創設10年目となるルートインBCリーグの2016年シーズンが9日開幕する。新潟アルビレックスBCは新潟市のハードオフ・エコスタジアムで群馬ダイヤモンドペガサスと対戦する。昨季に続くリーグ2連覇を目指す新潟の赤堀元之監督は「去年はリーグ優勝をしたが日本一にはなれなかった。日本一になるためにサポーターと一丸となって戦うしかないと思っている」と決意を示した。
ノック後に守備の連係プレーを確認する赤堀元之監督(中央)
開幕前日となる8日、選手たちは同スタジアムで最後の調整をおこなった。守備ノックでは投手陣と野手陣の連係プレーを中心に、サインプレーなども含めて確認をおこなった。
また入団2年目で初の開幕投手に決まった中西啓太投手(帝塚山大)はブルペン入りせず、キャッチボールなど軽めの練習に終始した。昨季、最優秀防御率のタイトルを獲得している右腕はチームメイトとリラックスした表情で汗を流した。
開幕投手に決まっている中西啓太投手(左) 右は先発陣の一角を担う田村勇磨投手
中西投手は「いよいよだなという実感がわいてきた。間違いなく緊張はすると思うが、去年1年間いろいろな場面で投げさせていただいた経験があるので、いい緊張感で臨めると思う。マウンドに上がる以上はチームを代表して、責任を持って自分の投球をする。スケールの大きい投球をしたいと考えていたので、三振を取ることもそうだし、チームの勝ちに貢献できる投手になりたい」と話した。
赤堀監督は「(オープン戦の結果は)気にしないわけではないが、個々のレベルアップができればと思っていたので、少しずつでも結果が出たという手応えはある。(チーム状態は)徐々によくなっている。開幕にそれなりに間に合ったと思う。大石コーチから来てもらい雰囲気も変わった。この雰囲気で試合に入り、しっかりと戦えればと思う」と意気込みを話した。また中西投手を開幕投手に起用した理由について、「去年も先発で活躍してくれて、安定した投球ができると考えた。1年間しっかりローテーションを守ってほしいという期待を込めて(の起用)。1年間任せたいという気持ちがある投手」と期待を込めた。
新潟アルビレックスBC対群馬ダイヤモンドペガサスの開幕戦は9日(土)13時からハードオフ・エコスタジアムでおこなわれる。試合前の正午過ぎからはグラウンド内で大餅まき大会がおこなわれるほか、NGT48メンバー13人による歌唱パフォーマンスや胎内市出身の長谷川玲奈さんによる始球式が予定されている。
(取材・撮影・文/岡田浩人)
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(文/岡田浩人)