10月20日のプロ野球ドラフト会議で巨人から育成1位指名を受けた新潟アルビレックスBCの高井俊投手(21)が17日、新潟市のホテルで巨人と仮契約を結んだ。支度金300万円、年俸240万円(金額はいずれも推定)で、背番号は「011」に決まった。高井選手は22日に本契約を結んだあと、23日に東京ドームで行なわれるファンイベントで巨人のユニフォームに袖を通し入団発表に臨む。
巨人の三井康浩編成本部参与から帽子を被せられた高井俊投手(右)
仮契約には高井投手のほか、巨人からは三井康浩編成本部参与、独立リーグを担当する野間口貴彦編成本部調査担当が出席した。
仮契約を終えた高井投手は「巨人の一員になれるという思い。実感がわいてきてやってやろうという気持ち。直球で押す投球スタイル、気持ちを全面に出す自分の特徴を出していきたい」と力を込めた。背番号「011」については「早く2ケタにしたい」と意気込んだ。
三井康浩編成本部参与は「合同自主トレでプロの練習の雰囲気に慣れてくれれば。やるべきことはわかっていると思うのでアピールしてくれると思うし楽しみ」と話した。
また担当した巨人の野間口貴彦編成本部調査担当は「強い直球を投げるというのが第一印象。独特な投げ方をするので印象的だった。支配下選手としてドラフトに指名された投手よりももしかしたら強い球を投げることができるのではないか、というのが魅力。どんどん伸ばしてもらい、チームの戦力になってもらいたい」と期待を寄せた。
高井投手は12月1日からの育成選手による冬季練習に参加する。1月に入ると新人合同自主トレが始まり、2月1日からのキャンプに備える。
(取材・撮影・文/岡田浩人)