ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは13日、三条市の三条パール金属スタジアムで栃木ゴールデンブレーブスと対戦。新潟は2本のソロ本塁打などでリードし、投げては田村勇磨投手(日本文理高出身)が被安打4、12奪三振の好投で栃木打線を完封。3対0で勝ち、前期通算成績を16勝15敗1分で貯金を1とした。この日、東地区で優勝マジック1としていた群馬ダイヤモンドペガサスが滋賀ユナイテッドBCに勝ち、2年連続6回目の前期優勝を飾った。新潟は東地区2位で、前期の残り試合数は3。次戦は14日(水)に同スタジアムで滋賀と対戦する。
被安打4、12奪三振の好投で今季初完封の田村勇磨
◎13日の試合結果◎
新潟3-0栃木
栃木 000 000 000 =0
新潟 010 000 20× =3
(バッテリー)
栃木:ウーゴ、橋詰循-橋爪
新潟:田村-宇田川
(本塁打)
新潟:ガーナー4号(2回・ソロ)、前田1号(7回・ソロ)
2回裏、新潟がガーナーのソロ本塁打で先制
7回裏、新潟が前田将司のBCリーグ初本塁打(ソロ)を放ち追加点
◇新潟・加藤博人監督の話◇
「投手戦になると思っていた。(田村は)今年イチの投球。直球が走っていた。軸で回ってもらわなければ困る投手。後期も期待している。(打線は)ガーナーが打てていなかったので、本人がほっとしていると思う。(前田の一塁手は)右打者を揃えたいと思い、先発させたが、(本塁打で)見事に応えてくれた。きょう群馬が優勝してしまい、前期優勝できなかったが、2位を確実にキープしたい」
◇完封勝利の新潟・田村勇磨投手の話◇
「直球が走っていて、いつも以上に低めを意識して投げた。そこからチェンジアップを落としたり、自分がやりたい投球ができた。次の試合も続けられるよう、継続して、後期優勝を目指したい」
◇BCL第1号本塁打の前田将司選手の話◇
「(本塁打は)打ったのは変化球で恐らくスライダー。一番飛ぶコースに入ってきた。本塁打は大学以来。(3安打で)うまく打ててよかった。(一塁手は)高校2年以来。とりあえずもう負けることができない。後期に向けて相手から嫌なイメージを持たれて(前期を)終われるように皆で話している。後期にいいスタートダッシュしたい。捕手として開幕を座らせてもらいながら、不甲斐ない試合が続いていた。宇田川と競争して頑張りたい」
(取材・撮影・文/岡田浩人)