新潟県高野連は9日、新潟市内で臨時理事会を開き、「第102回全国高校野球選手権・新潟大会」と「第65回全国高校軟式野球選手権・新潟大会」の中止を受けて検討していた「独自の試合」の開催を決めた。
理事会は非公開で行われ、出席者が新潟県としての「独自の試合」の開催を意思確認し、そのやり方などについてアイデアを出し合ったという。開催時期や開催方法については今後、具体的に詰めていくことになる。
臨時理事会後、取材に応じた富樫信浩会長は「試合を行う理念として『スポーツマンシップ』への取り組みなど、今まで新潟県がやってきたことが反映できるようにと考えている」とコメント。中原丈二専務理事は「第二波がなければという前提だが、独自の試合を開催することを確認し、各理事からアイデアを出してもらった。県教育委員会と連携して、今後実施への準備をしていく」と話した。具体的な日程や試合方式については6月下旬までに決定する方針。
(取材・文/岡田浩人)