佐藤池>
①久比岐・柏崎総合(9:00)高田農・高田商
②高田北城(11:30)小千谷西
③糸魚川白嶺(11:30)帝京長岡

(取材・撮影・文/岡田浩人 撮影/頓所理加)


【高校野球】糸魚川白嶺が秋4強の帝京長岡に競り勝つ 新潟大会1回戦

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夏の甲子園出場を懸けた「第101回全国高校野球選手権・新潟大会」は8日、3球場で1回戦7試合が行われた。鳥屋野球場の第1試合では新潟が終盤に新津南を突き放しコールド勝ち。佐藤池球場の第3試合では糸魚川白嶺が昨秋ベスト4の帝京長岡を延長の末にくだし、2回戦に進出した。9日は3球場で1回戦6試合が予定されている。

佐藤池③糸魚川白嶺4-3帝京長岡
延長戦の末に勝利し、喜ぶ糸魚川白嶺の選手たち

◎8日の1回戦の試合結果◎ ※記録は新潟県高野連発表
<鳥屋野>
①新潟8-1新津南(7回コールド)

(バッテリー)
新 潟:須栗久善、遠藤彰-田中雅大
新津南:向井優輝、佐藤岳-田澤将
(二塁打)
新 潟:田中雅大(1回)、須栗久善(6回)、笹川拓馬(7回)
(三塁打)
新 潟:笹川拓馬(6回)
(本塁打)
新津南:田澤将(6回・ソロ)

②新潟第一3-1新潟向陽

(バッテリー)
向陽:阿部佑真、大滝和真、大澤成翔-栗林昌吾
第一:小嶋弘人、近藤想真-北田凜太朗
(二塁打)
向陽:佐々木歩夢(4回)
第一:北田凜太朗(6回)、小林篤史(8回)
(三塁打)
向陽:大澤成翔(4回)


<五十公野>
①新発田中央10-0豊栄(6回コールド)

(バッテリー)
豊栄:木竜快音-吉川遼
中央:後藤悠太、久世大成、松田頼依-黒井一揮
(二塁打)
中央:黒井一揮(3回)、宮澤遼介(5回)
(三塁打)
中央:宮澤遼介(1回)、渡辺詢介(1回)、曽我虹司(6回)

②新津工7-0加茂(7回コールド)

(バッテリー)
新津工:太田幹也-宮本和輝
加 茂:佐藤賢斗、金子優也、塚田大輝-坪谷陸斗
(二塁打)
新津工:酒井光稀(4回)、宮本和輝(5回)、比企一歩(6回)
加 茂:坂井紅大(4回)


<佐藤池>
①高田農・高田商9-2久比岐・柏崎総合(8回コールド)

(バッテリー)
久比柏総:大瀧響介-棚岡潤一
高田農商:上野飛鳥-久保柊真
(二塁打)
久比柏総:棚岡潤一(2回)、高橋紀裕(3回)
高田農商:風間晴喜(1回)

夏の新潟大会では初めてとなる連合チーム同士の対決となった


久比岐柏総の先発①大瀧響介(久比岐3年)


高田農商の先発①上野飛鳥(高田商1年)


2回表、1点を追う久比岐柏総は主将の七番・田邉堅也(柏崎総合3年)の右前適時打で同点に追いつく


4回裏、高田農商は内野ゴロの間に1点を勝ち越した後、風間晴喜(高田商3年)の中前適時打でさらに2点を追加。4-1とリードを広げる


5回裏、高田農商は浅沼祐輝(高田商1年)の中前適時打で2点を追加


牛木晃一監督の話を聞く久比岐・柏崎総合の選手たち

◇高田農商・大島勉監督(高田商監督)の話◇
「去年夏(の後)から連合チームで、お互いに言いたいことを言える間柄になってきた。平日はそれぞれのグラウンドで練習をしてきた。休日に一緒に練習した時にサインプレーなどの確認をしてきた。(1年生左腕の)上野はこれまであまり球数を投げさせないようにしてきたが、行けるところまでという形で考えていた。(春から)ある程度、力はついてきた。ストライク先行でよかった。楽しみにしている投手。(風間主将の適時打は)春の大会では最初の打席は1球も振らずに三振だった。ずっと調子が悪かったが、いい打撃だった。(次戦は三条と対戦だが)できることをしっかりやれるかどうかだけ。課題はあるが、ぶつかるだけ。最後まで粘り強くやってもらいたい」

◇高田農商・風間晴喜主将(高田商3年)の話◇
「秋春とコミュニケーションが上手くできなかった部分で負けてしまった。夏はしっかりコミュニケーションは取れ、打線も上手くつながった。率直にうれしい。連合チームの中で一番強いと証明したかったし、単独チームにも負けないという思いがあった。(工夫したのは)土日の休憩時間でもコミュニケーションを取るようにした。(4回の適時打は)変化球。秋春と打てず、借りを返したかった。チームのために一本が出てうれしかった。(次戦は三条が相手で)第2シードだが、粘って、つないで1点ずつ取っていければ」

◆久比岐・柏崎総合・田邉堅也主将(柏崎総合3年)の話◆
「(2回の適時打は)内角の球。詰まった感じがした。(春は連合を組んでいた柏崎常盤が単独出場となり)不安はあったが、みんなが支えてくれた。明るく、元気のあるチームだった。(後輩へは)これから3年生が抜けて人数が少なくなるが、できればこの2つの学校での連合でやってほしいので人数集めから頑張ってほしい。(3年間は)充実していた。牛木監督から1年生の頃から指導していただいた。怒られたこともあったが、期待しているからだと言われた。『人として、選手として、強くなれ』と言われてきた。人として大切なことを教えてもらった」

②高田北城11-9小千谷西

(バッテリー)
高田北城:安達大輔、蓬田千尋、安達大輔-中嶋大輝
小千谷西:浅見良太、片桐輝也、浅見良太-星野駿平
(二塁打)
高田北城:牛木研志2(3回、5回)、渡辺皓太(8回)
小千谷西:山之内陽夏2(3回、5回)

小千谷西の先発③浅見良太(2年)


高田北城の先発①安達大輔(2年)


2回表、高田北城は満塁からの押し出し死球で先制後、牛木研志(2年)の左前適時打などで計6点を先行


小千谷西は2回途中から主将①片桐輝也(3年)が登板


8点差を追う小千谷西は3回裏、満塁から併殺崩れの間に1点を返し、四番・山之内陽夏(2年)の左越え適時二塁打で2点追加


6回裏、小千谷西が阿部斗真(2年)の三ゴロ失策の間に1点返し3点差に。小千谷西は最後まで粘りを見せた

◇高田北城・辰尾健太監督の話◇
「夏に勝つのは大変なんだなと改めて実感した。選手も感じたと思う。(コールドもと)正直頭になかったわけではないし、選手も少し思ってしまったところが、ちょっとした走塁のスキなどに出てしまい、こういう展開になってしまった。いい薬にして、反省すべきところは反省したい。その中でもいい形で得点できている、守ることができているところもあったので、次につなげたい。(牛木は)絶不調だったが、ここぞの場面で打ってくれて助かった。(安達の出来は)いい球はよかったが、直球を叩かれ、カウントを取る変化球を叩かれ、ちょっと弱気になってしまった。中盤に開き直った時はいい球が来ていた。1試合通じてできるだけのメンタル面がついてくれば。このチームの3年生は力のない状態で入学し、自分たちでも上の2学年に比べれば力がないと自覚していたと思うが、一生懸命野球に向き合ってくれた。成長率では私が北城に来て一番伸びてくれた選手たち。これをステップにして、もう1つ、シード校相手に挑戦者としてしっかり戦ってくれるのでは。(高田は)母校としてはあまり意識していない。隣の学校として負けられないと思っている」

◆小千谷西・松坂章監督の話◆
「チームの調子も、投手の調子もよかったので、(8点差も)選手の気持ちが切れなければ何とかなるかなと思っていた。もう少し失点が何とかなるかと思っていたが、夏の初戦で緊張もあった。守りも攻撃も、あと少しというところだったが…今までならば前半のままに行ってしまったり、後半も広げられたり、というチームが、こういう競った試合を最後までやってくれるようになったところは物凄く成長を感じられる。1、2年生には悔しい思いを何とかしてほしい。今の1年生は小千谷市内の中学の野球部員が少ないので仕方がないが、地元の選手が地元の高校を目指してくれるような学校になればと思う。きょうは負けたが、粘り強い試合をしたので今後につながってほしい」

◆小千谷西・片桐輝也主将の話◆
「悔しい。あと2点だったのでもう少しだった。(8点差がついたが)前半だったので松坂監督からは『1点ずつ取れば、同点に追いつける』と言われていた。1点1点集中した結果、(3回に)4点を取ることができ、全員で取ることができた9点だったと思う。3年生が2人だけだったが、2年生も試合に一緒に出ていた。3年生が抜けても、2年生が経験をいかして頑張ってほしい。同期が少なかったが、今の2年生が新入学生でたくさん入ってくれて感謝している。(今後の野球との関わりは)就職を考えているが、野球と離れることは無理なので、何かしら野球に携わりたい」

③糸魚川白嶺4-3帝京長岡(延長10回)

(バッテリー)
白嶺:小野圭悟-松尾将聖
帝京:大塚翔太、大川寅一、塚田大輔-寺本健太郎
(二塁打)
帝京:伊林佑磨(1回)
(三塁打)
白嶺:結城廉(1回)

帝京長岡の先発⑩大塚翔太(3年)



1回表、糸魚川白嶺が安打と暴投で二塁に渡邉翼(3年)を置き、三番・結城廉(3年)が中越え三塁打を放ち、1点を先制。この後、犠飛でさらに1点追加


糸魚川白嶺の先発①小野圭悟(3年)



1回裏、帝京長岡は四球の酒井蒼太(3年)が二盗、三番の伊林佑磨(3年)の適時二塁打で1点を返す


帝京長岡は3回から⑪大川寅一(1年)が登板


帝京長岡は7回からエース①塚田大輔(3年)が登板



8回裏、帝京長岡は1死1、3塁から奥村睦斗(3年)の犠飛で同点に


8回裏、帝京長岡は羽賀陸統(3年)の左前適時打で1点を勝ち越し


9回表、糸魚川白嶺は2死走者なしから、四球をきっかけに連打で満塁の好機を作り、渡邉翼の遊内野安打が適時打となり、土壇場で同点に追いつく



延長10回表、糸魚川白嶺は安打で出塁の結城廉を三塁に置き、小野圭悟の中犠飛で1点を勝ち越し

◇糸魚川白嶺・丸山卓真監督の話◇
「今までの中で一番〝ゲーム〟をした。主将が勝って先攻を取った。試合はとにかく粘れと話していた。三番(結城)と四番(三宅)には打撃で行こうと話していた。それで最初に先制点を取れた。5点、6点の失点はあってもいいから、結果的にウチが最後に1点勝っていればいいと話していた。驚いたのは(8回に)2点を取られて、終わりかなというところを、選手が積極的に走塁を仕掛けた。結果的にアウトの走塁はあったが、あそこで消極的な走塁をしていたら、向こうから『置きにきている』と思われるので、あの走塁でOKだと言っていた。何はともあれ、13人と(ベンチメンバーが)少ない中でこういうゲームをできたことは非常によかった。(小野投手は)立ち上がりがいつも悪いが、後半からよくなった。(春の大会で)糸魚川高校が新潟明訓に対して、本塁打でカンカンと打った。あれを学ばなければと話していた。私立の強豪を相手にするならば先制パンチがなければと。三番、四番には本塁打を狙えと言っていた。本塁打はなかったが、いい打球が打てた。(15安打は)打ちましたね。練習試合ではいろいろな相手にずっと負けていた。(抽選結果を聞いて)主将に『どこを引いているんだ』と思ったが、勝つ時はこんなものかと思う。ウチは存続のかかった公立。人数が少ないところが生き残るためにはジャイアントキリングが大事。糸魚川の中学生に勇気を与えられたなら。(次戦は新潟産大附だが)同じ気持ちで行く」

◇糸魚川白嶺・小野圭悟投手の話◇
「練習試合から10回以上を投げる練習をしていた。スタミナも残っていた。楽しく投げることができた。とにかく腕を振って、制球を間違えないように意識した。8回に逆転され、厳しいなと思ったが、そこを踏ん張ることができ、9回にみんなが追いついてくれて助かった。(10回の犠飛は)前の2人が出てくれたので、とにかくバットに当てようという気持ちで打席に入った。振り切ることだけを考えた。芯でとらえ、最後の一押しまでできた。(10回裏は)1点差を楽しむことができた。走者二塁でも落ち着いていた。(春は3回戦でコールド負けだったが)春は変化球と直球の腕の振りが違っていた。それを直すため、変化球の腕の振りを意識してきた。抽選が決まってから絶対に勝とうと思っていた。(次戦へ)厳しい戦いになると思うが、初回から飛ばして最少失点に抑えたい」

◆帝京長岡・酒井蒼太主将の話◆
「監督が代わった後に『あいさつや返事、時間厳守からやっていこう』と言われ、そこから見直して、取り組んできたが、まだ足りなかった。(初回の失点で)先制点を取って勢いづけていこうと思っていたところに2失点だったが、1点ずつ返していこうと思っていた。練習試合でもこういう展開はあった。(8回に逆転して)負けたくないという気持ちで全員に声をかけ、逆転できたが、(10回に勝ち越され)相手の方の負けたくないという気持ちが強かった。(後輩へ)必ず甲子園で勝つことを目標に、一日一日を大切にして練習に取り組んでほしい。(野球は)大学に進学して続けたい」


◎9日の1回戦の試合予定◎
<鳥屋野>
①新潟青陵(9:00)巻総合
②佐渡総合(11:30)新潟北

<五十公野>
①新発田商(9:00)新津
②新潟東(11:30)新潟西

<佐藤池>
①長岡高専(9:00)柏崎
②分水村松阿賀野(11:30)上越

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】新潟青陵が1点差を逃げ切る 新潟大会1回戦

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夏の甲子園出場を懸けた「第101回全国高校野球選手権・新潟大会」は9日、3球場で1回戦6試合が行われた。鳥屋野球場の第1試合では新潟青陵が巻総合の追い上げを振り切り、1点差で逃げ切った。五十公野球場の第2試合では新潟西が新潟東をくだした。10日は試合がなく、11日に6球場で2回戦16試合が行われる。

鳥屋野①新潟青陵5-4巻総合
9回に登板し、三者凡退に抑えて喜ぶ新潟青陵⑬鈴木隼輔(1年・右)

◎9日の1回戦の試合結果◎ ※記録は新潟県高野連発表
<鳥屋野>
①新潟青陵5-4巻総合

(バッテリー)
巻総:山崎真翔-岡﨑携
青陵:阿部陽太、栗山晃、内藤陽介、鈴木隼輔-櫻井佑馬
(二塁打)
巻総:神田竣輔(6回)、本多祥太(8回)
青陵:梅野慶太郎(1回)、栗山晃(3回)、内藤慧太(7回)

②佐渡総合30-1新潟北(5回コールド)

(バッテリー)
新潟北:水野裕大、長谷川颯
佐渡総:佐藤璃周-本間拓磨
(二塁打)
新潟北:水野裕大(1回)、小原陽太(4回)
佐渡総:伊澤陸斗(2回)、清水大貴(3回)、安藤大毅(4回)
(三塁打)
佐渡総:本間拓磨2(3回,4回)、和田知志(3回)、大澤峻斗2(4回、4回)


<五十公野>
①新発田商5-2新津

(バッテリー)
新発商:小林駿-石井裕貴
新 津:丸山大祐、近藤喜洋-石塚山人
(二塁打)
新発商:小林駿2(1回、5回)
新 津:米田健吾(6回)
(三塁打)
新発商:阿部凌馬(3回)
新 津:丸山大祐2(7回、9回)

②新潟西9-4新潟東

(バッテリー)
新潟東:信國吉海、三代川竜稀-高橋優輝
新潟西:田辺隼人、関口来輝-長田義志
(二塁打)
新潟東:田村慶悟(8回)
新潟西:田辺隼人2(1回、3回)、佐々木勇成(3回)
(三塁打)
新潟西:若杉歩弥(8回)


<佐藤池>
①柏崎8-0長岡高専(7回コールド)

(バッテリー)
柏崎:伊部大輝-村山颯太
高専:阪田竜士、吉岡虎之介-伊部雄喜
(二塁打)
柏崎:鈴木仁人(3回)、藤澤侑輝(7回)
高専:近藤陽斗(2回)

②上越19-0分水村松阿賀野(5回コールド)

(バッテリー)
分村阿:柄沢瑞熙-吉田勝斗
上 越:小俣竜也、神林僚太、笹屋丈太郎-宮橋康太
(二塁打)
上 越:佐藤葵2(1回、3回)、青木翔(4回)
(三塁打)
上 越:清水達弥(4回)、滝澤周(4回)、半田唯人(4回)、宮橋康太(4回)


◎11日(木)の2回戦の試合予定◎
※10日(水)は試合なし
<鳥屋野>
①日本文理(9:00)新発田中央
②開志学園(11:30)新潟

<五十公野>
①北越(9:00)新潟第一
②新津工(11:30)村上桜ヶ丘
③村上(14:00)新発田農

<みどりと森>
①新潟江南(9:00)新潟工
②佐渡(11:30)中条
③巻(14:00)敬和学園

<悠久山>
①高田農商(9:00)三条
②中越(11:30)関根学園
③上越総合技術(14:00)長岡商

<佐藤池>
①見附(9:00)長岡農・正徳館・栃尾
②柏崎工(11:30)海洋
③長岡工(14:00)三条東

<ベーマガ>
①十日町(9:00)小千谷
②塩松十総(11:30)新潟県央工

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】それぞれの夏・・・ケンシロウが起こした“奇跡”

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第101回全国高校野球選手権・新潟大会で、45年ぶり3度目の甲子園出場に挑む古豪・長岡商に、試合には出場しない3年生がベンチ入りしている。背番号20の植村拳士郎(17)である。入学時、体は小さくて体力がなく、「本当に3年間、高校野球を続けられるのだろうか」と周囲が心配する中、植村はコツコツと努力を続けた。「自分にしかできないことを考えよう」と説く佐藤忠行監督(44)の指導のもと、自らができることを模索した。大会1か月前、自分だけの“引退試合”に臨み、自分自身に、そしてチームに、ある“奇跡”を起こした。

長岡商の背番号⑳植村拳士郎(3年) 裏方としてベンチからチームを支える

長岡市の長岡商グラウンド。夕闇が近づく中、打撃練習を終えた部員たちがクールダウンのために外野へ向かう。その中で、3年生の植村はボール整理や道具の片づけに汗を流す。1か月前、植村はプレーヤーを“引退”した。今は部員たちのサポート役に徹している。

「ケンシロウ」

佐藤監督や部員たちは親しみを込めて植村をそう呼ぶ。名前の由来は、父親が漫画『北斗の拳』のファンだったこと。主人公・ケンシロウのように「強い子になってほしい」と願いが込められた。植村自身も「気に入っている」という名前だ。

しかし入部当時、植村は「違う意味で目立っていた」と佐藤監督は言う。

「身長は160センチもなく、体重も50キロ以下で、とにかく体が小さく、体力がありませんでした。『本当に高校野球をやるのかな』と思ったくらい。ボール回しをしても、山なりの球しか投げることができず、少し速い球が来るとはじいてしまう。雨の日に格技場で素振りをしていたら、握力が弱ってバットが飛んでしまい、ガラスを割ってしまった。部員に当たらなくてよかったと胸をなで下ろしたこともありました」

高校野球を指導して20年余。初めて出会うタイプの部員だった。「まずは、体力づくりから始めよう」という佐藤監督のもと、植村はコツコツと努力を重ねていった。


クールダウンに向かう部員の横で、黙々と後片付けをする植村。大会前の1か月、チームのためにサポート役に徹してきた

植村が野球を始めたのは小学5年生の時。地元・栃尾の少年野球チームに入った。きっかけは父親から「根性をつけなさい」と言われたことだった。植村は振り返る。

「それまでほとんど運動をしたことがありませんでした。野球をすることで周りとつながることができれば、とも思いました。それまでは少食だったのですが、野球を始めたことで、ご飯をたくさん食べられるようになりました」

子どもの頃、野球以上に大好きだったのが、仮面ライダーやヒーロー戦隊もののテレビ番組。「かっこよかった。戦隊ものは1人1人のキャラクターが違い、野球に似ている部分があります」と目を輝かせる。小学生の頃からのチームメイト・若杉元春(3年)は「仮面ライダーが好きで、よく動画を見ていました。正義感が強かった」と植村の印象を話す。

そんな植村が中学1年生の夏、テレビに映し出される甲子園大会を見て、高校野球のとりこになった。

「日本文理高校の飯塚悟史投手(現・DeNA)の甲子園での力投を見て、高校野球をやりたくなりました。みんなで力を合わせて勝つことが楽しそうだな、と思いました」

長岡商に入学後、野球部に入部するのに迷いはなかった。ただ、他の部員に比べて実力、体力面で劣っているのは自覚していた。打席で強いスイングができない。守備でもミスをしてしまう。「何度かやめようと思ったことはあった」と打ち明ける。

転機は佐藤監督から掛けられた言葉だった。

「おまえにしかできないことは何だろう?それを考えよう」

佐藤監督は言う。

「体が小さくても、打席で投手のボールを見極めたり、ここぞの場面でバントを決めることができたり…そういう役割で生きられる選手もいるんじゃないか、そう言いました。ウチは部員の人数が限られていますが、だからこそ指導には差をつけたくない。それぞれが秀でるものがあれば、プレーだけでなく、例えばバットボーイやボールボーイを一生懸命やる子、ベンチの中で整理整頓ができる子…人としての姿勢は何ら変わらない。むしろそういうことができる、そういうことで生きようとする、みんなのために尽くす、という気持ち、目立たたなくても自分の役割を一生懸命果たそうとすることは、社会に出てから最も大切なことなのではないか…自分自身、ケンシロウと出会って考えさせられました」

それから植村は積極的にバント練習を行った。ベンチの荷物を片付けるなど裏方仕事にも汗を流した。同期のエース左腕・目黒宏也(3年)は「実力や体力面では他の部員よりも劣っているかもしれないが、1つのことに集中し、途中であきらめない性格で、ベンチではいつも相手の配球を研究している。それがケンシロウの個性」と認める。

植村も自分自身が高校野球で変わっていくのを感じていた。

「佐藤先生から“役割”を与えてもらい、バントの練習をするのが楽しくなりました。練習試合で送りバントを決めるとうれしかった」


長岡商の佐藤忠行監督 1992年夏の優勝校・長岡向陵の五番打者として甲子園に出場した経験を持つ

今年6月2日に行われた栃木翔南との練習試合。2試合目に九番・DHで先発出場した植村はスクイズを空振りしてしまうなど、いいところなく3三振を喫してしまう。

翌日、佐藤監督は格技場に植村を呼び、ある決断を伝えた。

「おまえを選手として夏の大会で使うことは、ない。その代わり、選手を支える側として夏の大会まで専念してくれないだろうか」

悩んだ末の決断だった。

「チームが夏に勝つという目的に対し、ケンシロウがどういう役割を果たすことがチームのためになり、そして成長に繋がるのかを考えた末での決断でした。ケンシロウには、荷物整理をしたり、ベンチで配球のメモを取ったり、ボールボーイやバットボーイなどを進んでやっていることをずっと見ていたこと、その存在がいまやチームにとっては大きなものであることを伝えました」

その言葉をじっと聞いていた植村の頬を涙が伝った。

「佐藤先生の自分への気持ちがすごく伝わってきました。他のメンバーのサポートに徹しようと決めました」

そこで佐藤監督は植村に2つ約束した。

「1つは夏の大会で背番号20を与えること。まだベンチ入りメンバーも発表していない時期でしたが、ケンシロウが第1号のベンチ入り決定者でした。もう1つはその週末の福島遠征の練習試合で、必ずケンシロウを1試合フルで出すから、その試合をプレーヤーとしての“引退試合”としよう、ということでした」


打撃練習ではマシンにボールを入れる役割を買って出る

6月9日、福島・会津高との練習試合。

九番・ライトで先発出場した植村は5回の第2打席でセンター前に「今までで見たことがない当たり」(佐藤監督)というヒットを放つ。植村自身、「自分でも打ったことがないヒット。初めての感覚でした」という当たり。高校3年間で体力がついたことを実感した。一塁ベース上からベンチを見ると、自分のことのように喜ぶ仲間たちがいた。

7回、第3打席の植村が空振り三振に倒れ、二死。そのまま一番打者も倒れ、チェンジとなった。残された2イニングの攻撃で、2人出塁しなければ最終回に植村の打席が回ってこない。佐藤監督が8回の攻撃が始まる前に、円陣で檄を飛ばした。

「必ずケンシロウに回せ!」

すると、8回に打者が1人出塁した。迎えた9回、「いつもはボール球に手を出してしまう」(佐藤監督)という六番打者・小野塚樹(3年)が粘って四球を選び、一塁へガッツポーズで向かう。続く酒井翔真(3年)が送りバントを決め、一死2塁。八番の若杉は倒れたが、二死2塁で植村に打席が回って来た。ベンチの全員が大きな声で植村を後押しした。

植村は“最後の打席”、全力でバットを振った。

結果は空振り三振。試合には敗れたものの、自分が持っている力は全て出せた、と感じた打席だった。「悔いはないか?」と佐藤監督から尋ねられた植村は、「はい」とはっきりとした声で返事をした。監督から手を差し出され、しっかりその手を握り返した。「やり切った」という思いが込み上げてきた。

佐藤監督は「監督人生で初めて経験する、不思議な、奇跡のような試合だった」と振り返る。

「部員たちには、いつもは『人のため』とおまえたちは言うけれど、本当の『人のため』というのはこういうことじゃないのか、と言いました。いつも、『アイツに回せ』と言っていたことが、本当にそういう気持ちになれば回せるんだ、これが目に見えない力なんじゃないのか、と選手が実感できた。ケンシロウは最後の、最後の試合で、チームが目指していることを体現させてくれました。ケンシロウはチームが勝つための存在として、ものすごく貴重なことを残してくれました」


開会式前に植村拳士郎(中央)を囲む3年生 11日に初戦に臨む

背番号「20」を背負い、最後の夏を迎えた植村。

チームメイトの若杉は「小学生からやってきた仲間として、最後の大会に一緒に出られることがうれしい。夏の大会でもベンチワークで引っ張って活躍してほしい」と期待を寄せる。

植村は「自分の居場所が見つかった高校野球だった」と振り返る。夏の大会ではベンチの中から自らの役割を果たすつもりだ。

「プレーで活躍できなくても、自分のやるべきことを見つけることができました。このチームは甲子園を目指して戦えるチーム。ベンチから相手の配球を見て、自分から気がついたことはベンチで言いたい。高校野球で学んだ自分の役割を大切にすることが、この先の将来でも役に立つと思います」

162センチ、53キロ…小さな体のケンシロウが、チームを1つにし、そして強く成長させている。

※長岡商は11日、初戦となる2回戦で上越総合技術と対戦する。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】それぞれの夏・・・16年ぶりの夏に挑む「校長監督」が伝えたいこと

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第101回全国高校野球選手権・新潟大会で、全国的にも珍しい「校長監督」が指揮を執る。白根の長田裕校長(58)は今春から野球部監督も“兼任”する。かつては長岡、新潟江南で監督を務め、2000年夏には新潟江南でベスト4進出を果たしたこともある経験の持ち主。白根は今春、野球部監督が定年退職。後任監督のなり手が見つからない中で「部員を見捨てるわけにはいかない」と、校長自らがグラウンドに立つことを決めた。2003年以来、16年ぶりにグラウンドで迎える夏。長田監督は「何とか勝たせてあげたい」と闘志を奮い立たせている。

ノックバットを振る長田裕“校長監督” 16年ぶりに夏の大会の指揮を執る

「前へ出て捕れ!目でしっかりボールを追って!」

新潟市南区の白根高校グラウンドに大きな声が響く。声の主は長田裕監督。昨春、校長として赴任した。今春から校長と併せて、野球部監督も兼任することになった。

新潟県高野連に県内で「校長監督」を務めた人がいるかどうか尋ねたが「記憶にない」という。大阪の名門・PL学園が2013年から15年にかけて野球経験のない「校長」が「監督」も務めたことで話題となったが、全国的にも珍しい出来事である。

就任の経緯について長田監督は「イレギュラーでした」と振り返る。今春限りで前監督が定年退職。校内には野球を教えることができる教職員がいなくなってしまった。「前監督も含め、野球部OBや外部の人にもお願いしたが、皆さんお忙しくて時間の都合がつかなかった。でも部員を見捨てるわけにはいかない。『仕方がない、自分がやるしかない』となりました」と語る。


打撃練習で使うマシンの調整を行う長田監督

白根は昨夏の新潟大会で、ベンチ入り14人ながら2回戦でシード校を撃破するなどベスト16に進出した。2011年夏にはベスト4入りしたこともある地域の伝統校。しかし、昨夏以降は現3年生部員が5人だけとなり、単独出場が危ぶまれた。今春になり、新たに3年生1人、2年生1人、1年生3人が入部。2年生助っ人を入れ、11人のベンチ入りメンバーでこの夏を戦うことが決まった。

ただ、部員たちは誰が監督を務めるのかが気になっていた。

4月のある日、「長田校長が監督を務めるようだ」と部員たちは耳にした。主将の長谷川翔馬(3年)が振り返る。

「校長先生が去年、何回か練習を見に来たことがあって、どこかで野球を教えていたことがあるらしい、とは聞いていました。ただ、監督になると聞いて『本当に校長先生がやるの!?』と思いました。初めてグラウンドに来て、ノックバットを持ったら、人が変わったような打球を打って、びっくりしました。『校長』から『監督』に変わった瞬間でした」


ノックでは選手に考えさせる打球を丁寧に打っている

長田監督は身長163センチと小柄。しかしその球歴と指導力は確かなものがある。高校時代は新潟高校の野球部で三番打者の内野手として活躍。同期のエースは、現在NHKキャスターを務める大越健介氏で、ともに戦った1979年春の県大会で準優勝。同年夏にはベスト8に進んでいる。その後、筑波大で科学的な野球指導を学び、新潟県で高校の体育教員となった後は、長岡や新潟江南で野球部監督を務めた。いち早くウェートトレーニングの必要性を重視した練習メニューを考案。2000年夏には新潟江南を率いてベスト4進出を果たしている。

2004年春、現場を離れ、県庁保健体育課に4年間勤務。その後、長岡大手、分水、新発田南、巻で教頭を務めた。昨春から白根で校長を務めている。

久しぶりの現場復帰で「昔を思い出した」と長田監督。「トレーニングを続けていたから」と当時と変わらない体形を維持している。ノックでは「外野への打球が飛ばなくなった」と苦笑いするが、難しいキャッチャーフライを一発で決めるのは、さすがといったところ。

エース左腕で四番打者の外川大生(3年)は「打撃ではティーを打っている時にしっかり見ていてくれて、『トップの位置がバラバラ』とすぐにアドバイスしてくれました」と話す。選手たちは徐々にその指導力に信頼を置くようになった。


ミーティングでは自ら分析したデータを配る 意識づけを大切にしている

校長の仕事との兼任は「大変」と表現する。「朝7時には学校に来て、校長としての業務をできるようにしています。できる限り放課後の練習には行けるようにしています」と話す。会議などで顔を出せない時は、長谷川主将に前もって練習メニューと意図を伝えるようにしている。

自らを「根っからの野球小僧」と表現する長田監督。校長としての仕事を必死に務めながら、夕方になるとグラウンドのことが気になる。高校時代のチームメイトだった大越健介氏に、校長と併せて監督を務めることになったことを打ち明けると「本当にできるの?」と驚かれたが、「頑張って」と激励されたという。

監督として、16年ぶりに迎える夏。

チームの課題は「取れるアウトを1つ1つ取ること。やるからには自分が何ができるかを考えながら指導している」という。ノックでは身振りを交えながら、選手にアドバイスを送る。この夏、監督として選手に伝えたいことを尋ねると、笑顔を見せた。

「やっぱりグラウンドに出たら、勝ちたい。何とか勝たせてやりたい。勝つ喜びを教えてあげたい。部員が少なくても、目標は『甲子園』です」


部員10人とマネージャー1人、そして長田“校長監督”(後列右端)と挑む白根

エースで四番の外川大生は「校長先生が言うように甲子園を目指してやっています。人数が少なくても関係ない。チームのために頑張りたい」と力を込める。主将の長谷川翔馬(3年)「まずは去年夏のベスト16を越えること。1人1人声を出していきたい」と大会への意気込みを語る。

初戦となる万代戦は12日に行われる。

「若い監督と対戦するのも楽しみ」

そう話す長田監督。思わぬ形での現場復帰となった夏…「来春の人事異動によっては、この夏が“高校野球の監督”としてグラウンドに立つ最後の夏になるかもしれないのでは?」…そう水を向けると、にやりと笑って言った。

「定年後の“再任用”がまだあるかもしれないよ」

校長先生は、野球が大好きなのである。


ボール回しを見守る長田監督 シャツの背中には16年前まで監督を務めた「NIIGATA KONAN」の文字が。「これしか持っているシャツがないから」と笑った

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】シード校登場 2回戦16試合を速報 新潟大会

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夏の甲子園出場を懸けた「第101回全国高校野球選手権・新潟大会」は11日、6球場で2回戦16試合が行われる。試合状況をできる限り、速報する。

◎11日の2回戦の試合状況◎
<鳥屋野>
①日本文理6-2新発田中央(試合終了)
中央 000 000 020 =2
文理 100 003 20 × =6

②開志学園(11:30)新潟
新潟
開志

<五十公野>
①北越8-1新潟第一(7回コールド)
北越 010 05 11 =8
第一 010 00 00 =1

②新津工(試合前)村上桜ヶ丘
村上桜
新津工

③村上(14:00)新発田農

<みどりと森>
①新潟工3-2新潟江南(試合終了)
江南 101 000 000 =2
新工 010 020 00 × =3

②佐渡(11:30)中条
③巻(14:00)敬和学園

<悠久山>
①三条9-2高田農商(7回コールド)
農商 110 000 0=2
三条 002 204 1=9

②中越(試合前)関根学園
関根
中越

③上越総合技術(14:00)長岡商

<佐藤池>
①見附5(8回表終了)2長岡農・正徳館・栃尾
農正栃 200 000 00
見 附 100 220 0

②柏崎工(11:30)海洋
③長岡工(14:00)三条東

<ベーマガ>
①十日町6-3小千谷(試合終了)
十日町 040 100 010 =6
小千谷 003 000 000 =3

②塩松十総(11:30)新潟県央工
県央工
塩松十

(取材・文/岡田浩人 取材/頓所理加 情報協力/各地の皆様)

【高校野球】2回戦16試合を速報 新潟大会

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夏の甲子園出場を懸けた「第101回全国高校野球選手権・新潟大会」は12日、6球場で2回戦16試合を行う。雨のため鳥屋野と五十公野で試合開始が1時間遅れる。試合状況をできる限り速報する。

◎12日の2回戦の試合状況◎
<鳥屋野>※1時間遅れ
①新潟青陵4(4回終了)8新潟明訓
青陵 400 0
明訓 421 1

②佐渡総合(11:30)東京学館新潟

<五十公野>※1時間遅れ
①五泉4(4回終了)0新発田商
五 泉 130 0
新発商 000 0

②新発田(11:30)新潟西
③新発田南(14:00)新潟南

<みどりと森>
①新潟商18-0羽茂(5回コールド)
羽 茂 00 0 00 =0
新潟商 40 11 3 × =18

②白根0(1回終了)0万代
万代 0
白根 0

③加茂農林(14:00)加茂暁星

<悠久山>
①上越3-2長岡大手(試合終了)
上越 100 020 000 =3
大手 200 000 000 =2

②長岡向陵(11:30)吉田
吉田
向陵

③柏崎常盤(14:00)新井

<佐藤池>
①糸魚川6-2柏崎(試合終了)
糸魚川 000 000 150 =6
柏 崎 000 000 101 =2

②高田北城(11:30)高田
北城
高田

③新潟産大附(14:00)糸魚川白嶺

<ベーマガ>
①六日町7-0小出(7回コールド)
小 出 000 000 0 =0
六日町 500 200 × =7

②三条商(11:30)長岡
三条商
長 岡

(取材・文/岡田浩人)

【高校野球】3回戦8試合を速報 新潟大会

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夏の甲子園出場を懸けた「第101回全国高校野球選手権・新潟大会」は14日、4球場で3回戦8試合を行う。試合状況をできる限り速報する。

◎14日の3回戦の試合状況◎
<鳥屋野>
①日本文理5-0新潟県央工(試合終了)
県央 000 000 000=0
文理 000 010 22 ×=5
(バッテリー)
県央:多田、滝沢-長谷部凌
文理:種橋、渡邊京-佐藤

②巻1(5回表終了)0長岡商
巻高 100 00
長商 000 0
(先発バッテリー)
巻高:村井-石倉
長商:目黒-酒井

<五十公野>
①北越7-0見附(8回コールド)
見附 000 000 00 =0
北越 110 040 01 =7
(先発バッテリー)
見附:山口-穴澤
北越:阿部-髙橋

②新潟工1(4回終了)1十日町
十日町 010 0
新潟工 000 1
(先発バッテリー)
十日町:長谷川-西川
新潟工:村山-濱谷

<悠久山>
①佐渡11-3三条(7回コールド)
三条 000 002 1 =3
佐渡 000 047  × =11
(先発バッテリー)
三条:丸山-小林
佐渡:橋本-野﨑

②中越3(3回表終了)2新発田農
新発農 020
中 越 03
(先発バッテリー)
新発農:沼澤-山賀
中 越:菅井-佐藤

<佐藤池>
①三条東10-1新津工(試合終了)
三条東 000 104 104=10
新津工 000 001 000=1
(先発バッテリー)
三条東:浅生田-三ツ井
新津工:太田-宮本

②新潟0(1回表終了)0柏崎工
柏崎工 0
新 潟
(先発バッテリー)
柏崎工:長谷川-小川
新 潟:須栗-田中

(取材・文/岡田浩人 取材/松井弘恵 情報協力/各地の皆様)


【高校野球】3回戦8試合を速報 新潟大会

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夏の甲子園出場を懸けた「第101回全国高校野球選手権・新潟大会」は15日、4球場で3回戦8試合を行う。試合状況をできる限り速報する。

◎15日の3回戦の試合状況◎
<鳥屋野>
①高田6-5万代(9回サヨナラ)
万代 100 031 000 =5
高田 100 310 001 =6
(先発バッテリー)
万代:小熊-堀川
高田:小林-田中

②五泉0(3回表終了)0三条商
三条商 000
五 泉 00
(先発バッテリー)
三条商:井上-山田
五 泉:城丸-佐藤

<五十公野>
①糸魚川4-0新潟商(試合終了)
糸魚川 000 400 000 =4
新潟商 000 000 000 =0
(先発バッテリー)
糸魚川:渡辺勝-伊藤
新潟商:三代川-白崎

②新潟西0(4回表終了)0長岡向陵
向 陵 000 0
新潟西 000
(先発バッテリー)
向 陵:長島-小林
新潟西:田辺-長田

<悠久山>
①新潟南12-0上越(5回コールド)
新潟南 605 01 =12
上 越 000 00 =0
(先発バッテリー)
新潟南:清水-岩渕
上 越:土井-宮橋

②新井0(6回終了)3東京学館新潟
新井 000 000
学館 000 300
(先発バッテリー)
新井:岡本-柳沢
学館:田村-渡邊

<佐藤池>
①加茂暁星1-0新潟産大附(試合終了)
産附 000 000 000 =0
暁星 010 000 00 × =1
(バッテリー)
産附:坪野内-梨本、畠山
暁星:白勢-太田

②六日町1(4回表終了)0新潟明訓
六日町 100 0
明 訓 000
(バッテリー)
六日町:青木-岩﨑
明 訓:山本-吉田

(取材・文/岡田浩人 情報協力/各地の皆様)

【高校野球】4回戦8試合を速報 新潟大会

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夏の甲子園出場を懸けた「第101回全国高校野球選手権・新潟大会」は17日、4球場で4回戦8試合を行う。試合状況をできる限り速報する。

◎17日の4回戦の試合状況◎
<鳥屋野>
①日本文理9-2長岡商(8回コールド)
長岡商 000 000 20 =2
文 理 100 400 13 =9
(バッテリー)
長岡商:目黒、小野塚-酒井
文 理:南、種橋-佐藤

②五泉4(4回終了)2高田
高田 020 0
五泉 300 1
(先発バッテリー)
高田:富澤-田中
五泉:城丸、加藤昂-佐藤

<五十公野>
①北越11-4十日町(8回コールド)
北 越 200 200 34 =11
十日町 000 020 11 =4
(先発バッテリー)
北 越:髙橋哲-笠原
十日町:長谷川-西川

②新潟西0(3回表終了)1糸魚川
新潟西 000
糸魚川 10
(先発バッテリー)
新潟西:松島-長田
糸魚川:渡辺勝-伊藤

<悠久山>
①中越11-1佐渡(7回コールド)
中越 402 001 4=11
佐渡 000 100 0=1
(バッテリー)
中越:古川、菅井、小林洸-佐藤
佐渡:笠井、橋本-野﨑

②新潟南0(4回終了)3東京学館新潟
新潟南 000 0
学 館 000 3
(先発バッテリー)
新潟南:清水-岩渕
学 館:寺田-渡邊

<佐藤池>
①新潟3-1三条東(試合終了)
三条東 010 000 000=1
新 潟 000 020 01 ×=3
(先発バッテリー)
三条東:浅生田-三ツ井
新 潟:笹川-田中

②加茂暁星2(4回表終了)0新潟明訓
明訓 000 0
暁星 110
(先発バッテリー)
明訓:山本-吉田
暁星:白勢-太田

(取材・文/岡田浩人 取材/松井弘恵 取材/頓所理加 情報協力/各地の皆様)

【高校野球】20日の準々決勝は中止・順延

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第101回全国高校野球選手権・新潟大会」は20日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで準々決勝の4試合を予定していたが、雨天のため中止、21日に順延が決まった。

今後の日程は

21日(日)準々決勝

22日(月)休養日

23日(火)準決勝

24日(水)決勝

となる。

(取材・文/岡田浩人)

【高校野球】準々決勝4試合を速報 新潟大会

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夏の甲子園出場を懸けた「第101回全国高校野球選手権・新潟大会」は21日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで準々決勝4試合を行う。試合状況を速報する。

◎21日の準々決勝の試合状況◎
<ハードオフ>
①日本文理3(3回表終了)0五泉
五泉 000
文理 30
(バッテリー)
五泉:城丸、渡部-佐藤
文理:南-佐藤

(試合内容)※公式記録と異なる場合があります
・3回表 五泉 ⑨伊藤 二ゴロ ①長谷川 二ゴロ ②皆川 一ゴロ 無得点
・2回裏 文理 ⑧齋藤 一ゴロ ⑨小林 左前H ①桑原 空三振 ②長坂 右前Hで1、3塁 ③長谷川 二 無得点
・2回表 五泉 ⑤渡部 空三振 ⑥五十嵐 空三振 ⑦佐藤 四球 ⑧渡邊 二飛 無得点
・ 1回裏 文理 ①桑原 死球 ②長坂 犠打 ③長谷川 左中間適時二塁打1点 ④中田 暴投で3塁、左適時打で1点 ⑤南 遊ゴロ、2塁 五泉投手⑤渡部 ⑥安城 左前適時打1点 ⑦佐藤 空三振 得点3
・1回表 五泉 ①長谷川 中前H ②皆川 犠打 ③加藤 遊ゴロ、3塁 ④片野 空三振(←この打席で南143キロ) 無得点

(先発メンバー)
・先攻:五泉 ①一 長谷川 ②遊 皆川 ③中 加藤 ④右 片野 ⑤三 渡部 ⑥左 五十嵐 ⑦捕 佐藤 ⑧二 渡邊 ⑨投 城丸
・後攻:文理 ①二 桑原 ②遊 長坂 ③三 長谷川 ④一 中田 ⑤投 南 ⑥左 安城 ⑦捕 佐藤 ⑧右 齋藤 ⑨中 小林未


②新潟明訓(11:00)新潟

③東京学館新潟(13:30)中越

④北越(16:00)糸魚川

(取材・文/岡田浩人 取材/松井弘恵)

【高校野球】日本文理×新潟、糸魚川×東京学館新潟 新潟大会準決勝を速報

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夏の甲子園出場を懸けた「第101回全国高校野球選手権・新潟大会」は23日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで準決勝2試合を行う。試合状況を速報する。

◎23日の準決勝の試合状況◎
<ハードオフ>

②糸魚川1(7回終了)2東京学館新潟
糸魚川 010 000 0
学 館 010 010 0
(バッテリー)
糸魚川:渡辺勝-伊藤
学 館:寺田、長谷川-渡邊

(試合状況)※公式記録と異なる場合があります
・7回裏 学館 ⑥古俣 遊ゴロ ⑦桑原 右前H ⑧長谷川 左飛 ⑨目黒 二盗、空三振 無得点
・7回表 糸魚川 ⑨清水 見三振 ①日馬 左飛 ②山本 二ゴロ 無得点
・6回裏 学館 糸魚川守備一塁交代⑩伊倉 ③渡邊 見三振 ④五十嵐礼 空三振 ⑤小林 二ゴロ 無得点
・6回表 糸魚川 学館投手⑪長谷川 ④岡崎 三ゴロ(141キロ) ⑤伊藤 四球 ⑥渡辺勝 左前H ⑦月岡 左飛 ⑧髙柗 二飛 無得点
・5回裏 学館 ⑦桑原 二直 ⑧代打清水 死球(代走小池) ⑨目黒 犠打 ①其池 右中間適時三塁打で1点 ②五十嵐遥 右飛 得点1
・5回表 糸魚川 ⑧髙柗 見三振 ⑨清水 左前H ①日馬 左前H ②山本 死球で満塁 ③池田 右飛、本塁タッチアウト 無得点
・4回裏 学館 ④五十嵐礼 遊ゴロ(Fine play!) ⑤小林 右飛 ⑥古俣 空三振 無得点
・4回表 糸魚川 ⑤伊藤 遊ゴロ ⑥渡辺勝 遊ゴロ ⑦月岡 三ゴロ 無得点
・3回裏 学館 ①其池 左飛 ②五十嵐遥 左飛 ③渡邊 三ゴロ 無得点
・3回表 糸魚川 ①日馬 見三振 ②山本 遊ゴロ ③池田 死球 ④岡崎 投ゴロ 無得点
・2回裏 学館 ⑥古俣 投強襲二塁打 ⑦桑原 犠打で3塁 ⑧寺田 スクイズ成功で1点 ⑨目黒 見三振 得点1
・2回表 糸魚川 ④岡崎 左中間三塁打 ⑤伊藤 遊送球失策で1点(写真)2塁 ⑥渡辺勝 空三振 ⑦月岡 左前Hで1、3塁 ⑧髙柗 遊飛 ⑨清水 二盗、空三振 得点1
・1回裏 学館 ①其池 見三振 ②五十嵐遥 中飛 ③渡邊 右前H ④五十嵐礼 死球 ⑤小林 二ゴロ 無得点
・1回表 糸魚川 ①日馬 左飛 ②山本 一ゴロ ③池田 中前H ④岡崎 一塁走者牽制死 無得点

(先発メンバー)
・先攻:糸魚川 ①中 日馬 ②二 山本 ③右 池田 ④左 岡﨑 ⑤捕 伊藤 ⑥投 渡辺勝 ⑦遊 月岡 ⑧一 髙柗 ⑨三 清水
・後攻:東京学館新潟 ①遊 其池 ②二 五十嵐遥 ③捕 渡邊 ④一 五十嵐礼 ⑤中 小林 ⑥三 古俣 ⑦右 桑原 ⑧投 寺田 ⑨左 目黒


①日本文理9-0新潟(7回コールド)
新潟 000 000 0 =0
文理 401 211  × =9
→日本文理が2年ぶり決勝進出
(バッテリー)
新潟:笹川、遠藤、笹川-田中
文理:南、種橋、池田-佐藤
(本塁打)
文理:中田(1回・3ラン)

(試合状況)※公式記録と異なる場合があります
・6回裏 文理 ②長坂 右前H ③長谷川 左前H ④中田 中飛で1、3塁 ⑤南 中犠飛で1点 ⑥捧 暴投で2塁、四球 ⑦佐藤 左前Hで満塁 ⑧代打渡邊智 一飛 得点1
・6回表 新潟 文理投手⑪種橋 ③酒井 二ゴロ ④笹川 空三振 ⑤中川 捕邪飛 無得点
・5回裏 文理 ⑥安城 左前H(代走⑬捧) ⑦佐藤 左線適時二塁打で1点 新潟投手①笹川 ⑧齋藤 遊ゴロ ⑨小林未 四球で1、3塁 ①桑原 二ゴロ併殺 得点1
・5回表 新潟 ⑧佐藤祐 見三振 ⑨坂井 空三振 ①田中 右前H ②小室 二ゴロ 無得点
・4回裏 文理 ⑨小林未 三邪飛 ①桑原 右越え二塁打 ②長坂 右前H ③長谷川 三飛 ④中田 中越適時二塁打で2点 ⑤南 左飛 得点2
・4回表 新潟 ④笹川 遊ゴロ ⑤中川 中飛 ⑥須栗 四球 ⑦古俣 遊飛 無得点
・3回裏 文理 ③長谷川 四球 ④中田 空三振 ⑤南 左前H ⑥安城 左前適時打で1点 新潟投手交代⑩遠藤(2年)笹川はライトへ ⑦佐藤 犠打 ⑧齋藤 左飛 得点1
・3回表 新潟 ⑨坂井 二ゴロ ①田中 左中間二塁打 ②小室 一ゴロ ③三善 見三振(143キロ) 無得点
・2回裏 文理 ⑨小林未 遊ゴロ ①桑原 二ゴロ ②長坂 遊ゴロ 無得点
・2回表 新潟 ⑤中川 四球 ⑥須栗 犠打 ⑦古俣 遊ゴロ ⑧佐藤祐 三ゴロ 無得点
・1回裏 文理 ①桑原 四球 ②長坂 犠打 ③長谷川 死球で1、2塁 ④中田 左越え本塁打で3点 ⑤南 左前H ⑥安城 三邪飛 ⑦佐藤 右越え適時三塁打で1点 ⑧齋藤 見三振 得点4
・1回表 新潟 ①田中 空三振(141キロ) ②小室 右前H ③三善 二盗、遊ゴロ ④笹川 遊ゴロ 無得点

(先発メンバー)
・先攻:新潟 ①捕 田中 ②三 小室 ③左 三善 ④投 笹川 ⑤遊 中川 ⑥右 須栗 ⑦一 古俣 ⑧中 佐藤祐 ⑨二 坂井
・後攻:日本文理 ①二 桑原 ②遊 長坂 ③三 長谷川 ④一 中田 ⑤投 南 ⑥左 安城 ⑦捕 佐藤 ⑧右 齋藤 ⑨中 小林未

(取材・文/岡田浩人 取材/松井弘恵)

【高校野球】甲子園切符懸け、日本文理×東京学館新潟 新潟大会決勝を速報

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夏の甲子園出場を懸けた「第101回全国高校野球選手権・新潟大会」は24日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで決勝戦を行う。日本文理と東京学館新潟が甲子園切符を懸けて戦う。日本文理が勝てば2年ぶり10回目、東京学館新潟が勝てば春夏を通じて初の甲子園出場となる。試合状況を速報する。

◎24日の決勝戦の試合状況◎
<ハードオフ>
日本文理12(8回表終了)2東京学館新潟
文理 130 212 03
学館 000 000 2
(バッテリー)
文理:南、渡邊京-佐藤
学館:寺田、田村、長谷川-渡邊
(本塁打)
文理:長谷川(5回・ソロ)

(試合内容)※公式記録と異なる場合があります
・8回表 文理 学館投手⑪長谷川 ⑨小林 中前H ①桑原 死球、代走小林優 ②長坂 右線適時三塁打で2点 ③長谷川 中前適時打で1点 ④大矢 左飛 ⑤南 遊ゴロ併殺 得点3
・7回表 文理 ⑥安城 四球、代走坂井 ⑦佐藤 牽制死、見三振 ⑧齋藤 左飛 無得点
・6回裏 学館 ⑧五十嵐遥 見三振 ⑨目黒 四球 ①其池 左飛 ②古俣 三ゴロ 無得点
・6回表 文理 ⑨小林未 見三振 ①桑原 一送球失策 ②長坂 中前H ③長谷川 暴投で走者2、3塁、遊飛 ④中田 中前適時打で2点 ⑤南 中飛 得点2
・5回裏 学館 ⑤小林 左飛 ⑥桑原 二ゴロ ⑦田村 二ゴロ 無得点
・5回表 文理 ③長谷川 左越え本塁打で1点 ④中田 二ゴロ ⑤南 右飛 ⑥安城 右前H ⑦佐藤 右前Hで1、3塁 ⑧齋藤 一ゴロ 得点1
・4回裏 東京学館 ②古俣 見三振 ③渡邊 三ゴロ ④五十嵐礼 遊邪飛 無得点
・4回表 文理 ⑦佐藤 中前H ⑧齋藤 ボークで2塁、右線適時三塁打で1点 ⑨小林未 中犠飛で1点 ①桑原 空三振 ②長坂 二ゴロ 得点2
・3回裏 学館 ⑧五十嵐遥 見三振 ⑨目黒 二ゴロ ①其池 投ゴロ 無得点
・3回表 日本文理 ④中田 三ゴロ ⑤南 遊ゴロ ⑥安城 二ゴロ 無得点
・2回裏 東京学館 ⑤小林 空三振 ⑥桑原 空三振 ⑦田村 見三振 無得点
・2回表 文理 ⑥安城 左飛 ⑦佐藤 三送球失策、2塁 ⑧齋藤 右前H ⑨小林未 中越え適時二塁打で2点 学館投手交代①田村 ①桑原 暴投、中前適時打で1点 ②長坂 見三振 ③長谷川 中飛 得点3
・1回裏 東京学館 ①其池 左前H ②古俣 空三振 ③渡邊 三ゴロ、2塁 ④五十嵐礼 三ゴロ 無得点
・1回表 日本文理 ①桑原 中前H ②長坂 犠打 ③長谷川 中前適時打で1点 ④中田 左飛 ⑤南 空三振 無得点

(先発メンバー)
・先攻:日本文理 ①二 桑原 ②遊 長坂 ③三 長谷川 ④一 中田 ⑤投 南 ⑥左 安城 ⑦捕 佐藤 ⑧右 齋藤 ⑨中 小林未
・後攻:東京学館新潟 ①遊 其池 ②三 古俣 ③捕 渡邊 ④一 五十嵐礼 ⑤中 小林 ⑥右 桑原 ⑦投 寺田 ⑧二 五十嵐遥 ⑨左 目黒

(取材・文/岡田浩人 取材/松井弘恵 撮影/武山智史)

【小学生軟式】名球会杯に信越選抜が出場 沖縄で交流

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プロ野球の名球会の名を冠とした小学生の軟式野球大会「名球会杯国際軟式野球大会」(主催:一般社団法人 日本ジュニアスポーツクラブ協会)が31日から沖縄県で開催される。新潟県からは小学5~6年生8人が長野県のメンバーと一緒に「信越選抜」として出場する。

沖縄県で行われる大会に出場する選手 右端が江藤大雅監督

大会には関東、東海を中心に14チームが参加。今年で11回目の開催で、「個の力に特化した大会」と銘打ち、個人で参加する選手が多い。信越選抜の監督は新潟県内で個人への打撃指導を行っている「ジュニアバッティングスクール新潟」の江藤大雅さん(27)が務めている。江藤さんのスクールに通っている児童のうち、希望者が集まってチームを組んだ。

25日には新潟市西区のみどりと森の運動公園野球場で全体練習を行い、練習試合も経験した。江藤監督は「元気がいいチームという印象。大会では打つか、打たれるか、という野球の勝負を思い切り楽しんでほしい」と期待を寄せる。主将に選ばれた渡邉陣さん(12・大淵小6年)は「県外のチームと戦えるのが楽しみ。みんなで楽しくプレーして、1つでも多く勝ちたい」と意気込みんでいる。

大会は31日に開会式と予選リーグ2試合が行われる。2日までの日程で4試合ほどを戦うほか、スイングスピードコンテストなども行われる。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】日本文理が大阪出発前、最後の練習

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8月6日に甲子園球場で開幕する「第101回全国高校野球選手権大会」に出場する日本文理高校の選手たちが30日、新潟市西区の同校グラウンドで大阪入り前の最後の練習を行った。31日の午前9時に出発し、新幹線で大阪入りする。

打撃練習に汗を流す日本文理の選手たち

日本文理の選手たちはこの日、午前8時過ぎから練習を始め、アップ、キャッチボールを終えると、「大阪入りしてからは帯同人数が限られるためなかなかできない」(長坂陽主将)という理由で、走者がついた守備練習や打球に応じた走塁練習に時間を割いた。その後は打撃練習で各選手が快音を飛ばした。長坂主将は「99人の選手でできる最後の練習なので全員参加型のメニューをやりたいと思い、走塁練習までは全員の力を借りた」と意図を話した。

ブルペンで約70球を投げ込んだ南隼人(3年)

エースの南隼人投手はブルペン入りし、捕手を座らせて直球と変化球を合わせて約70球を投げ込んだ。「新潟大会の調子を維持できている。甲子園に行ける楽しみが強い」と気持ちの高ぶりを抑えるように話した。昨秋痛めた右ひじに問題なく、「新潟大会の期間中と同じ生活リズムを保つように心掛けた。あの舞台で投げられることを楽しんで、勝てる投球ができれば」と意欲を示した。

選手は特に体調管理に気をつけている。長坂主将は「夏バテしないよう、食事はかきこむように心掛ける」と話す。「甲子園という舞台への楽しみ、飲まれないかという不安、半々」と正直な気持ちを吐露したが、「(やり残したことは)ない」と自信を見せる。31日に大阪入りした後、1日には甲子園練習、3日には組み合わせ抽選会が待っている。6日の開幕へ向けて、準備万端で迎えるつもりだ。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】日本文理が甲子園へ出発 長坂主将「初戦を大事に」

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8月6日に開幕する「第101回全国高校野球選手権大会」に2年ぶり10回目の出場を決めた日本文理高校ナインが31日、甲子園に向けて出発した。教職員や保護者に見送られ、新潟市西区の同校を午前9時前にバスで出発。新幹線を乗り継ぎ、宿舎のある大阪市に到着した。

新潟市西区の日本文理高校の玄関前で出発前の挨拶をする選手たち

鈴木崇監督は「決勝後から選手も甲子園で勝てるよう、大会中の課題を克服するよう練習していたし、体調も順調に来ている。一番いい状態で出発の日を迎えられた」と話し、「新潟大会同様、南を中心にしっかり守り、攻撃では先制点は必須。甲子園での歓声を力に変えられるよう試合を運びたい」と意気込みを話した。

長坂陽主将は「甲子園に向けて気合いが入っている。ここからは現地での調整になる。大阪での暑さ対策もしっかりしたい」と出発前の気持ちを話し、「全国制覇に向かって、一戦一戦、特に初戦を大事にしたい」と力を込めた。

バスに乗り込む選手たち


バスで新潟駅に向かい、その後新幹線を乗り継いで大阪入りした

日本文理は1日に甲子園練習と現地の球場での練習が予定されている。大会は3日に組み合わせ抽選会が行われ、6日に開幕する。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【中学硬式】新潟シニアと長岡シニアが出場 1日開幕のリトルシニア日本選手権

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中学硬式野球の「第47回リトルシニア日本選手権大会」が1日、東京・神宮球場などで全国32チームが参加して開幕する。新潟県からは信越連盟代表として新潟シニア(信越1位)と長岡シニア(信越3位)の2チームが出場する。1日の1回戦で新潟シニアは中本牧シニア(関東)と、長岡シニアは世田谷西シニア(関東)と、それぞれ対戦する。

信越王者の新潟シニア 2年連続9回目の日本選手権出場となる

新潟シニアは6月の信越連盟夏季大会で2年連続優勝を飾り、9回目の日本選手権出場を決めた。泉貴之監督は信越大会を振り返り、「先攻を取り、初回に得点し3回までにペースを取るという課題でやってきた。決勝(長野南戦)は先に失点してしまったが、どんな形でも戦えた」と振り返る。昨年の日本選手権では優勝した静岡裾野シニアに惜敗。全国の頂点を目指し、「打撃は長打力、特に外野の『隅』に打てる力をつけてきた」と話し、「一番から五番まで公式戦で柵越えをマークしてきた」と自信を見せる。投手陣も全国での5連戦に備え、「信越大会で全国を想定した起用をした」と

新潟シニアの投手陣 左から宮村優、伊藤健、金子翔柾、新田龍生

杉本寛児主将(小針中3年)は「どんな投手が来ても対応できるように力をつけてきた。1年生の時からこの大会のために練習してきた。全国の舞台で今までやってきたことをしっかり出し、日本一を目指したい」と意気込む。新潟シニアは2006年の全国準優勝が最高成績。泉監督は「まず神宮(準決勝)までたどり着き、そこで2つ勝ち、日本一を獲りたい」と初の全国制覇を見据える。


信越3位で日本選手権出場を決めた長岡シニア(写真提供・長岡シニア)

長岡シニアは信越連盟夏季大会の準決勝で新潟シニアに惜敗も、3位決定戦で松本南シニアに2対1で逆転勝ちし、日本選手権出場を決めた。信越大会中にエースの吉井愛斗(片貝中3年)が右ひじを故障したが、その後回復。西山昇監督は「けが人も戻ってきたので、しっかり戦える」と安どした様子。

初戦の相手となる世田谷西シニア(関東)は昨春の選抜大会準々決勝で0対2で敗れた相手で、西山監督は「何とか勝ちたい。総力戦で臨む」と一戦必勝で強豪に挑む。

◎第47回日本選手権の組み合わせ◎
※日本リトルシニア中学硬式野球協会のHPより

(取材・撮影・文/岡田浩人 写真提供/長岡シニア)

【中学軟式】県勢3校は初戦敗退 北信越大会

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中体連の「第40回北信越中学校総合競技大会」の軟式野球競技は6日、柏崎市佐藤池球場と上越市高田公園野球場を会場に開幕。北信越5県の代表11校が参加し、1回戦と準々決勝が行われた。上位2校に与えられる「全国中学校軟式野球大会」への出場権を目指し、新潟県から燕吉田中(新潟1位)、長岡大島中(新潟2位)、長岡南中(新潟3位)の3校が出場したが、いずれも初戦で敗退し、県勢の全国大会出場はならなかった。

準々決勝で逆転負けした燕吉田中 目指してきた全国大会出場はならなかった

◎6日の試合結果◎
<高田公園>
[1回戦]
長岡南中(新潟3位)3-5東和中(石川2位)


(試合内容)
長岡南が1回に満塁から五番庄田の適時打で先制。その後失策で2点目。4回表に東和が四番山川の適時三塁打とスクイズで同点に追いつく。6回表に東和が1死から3連打で1点勝ち越し、7回表にも山川の2点適時三塁打で追加点。注目投手の長岡南①田中は7回まで9奪三振。7回裏に田中の二塁打と庄田の適時打で1点返すも惜敗。

<佐藤池>
[1回戦]
長岡大島中(新潟2位)0-2大門中(富山2位)


(試合内容)
大島は2点を追う5回表、1死1、3塁も無得点。大島のエース①神保紘大は粘りの投球で被安打5、失点2も、得点できず。大島は3年生9人、2年生2人、1年生2人の計13人の挑戦終わる。

<佐藤池>
[準々決勝]
燕吉田中(新潟1位)7-8塩尻丘中(長野2位)


(試合内容)
塩尻丘は1回裏、四番北原の右三塁打で2点を先制、さらに守備ミスで1点追加。燕吉田は4回表、四番竹野の二塁打と悪送球で3塁として五番佐藤の左前適時打で1点、六番村越の左中間二塁打でさらに1点、七番黒鳥の中越え三塁打でさらに1点、八番海藤の左前適時打でさらに1点で同点(2死から5連打)。燕吉田中は5回表、無死2、3塁から四番竹野の適時打で2点勝ち越し、ライト後逸の間に竹野は3塁へ、次打者の内野ゴロの間に1点追加。塩尻丘は5回裏、安打と失策、けん制失策で無死2、3塁とし四番北原の左二塁打で2点、バント安打で1、3塁とし、投ゴロの間に1点入れ同点、さらに一塁から三塁への悪送球の間に1点を入れ、勝ち越し。燕吉田は6、7回と走者出すも無得点で惜敗

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】日本文理 甲子園ベンチ入りメンバー紹介(後編)

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「第101回全国高校野球選手権大会」に新潟代表として2年ぶり10回目の出場を果たした日本文理高校のベンチ入りメンバー18人と記録員を前編・後編の2回に分けて紹介する。

※名前・読み方・学年・守備位置・出身中学(硬式出身チーム)・身長体重・投打


⑩池田真士(いけだ・しんし)3年 投手
 新井中 170センチ 80キロ 右投右打
特徴:5月にサイドスローに転向、変化球の出し入れで勝負する

⑪種橋諒(たねはし・りょう)2年 投手
 柏崎東中 179センチ 73キロ 右投左打
特徴:最速140㌔の期待の2年生右腕

⑫関敬斗(せき・けいと)3年 捕手
 宮内中 173センチ 72キロ 右投右打
特徴:ブルペンでの投手の調子を伝える第二捕手、寮長も務める

⑬捧拓真(ささげ・たくま)3年 手
 山潟中(新潟シニア)168センチ 76キロ 右投右打
特徴:副将としてリーダーシップを発揮、足と長打力がある

⑭小林優也(こばやし・ゆうや)3年 内野手
 西川中 175センチ 68キロ 右投右打
特徴:堅守が特徴のチームのムードメーカー

⑮坂井瑛紀(さかい・えいき)3年 内野手・外野手
 柳都中(狭山西武ボーイズ)172センチ 69キロ 右投左打
特徴:内野、外野を守ることができ、代走でも活躍する

⑯西澤公哉(にしざわ・こうや)3年 内野手
 西山中(柏崎シニア)174センチ 70キロ 右投右打
特徴:内野で安定した守備を見せる

⑰瀬川優作(せがわ・ゆうさく)3年 外野手
 長野・上諏訪中(諏訪ドリームボーイズ)170センチ 70キロ 右投右打
特徴:広い守備範囲

⑱渡邊智光(わたなべ・ともみつ)3年 外野手
 石山中(新潟東シニア)175センチ 82キロ 右投右打
特徴:長打力のある代打の切り札

<記録員>高野栞(たかの・しおり)3年 赤塚中
特徴:チームを支える努力家

(取材・文/岡田浩人 撮影/嶋田健一・武山智史)

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