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【BCL】新人10選手が意気込み語る 新潟アルビレックスBCが新入団選手会見

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは7日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで新入団選手の入団会見を開いた。特別合格の6選手と11月22日のドラフト会議で指名された3選手、そして移籍1選手の計10人が新たに加入することが決まり、NPB(日本野球機構)入りを目指す意気込みを語った。

新潟県関係では糸魚川市出身の熊倉巽内野手(22・環太平洋大)が「高校、大学と地元を離れていたので新潟でプレーできることに感謝している」と話し、「大事なところで確実に一本出せるように頑張りたい」」と打撃での貢献を誓った。

入団会見に臨んだ新人10選手
前列左から中園大樹、西澤知史、石森亨、三木田龍元、松山翔吾
後列左から海老塚耕作、山崎智也、内藤晃裕、熊倉巽、佐藤亮

会見の冒頭、球団の池田拓史社長は「3年間、前期・後期ともに優勝に届かず悔しいシーズンが続いている。来季は7年ぶりに独立リーグ日本一を達成し、1人でも多く(NPBに)羽ばたいてほしい」と期待を寄せた。また、加藤博人前監督の後任監督人事については「現在調整中」と語るにとどまった。

◎記者会見の動画は以下から◎
https://www.youtube.com/watch?v=wp7ylTXP9uU&feature=youtu.be

◎各選手のプロフィールと会見での抱負は以下の通り◎

海老塚耕作(21歳・投手)神奈川県出身 横浜創学館高-函館大
183㌢88㌔ 右投げ右打ち 背番号12
「任されたポジションで精いっぱいプレーし、チームの勝利に貢献したい。NPBスカウトから注目されるよう成長したい。アピールポイントは力強い投球とピンチの場面での強気な投球」


中園大樹(18歳・投手)福岡県出身 柳ヶ浦高
170㌢70㌔ 右投げ右打ち 背番号15
「新潟県の皆さんに応援してもらえるような選手になりたい。高校時代は直球で押していたが、独立リーグでは打者のレベルも上がる。まだ平均点以下なのでこれからアピールポイントを作りたい」


山崎智也(21歳・投手)静岡県出身 磐田南高-静岡大
177㌢77㌔ 右投げ右打ち 背番号25
「野球選手として、社会人として、自分を磨き、一年後のドラフト会議で名前が呼ばれるよう頑張りたい。肩甲骨回りや股関節など体の柔らかさをいかしたフォームで投げている。柔らかさをいかしつつ、体を強くして直球で押していける投手になりたい」


西澤知史(22歳・捕手)長野県出身 長野商高-信越硬式野球クラブ
178㌢81㌔ 右投げ右打ち 背番号38
「新潟県を盛り上げるため、自分のため、全力でプレーし、サポーターに元気を届ける選手になりたい。アピールポイントは強肩と勝負強い打撃」


内藤晃裕(22歳・内野手)兵庫県出身 三田松聖高-大阪体育大
178㌢80㌔ 右投げ左打ち 背番号9
「チームからの評価をいい意味で裏切っていきたい。厳しい世界だが、学ぶ姿勢、感謝の気持ちを忘れず、新潟を盛り上げていきたい。一番のアピールポイントは内野も外野もできること。1試合のうちに行き来したことがあり、対応能力は自信がある。足に自信があり、次の塁を狙う積極的な走塁もアピールポイント」


石森亨(22歳・外野手)埼玉県出身 浦和学院高-立正大
171㌢65㌔ 右投げ左打ち 背番号23
「自分の持ち味である足と肩をプレーで見せ、チームの優勝に貢献したい。アピールポイントは肩の強さと足の速さ。盗塁には自信があるので見てもらいたい」


熊倉巽(22歳・外野手)糸魚川市出身 浦和学院高-環太平洋大
175㌢80㌔ 右投げ右打ち 背番号29
「NPBを目指すことはもちろん、チームに貢献できるよう精いっぱい頑張りたい。新潟県出身だが高校、大学と地元を離れていたので新潟でプレーできることに感謝している。アピールポイントは打撃。大事なところで確実に一本出せるように頑張りたい」


三木田龍元(25歳・投手)北海道出身 小樽潮陵高-北海道大-四国・香川-四国・徳島
177㌢77㌔ 左投げ左打ち 背番号14
「来年26歳になるのでNPB目指すには厳しい年齢であることは自覚しているが、同じ左の変則でこの新潟から26歳でNPB入りした渡邉雄大さん(現・ソフトバンク育成)を目標としていた。チームに感謝し、1球1球大切に投げたい。左打者を絶対に抑える。四国での中継ぎ経験をいかしたい」


佐藤亮(22歳・内野手)東京都出身 横浜高-明治学院大
172㌢74㌔ 右投げ右打ち 背番号3
「チームの独立リーグ日本一、個人としてはNPB入りを目指して精進したい。アピールポイントはフルスイングからの左右への強い打球とここ一番での集中力」


松山翔吾(21歳・捕手)福岡県出身 横浜商科大高-千葉熱血メイキング-BC信濃-BC滋賀
175㌢84㌔ 右投げ右打ち 背番号5
「滋賀から移籍してきた。BCLは3年目。自分のため、チームのために全力で頑張りたい。アピールポイントは打てる捕手ということ。他のチームの捕手にも打撃面では負けたくない」


◎地元での活躍誓う糸魚川市出身・熊倉巽◎

11月の関東トライアウトで力強い打球を飛ばした熊倉

11月の明治神宮大会で創部初の決勝に進出し、準優勝を果たした環太平洋大(岡山県)。熊倉は準決勝の近畿大戦と決勝の立正大戦で代打出場した。「準優勝という結果はうれしかったが、日本一を目指していた中で最後に逆転負けし悔しかった」と振り返る。その3日後に行われた関東トライアウトの会場で熊倉は快音を飛ばした。

糸魚川市出身。父親の登さんは糸魚川高校から駒沢大に進み、社会人野球でプレーした経験を持つ。熊倉自身も小2で野球を始め、中学では登さんが監督を務める糸魚川シニアの1期生として硬式野球を経験。高校は埼玉の強豪・浦和学院に進学した。

「2年秋には四番を打たせてもらいましたが、最後の夏はベンチに入れず、スタンドでした。大学では1年春からベンチ入りしましたが、その後はなかなか定着しなかった。最後の秋にようやくベンチ入りできました。ずっと地元を離れていたが、高校、大学と結果を出すことができなかった」

夢であるNPB入りを目指し、トライアウトに挑戦。「体のバランスがいい」と新潟の関係者の目にとまり、先月22日のドラフト会議で地元枠指名を受けた。今秋限りで退任が決まった環太平洋大・野村昭彦監督からは新潟入りが決まった後、「厳しい世界なので必死に頑張れ」と激励された。

「こうやって地元の新潟でプレーさせていただくことになり、支えてくださった皆さんに恩返ししたい。1年でNPB入りを目指します」

7年ぶりに帰ってきた地元で、大暴れを誓っている。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


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