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【NPB】加藤健、今井啓介の2選手とOBが少年野球教室

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新潟県出身のNPBプロ野球選手の巨人・加藤健選手(31歳・新発田農高出身)、広島・今井啓介投手(26歳・中越高出身)の2人と、OBである本間忠さん(36歳・元ヤクルト)と横山龍之介さん(25歳・元阪神)による小学生野球教室「ベースボールクリニック2013」(主催・新潟野球ドットコム)が8日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれた。県内13チームの小学生約250人がプロの指導を受けた。

左から加藤健選手、今井啓介投手、本間忠さん、横山龍之介さんの講師4人

新潟県出身のプロ野球選手が球団の枠を超えて野球教室をおこなうのは去年に続き2度目。12月の新潟では珍しい晴天が広がったため、主に屋外グラウンドでおこなわれた。投手組と野手組に分かれて、投手は今井投手と横山さんが指導、野手は加藤選手と本間さんが指導をおこなった。およそ1時間半の教室ではキャッチボールの後、野手組はティー打撃、投手組は捕手を相手に投球をおこない、加藤選手や今井投手が子どもたちに声をかけるなどしてフォームの指導をおこなった。

巨人・加藤健選手がバッティングの実演をすると子どもたちから歓声が上がった

広島・今井啓介投手は1人1人に声をかけながら投球指導した

元阪神・横山龍之介さんも身振りを交えて指導した

加藤選手は「新潟の子どもたちの役に立てればと思っていたのでこういう機会は嬉しい」と話し、今井投手は「こういう野球教室から高校野球、甲子園、そしてプロに入る子どもが出てくれば最高です」と感想を話した。

昨年限りで現役を引退し現在は胎内市役所の臨時職員を務めている横山さんは「これくらいの規模でやる地元での野球教室は初めて。プロで教わった質の高い練習方法などを伝えていけたら」と今後も地元での野球指導に意欲を見せた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】新潟の野手コーチに前楽天・高須氏 内野手と兼任

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BCリーグの新潟アルビレックスBCは9日、野手総合コーチに前楽天の内野手・高須洋介氏(37)が就任すると発表した。高須氏は佐賀県の出身。青山学院大卒業後の1997年にドラフト2位で近鉄に入団。2005年に新球団として誕生した楽天に移籍。内野手として活躍し選手会長も務めたが、ことし10月に戦力外となった。新潟では内野手との兼任コーチとなる。10日13時から就任記者会見がおこなわれる。会見の模様は下記のアドレスで、インターネットで生配信される。
http://www.ustream.tv/channel/albibc

(文/岡田浩人)

【NPB】楽天新入団発表会 相沢晋投手「目標は一軍定着」

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楽天は9日、仙台市のホテルで「新入団選手発表会」を開いた。ドラフト8巡目指名で入団した巻高校出身の相沢晋投手(日本製紙石巻)は「右打者の内角へ投げ込むシュートを見てもらいたい」と持ち味をPR。背番号は62に決まった。会見後の取材では「目標は一軍定着」と意欲を語った。

真新しい楽天のユニフォームに袖を通した相沢晋投手 背番号は62に決まった

入団会見には星野仙一監督のほか、ドラフト1位の松井裕樹投手(桐光学園)など新人9選手が出席した。星野監督は新人選手について「楽天は特に投手にはチャンスがある。チームを背負って羽ばたいてくれるのでは」と期待を寄せた。

仙台市内のホテルでおこなわれた新入団選手発表会

代表による質問では、プロになった気持ち、目標とする選手、見てもらいたい自分の持ち味の3問が聞かれた。相沢投手は「わくわくが大きな希望に変わりました。(石巻からの指名選手なので)地元を盛り上げていきたい。目標は美馬(学)投手。体は小さいが全身を使って投げ込みたい。持ち味は右打者の内角へのシュート。中田翔選手(日本ハム)やイ・デホ選手の内角にどんどん投げ込んでいきたい」と落ち着いた口調で決意を話した。

落ち着いた表情で質問に答える相沢晋投手

発表会後の取材で相沢投手は62番に決まった背番号について「目標にしている美馬さん(背番号31)のちょうど倍。自分はまだ半人前なので美馬さんに追い付けるよう頑張りたい」と話し、同学年の広島・今井啓介投手と同じ数字であることを聞かれると「決まった時に今井投手と同じだと思いました。2人で新潟の野球を盛り上げていけたら」と笑顔を見せた。

ユニフォーム姿での写真撮影 後列左端が相沢晋投手
両親と父親の茂さん、母親の鈴江さんと記念撮影

相沢投手の担当スカウトの上岡良一スカウトは「リーダーシップが素晴らしく人間的な魅力、投手としての投球技術を高く評価しました。一軍でどんどん登板して投げて欲しい」と期待を込めた。

相沢投手は1年目の目標として「開幕一軍は当たり前と思っている。一軍に定着して自分の投球スタイルをどんどんアピールしていけたら」と意欲をみせ、1月の新人合同自主トレ、2月のキャンプでのアピールを誓った。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】高須新コーチ、新人6選手の入団発表 新潟アルビレックスBC

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BCリーグの新潟アルビレックスBCは10日、前楽天の高須洋介新コーチの就任会見と新入団6選手の入団会見を新潟市で開いた。野手総合コーチと選手の兼任となる高須新コーチは「新潟の皆さんのために優勝目指し頑張っていきたい」と決意を述べた。また新入団の6選手もそれぞれがNPB入りを目指す意気込みを話した。

高須洋介新コーチ(前列左)と新入団6選手(後列)

会見で高須新コーチは「コーチもやりたいという思いもあり、現場で自分のプレーをしながらできたら伝えやすいと思った」と選手兼任コーチを引き受けた思いを説明。若い選手には「技術的なことや野球に対する準備、心構えの面でいいアドバイスできるようにしたい。野球を通じて人としてどうあるべきか、相談を受けつつ一緒に考えてやっていきたい」と述べた。

高須洋介新コーチ(右)と藤橋公一社長

また選手として見てもらいたい部分については「勝負強い打撃。守備では派手ではないが堅実なプレー」と語り、「ことし日本一を取れなかったということで、求められる役割としては打つこと守ることで若い選手の刺激になりチームの歯車の1つとして活躍ができれば。コーチとしては自分が培った経験、技術全てを伝えて、いい選手になれるよう、また監督を胴上げできるようサポートしたい。大きく影響を受けたのが野村監督の『準備野球』。そこにアレンジを加えて、それをベースに教えていけたら」と抱負を話した。背番号は4に決まった。

新入団選手6人(左から山岸、渡辺雄、渡辺貴、沢田、杉、趙の6人)

このあと新入団選手6人の会見がおこなわれた。6人の主な会見内容は以下の通り。

□山岸大輝投手(背番号20)□
「1イニングでも多く投げてチームの勝利に貢献したい。持ち味は強気を全面に出した投球と繊細な制球。(右投げの投手として)寺田さんが抜けた穴を埋める以上の活躍ができるよう頑張りたい」

山岸大輝投手

□渡辺雄大投手(背番号51)□
「地元でNPB目指して野球ができるので一生懸命頑張りたい。汚いフォームと汚いボールが持ち味。直球がそんなに速いわけではないし、すごい変化球がある訳でもない。打者が嫌がるフォームで投げようとやってきた。(地元で)久しぶりに新潟で野球ができるので、お世話になった方に成長したと思われるよう頑張りたい」

渡辺雄大投手

□渡辺貴洋投手(背番号99)□
「再入団という形で戻ってきたが、NPB目指してチームに貢献できるよう、模範になれるようしっかり投げたい。特徴的な投げ方とマウンド度胸が持ち味。(髪型を丸坊主にしたのは)巨人を戦力外になった次の日に、悔しかったのと気持ちを切り替える意味でこういう髪にした。直球も変化球も球の切れ味やけん制などの技術を向上させたい」

渡辺貴洋投手

□沢田泰輔捕手(背番号25)□
「リーグ優勝、日本一に貢献できるよう精一杯頑張る。打撃では勝負を決める一打、捕手では投手のいいところを引き出すリードを見て欲しい。NPBへ行くには結果が必要。結果のために努力したい」

沢田泰輔捕手

□杉直道内野手(背番号7)□
「1年目から即戦力としてチームの勝利に貢献したい。勝負強い打撃が売り。確実性と飛距離をアップしてアピール」

杉直道内野手

□趙英学内野手(背番号39)□
「1年目から主力として頑張っていきたい。積極的に次の塁を狙う走力に自信がある。50メートルは5秒8で、盗塁も大学のリーグ戦でたくさん決めたのでそこが売り。足がいきる工夫をした打撃、バントなどを磨いていきたい」

趙英学内野手

ギャオス内藤監督は来季の目標について今季達成したシーズン52勝を上回る55勝を掲げ、「個々がしっかり練習して“最強”の選手になってほしい。いかにチームに貢献できるか考えて来てほしい」と期待を寄せた。チームは来年3月15日に全体練習を開始する予定。

<高須洋介新コーチ就任会見の球団公式動画>
http://www.youtube.com/watch?v=bVwok6qnOek

<6選手新入団会見の球団公式動画>
http://www.youtube.com/watch?v=Z4zJwEUlhuo

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】新潟退団の寺田哲也投手が四国・香川入団

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四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズは11日、BCリーグの新潟アルビレックスBCを退団した寺田哲也投手(26)が入団したと発表した。寺田投手は新潟のエースとして昨季14勝、今季15勝を挙げ、2年連続のBCリーグ最多勝と投手MVPを獲得。先月、新潟を退団していた。取材に対し寺田投手は「4年間、新潟でやらせてもらって凄く成長させてもらった。ただ今年のドラフトにかからなかったことで環境を変えようと決断した。来季は日本一をかけて新潟と闘えるよう頑張りたい」と新天地に挑む決意を話した。

四国・香川に入団が決まった寺田哲也投手

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】21世紀枠 北信越推薦は長野西 三条は選出ならず

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日本高野連は13日、来春選抜大会の21世紀枠の各9地区の推薦校を発表した。北信越地区は長野県の長野西が推薦され、新潟県の三条は選出されなかった。

来春選抜大会の選考委員会は1月24日に開かれ、出場32校が決定。3月21日に開幕する。新潟県勢では北信越大会で優勝した日本文理の選出が確実視されている。

(文/岡田浩人)

【高校野球】日本文理が練習納め 「新年は全国制覇の年に」

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来春の甲子園球場でおこなわれる選抜大会出場が確実な日本文理高校野球部が27日、2013年の「練習納め」をおこなった。前日26日はこの時期には珍しい晴天となりグラウンドで守備練習などに汗を流したが、この日はあいにくの雨模様。午前9時からの練習ではナインは室内練習場で主に打撃練習に時間を割いた。

室内練習場で打撃練習をおこなう日本文理の選手たち

中軸を打つ2年・小林将也選手

日本文理は今秋の北信越大会で5年ぶりとなる優勝を果たし、来春の選抜大会出場が確実視されている。11月の神宮大会では新潟県勢として初勝利を飾るなど2勝を挙げ決勝に進出。初の全国制覇をかけた決勝では沖縄尚学を相手に8点をリードしながら終盤に逆転され、8-9で準優勝に終わった。

神宮大会での逆転負け後、チーム内で新しく始めたことがある。2年生が交代で「1日キャプテン」を輪番で務めるようにした。1人1人がキャプテンとなり、選手同士の声掛けをおこない、その日の練習で気づいたことなどを練習後に選手に伝えるようにしている。池田貴将主将は「神宮大会の後、練習の甘さや人任せな部分を見直そうとみんなで話し合って決めた。1人1人が責任を持って練習を取り組もうと考えた」とその意図を説明する。この日、1日キャプテンを務めた鷲田信太郎選手は「チーム全体を見ながら練習に取り組む意識を持つようになった」と話す。

練習の合間でのミーティング 「1日キャプテン」が主導する

全員で筋トレをおこない2013年の練習を終えた

練習の「締め」は全員で筋トレをおこなった。日本文理・野球部は28日午前中に簡単な清掃をおこない正月休みに入る。新年の全体練習は1月6日から始める予定。選抜大会は選考委員会が1月24日に開かれ、3月21日に開幕する。

選手たちは正月休みの間も個々でトレーニングを続ける予定だという。目前で逃した全国制覇を目標にチームはこの冬、さらなる成長を遂げている。池田貴将主将は「何としても2014年は自分たちの代で『全国制覇』を成し遂げたい」と力を込めた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】文理の主力選手ら“元日自主トレ”で新年スタート

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1月1日、元日の午後。柏崎市の室内練習場に今年最初の球音が響き渡った。日本文理の1、2年生9人が「合同自主トレ」で新年をスタートさせた。参加したのは2年生の池田貴将主将、飯塚悟史投手、鎌倉航選手ら主力を含む中越や上越地区に実家のある部員たちで、同校の海津勇太コーチが見守る中、守備練習やティー打撃などで約4時間、汗を流した。

元日を「自主トレ」でスタートさせた日本文理の選手たち

日本文理は昨秋の北信越大会で優勝し、春の選抜甲子園出場が確実視されている。チームの練習始めは6日だが、柏崎市の近隣に住む部員たちが自主的に集まった。

ノックを受ける鎌倉航選手(右から3人目)

ティー打撃で汗を流す渡辺龍平選手

池田貴将主将は「1月1日から練習をやっているチームも選手も、そうはいない。自分たちはこの日から練習をしているんだ、というのが自信につながる」と元日に自主練習をおこなう意義を話した。エースの飯塚悟史投手は「年の初めを野球でスタートして、野球の神様に『今年もお願いします』という思いを表そうという気持ち」と充実の表情で話した。捕手の鎌倉航選手は「元日から練習に参加させてもらって親に感謝の気持ちでいっぱい。野球で勝つことで恩返ししたい」と意気込んだ。2年生の渡辺龍平選手は「昨夏甲子園ではレギュラーだったが秋は控えにまわり悔しかった。レギュラー奪回の年にしたい」と新年への決意を誓った。

選抜甲子園の出場校は1月24日に発表される。選抜大会は3月21日に開幕する。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【インタビュー2014】「目標は全国制覇」…日本文理2年・池田貴将主将

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3月21日に開幕する春の選抜甲子園への出場が確実視されている日本文理。キャプテンを務める池田貴将(2年)の2014年は「元日自主トレ」で幕を開けた。

「1月1日から練習をやっているチームも選手も、そうはいない。自分たちはこの日から練習をしているんだ、というのが自信につながります」

十日町市出身。十日町南中では投手。日本文理高入学後から三塁手に。1年秋からベンチ入りし、昨夏甲子園の1回戦・大阪桐蔭戦では7番・三塁手で先発出場し、2回に中越え二塁打でチーム初得点を叩き出した。新チームから主将に就任し、秋の北信越大会では中軸を任され、準決勝の地球環境戦、決勝の東海大三戦で2試合連続サヨナラ打を放ち、5年ぶりの北信越大会優勝に貢献した。神宮大会では決勝の沖縄尚学戦で8点差を逆転負けも準優勝。今春の選抜甲子園での活躍が期待される。

「2013年は夏の甲子園、秋も北信越で優勝して神宮大会も決勝まで行き、一番長い秋を過ごすことができました。最後は負けてしまいましたが、いい経験をたくさん積ませてもらいました。神宮大会の後は周りから『準優勝おめでとう』と言われましたが、自分たちからすると8-0から逆転されて、悔しくて・・・。なぜ優勝できなかったのか、自分たちに足りないものは何か、ということをずっと考えました」

神宮大会決勝では沖縄尚学を相手に、7回表まで5本の本塁打を放ち8-0と大量リード。新潟県勢初の『全国制覇』が目の前まで見えていた。しかし7回に本塁打で3失点。8回に守備のミスも絡んで6失点し、逆転負け。池田は「自分たちの甘さが出た」と痛感したという。

「神宮大会前はただ声を出すだけ、ただやっているだけの練習というのもありました。そういう甘さが8-0から逆転された原因になったと感じました。そこでチームで話し合って、12月から2年生が順番に『1日キャプテン』をやるようにしました。部員の人数も多く、どうしても人任せの部分が出てきてしまっていた。1人1人が自覚、責任感を感じて練習に臨んで欲しい、自分が『言う側』に回ることで見えること、感じることもあると思いました」

「1日キャプテン」を始めると普段声を出していなかった部員から積極的に声が出るようになった。1人1人がチーム全体に目を配るようになり、一体感が高まったという。

「1日キャプテン」を始めるとチームの一体感が高まった

神宮大会決勝で逆転負けを喫したとはいえ、結果は「全国準優勝」。周囲も新潟県内の野球ファンの期待も、高まる。しかし池田はチームの現在の力を冷静に分析している。

「打撃は神宮大会でも思うような結果が出たので、自分たちがやってきたことが間違いじゃなかったと思っていて、これまで以上に力を入れて練習をしていきたいと思います。その一方で、守備練習や投手との連係プレー、走塁など細かいところはまだ課題があり、冬の間にレベルアップしていきたいと思います。甲子園という舞台でプレーするために技術を磨き、技術以外の力も付けなければ勝てないと考えています。周囲の期待は気にしていません。自分たちのできることをやりたい。神宮で優勝していたら恐らく天狗になっていたと思います。8-0から負けて、みんなが悔しい気持ちを持って、やってやるぞという気持ちを持って練習しています」
池田貴将②
Q改めて2014年の目標は?
「個人としては、自分自身は長打力が持ち味なのでそれを磨いて、そこを磨きつつ打率も残さないといけないと考えています。打撃でチームに貢献したい。やっぱりチャンスでの1本だったり、いざとなった時の打撃を磨きたいと思います」
Qチームとしての目標は?
「全国制覇です」

(取材・撮影・文/岡田浩人 ※文中敬称略)

【BCL】富山・大竹投手がレッドソックスキャンプに招待 新潟でトライアウト実施

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BCリーグの富山サンダーバーズは8日、大竹秀義投手(25)が米大リーグのレッドソックスのマイナーキャンプに招待されたと発表した。大竹投手は去年11月に新潟市のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれたレッドソックスのトライアウトに参加。レッドソックス球団幹部の前で投球を披露していた。大竹投手は富山のストッパーとして活躍し、昨季リーグ2位となる17セーブを挙げた。

レッドソックスのマイナーキャンプに招待された大竹秀義投手

昨年11月に新潟市でおこなわれたレッドソックスのトライアウト 非公開でおこなわれた

BCリーグから米大リーグのマイナーキャンプに招待されるのは大竹投手が初めて。これまでBCリーグはNPBのほか、台湾、オーストラリア、コロンビアなどのリーグに選手を送ってきたが、アメリカMLBに選手を送る可能性が出てきた。

(文/岡田浩人)

【野球場】「三条パール金属スタジアム」の命名権調印式

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三条市は現在「三條機械スタジアム」の名称が付けられている三条市民球場の命名権について、今年4月から「パール金属株式会社」(本社・三条市五明)と新たに年間840万円で3年契約を結んだ。三条市役所で14日、調印式がおこなわれ、国定勇人三条市長とパール金属の高波文雄社長が契約書にサインした。名称は「三条パール金属スタジアム」(略称・パールスタジアム)となる。

左から国定勇人三条市長、パール金属の高波久雄会長、高波文雄社長

パール金属株式会社は1967年創業で、キッチン・リビング用品を中心にアウトドアで使用されるレジャー用品などの企画・開発・製品化をおこなっている。

調印式後に国定市長は「まず三條機械製作所には6年間命名権を継続いただいたことを感謝している。パール金属は市民の生活になくてはならない製品を作っていて、三条市民の誇りである球場に新たにパール金属の名前が冠として付くことは自信を持って市民にお披露目できる」と話した。

パール金属の高波久雄会長は「命名権で企業イメージが上がる。この機会に市政に貢献したい」と命名権取得の目的を説明。高波文雄社長は「社会貢献、地域貢献の一環として、スポーツを通じて三条市に恩返ししたい」と話した。

4月から「三条パール金属スタジアム」となる現・三條機械スタジアム

三条市民球場は1995年2月に完成。県内の野球場では初めて命名権を販売し、2008年4月から「三條機械スタジアム」として親しまれてきた。プロ野球ファーム公式戦やBCリーグ、高校野球などで使われている。市によると球場内や道路案内標識などの約20か所の看板掛け替えに約300万円の経費がかかるが、「命名権の年間契約額の中から費用を捻出する」という。パール金属との契約期間は今年4月1日から2017年3月31日まで。

<調印式と会見の動画>

(取材・撮影・文/岡田浩人)

元ヤクルト・本間忠氏らの学生野球資格回復を認定

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日本学生野球協会は20日、元プロ野球選手が研修を受けて高校・大学での指導資格を得ることができる「学生野球資格回復」の適性審査をおこない、208人の適正認定者を発表した。新潟県出身者では元ロッテ投手の吉田篤史氏(43・日本文理高出身)、元ヤクルト投手の本間忠氏(36・日本文理高出身)の2名が、新潟県関係では元ヤクルト捕手の芦沢真矢氏(56・新潟アルビレックスBC元監督)がそれぞれ認定された。

元ヤクルト投手の本間忠氏

新潟アルビレックスBC元監督の芦沢真矢氏

本間忠氏は「NPBで経験したことを、新潟県の野球界の発展、さらなるレベルアップのために役立てて恩返ししたい」と話した。

(文/岡田浩人)

【高校野球】きょう午後、日本文理の出場決定へ 選抜大会

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3月21日に甲子園で開幕する第86回選抜高校野球大会の出場32校が24日の選考委員会で決定する。新潟県からは昨秋の北信越大会で優勝した日本文理の3年ぶり5回目の選抜大会出場が確実となっている。選考委員会は24日午前9時から大阪市の毎日新聞大阪本社でおこなわれ、夕方までに一般選考枠29校、21世紀枠の3校の計32校が決定する。

3年ぶり5回目の選抜出場が確実な日本文理(写真は昨年10月の北信越大会)

(文・撮影/岡田浩人)

【高校野球】日本文理 5度目のセンバツ出場決定 目標は「全国制覇」

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第86回選抜高校野球大会(3月21日から甲子園で開幕)の出場32校が24日決定し、新潟市の日本文理高校が3年ぶり5度目のセンバツ出場を決めた。日本文理は昨秋の北信越大会で5年ぶりに優勝。神宮大会でも準優勝を果たした。新潟県勢初の「全国制覇」を目指す。

「全国制覇」の垂れ幕の前でセンバツ出場を喜ぶ日本文理ナイン

吉報は午後3時半前に届いた。高野連から日本文理の斎藤清校長に「出場決定」の連絡が入り、大井道夫監督が齋藤校長と笑顔で握手を交わした。大井監督は「ウチはもう全国制覇しかない」と報道陣に力を込めて目標を話した。

出場決定の報を受け笑顔で握手する齋藤清校長と大井道夫監督

この後、大井道夫監督、池田貴将主将、飯塚悟史投手、鎌倉航捕手、星兼太選手が記者会見で選抜大会への意気込みを語った。

会見に臨む、左から大井監督、池田主将、飯塚投手、鎌倉捕手、星選手

◇大井監督と選手の記者会見要旨(敬称略)◇
Q選手の皆さんに、選抜が決まった瞬間の気持ちは?
池田「率直に嬉しい。ただ、選抜に出るだけでなく勝たなければいけない。勝利を目指して頑張る」
飯塚「ホッとした。自分の中で気持ちが引き締まった。全国制覇を目指して頑張りたいとより一層強く思った」
鎌倉「この日を第一目標にやってきた。素直に嬉しかった。選んでもらった以上は全国制覇しなければいけないという強い思いを持った」
星「決まるまでは緊張感がいっぱいだった。自分たちの目標である全国制覇を達成するまで一戦一戦を思い切りぶつかっていきたい」

大井道夫監督

Q大井監督に、昨夏から主力残ったがチームの特徴は?
大井「投手の飯塚が頑張り、守る方は鎌倉、池田中心に。チームワーク、まとまりは北信越大会でも感じていた。池田を中心に1つにまとまっている」
Q選抜大会までの課題は?
大井「1月6日の練習初めで選手に言ったのは自分の足りない部分を鍛えようと。長所は伸ばして、選抜に向けてもう1つパワーアップしないと勝てないと。パワーアップは投手も打つ方も守る方ももう1つスピードアップしようと話した」

池田貴将主将

Q選手に、自分自身の課題があれば教えて欲しい
池田「主将として周囲に気を配らなければいけない。選抜までにいかにもう少しチームを1つにできるかというところに重点を置きたい」
飯塚「投手として昨年の試合でも失点が多かった。ピンチでも打者に攻めていける投球を心掛けたい」
鎌倉「自分に求められているのは守備面では大量失点しないこと、1イニング1点で抑えられるよう精神面の強さと冷静さを保てるよう、打撃ではチャンスに1本をしっかり打てる打者になりたい」
星「主に右翼、中堅を守っていたが、自分の持ち味である思い切りの良さを発揮できずにアウトにできるプレーをアウトにできない場面があった。思い切りの良さを発揮してチームに貢献したい」

Q甲子園への抱負を
大井「ウチは目指すところは全国制覇しかないので、その目標に向かって頑張ってやりたい」
池田「神宮大会ではあと一歩で全国制覇を逃してしまった。選抜と夏で連覇できるよう頑張りたい」
飯塚「選ばれた以上、グランドに掲げている『全国制覇』を目指して頑張っていきたい」
鎌倉「試合に出ている選手だけでなく、メンバーの18人と部員全員で戦って、最後に全国優勝できるように全員で戦っていきたい」
星「全国制覇のために、チームの目標である『FOR THE TEAM,NEVER GIVE UP』のチームになれるようこれからの期間を大事にしたい」

鎌倉航捕手

Q大井監督に、全国制覇へ5試合あり投手の育成が課題だが
大井「ウチのチームの課題だけど、とにかく飯塚に頑張ってもらう。投手はあと2枚欲しい。場合によっては全試合で飯塚が1人で投げるんだという気持ちでやってもらいたい。それをカバーするのは打撃。どんなチームに対しても5点以上取ろうと。少しでも飯塚の負担を軽くする形で。点数が開いて(左腕の)藤田なり(右横手投げの)高橋につないで、何とか最少失点で踏ん張ってくれれば。基本的には飯塚が1人で投げ抜く気持ちでやってもらいたいと思っている」
Q過去に率いてきたチームと比較して
大井「5年前の夏の甲子園で準優勝したチームは非常にまとまりがあった。個別的には飛び抜けて打つ打者がいた訳ではないが、コンパクトにつながる打線だった。今のチームは一戦一戦力を付けてきた。そして諦めない。先に点数を取られてもベンチで慌てない。選手が伸び伸びとやっている感じがする。その点は5年前のチームとは違う」

Q飯塚投手に、監督から1人で投げ抜く気でと言われましたが?
飯塚「自分1人で投げ抜いていくというのは自分でも思っている。そのためにチームのみんなから信頼されないといけないと思っている。信頼される投手になりたい」
Q飯塚投手に、神宮ではバックスクリーンに本塁打を打ったが甲子園では?
飯塚「1人の打者としてもチームに貢献しなければいけないと思うので、できたら本塁打が打てればいいが、やっぱりチームに貢献できて全国制覇につながるようしっかりやっていきたい」

星兼太選手

Q選手に、甲子園でそれぞれどんなプレーを見せたい?
池田「個人としてはたくさん打ちたいというのがあるが、個人の成績よりもチームの勝利に向けてやる」
飯塚「投手として見てもらいたいのが一番。全国制覇まで1回戦から決勝まで5試合投げ切るというのも監督から言われているので、調子の良し悪しに関わらず最少失点で自分の最低限の仕事をする、全国制覇に導ける投球をしたい」
鎌倉「守備では(リードを)思い切って攻めていく。打撃では初球からの思い切りの良さを。泥臭く全員で1つ1つ勝っていきたい」
星「北信越大会で自分のヒットや本塁打で点数が入った場面が多く、そういうきっかけを自分が作れるようにしたい。守備でも一番大きな声を出したい。思い切りの良さを発揮したい」

Q池田主将に、こことやってみたいという相手は?
池田「(神宮で逆転負けした)沖縄尚学です。1回戦からやりたいです」


センバツで県勢初の全国制覇を目指す日本文理ナイン

日本文理はこの後、2月には埼玉県へ遠征を予定している。3月上旬には鹿児島県で練習試合をおこない、3月13日から徳島県阿南市で最終調整した後、大阪入りする。組み合わせ抽選会は3月14日で、選抜大会は21日に開幕する。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】文理・渡辺大雅選手を優秀選手表彰 日本学生野球協会

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日本学生野球協会の2013年度の優秀選手に選ばれた日本文理高校3年・渡辺大雅選手(18)の表彰式が29日、新潟市西区の同校でおこなわれた。渡辺選手は昨夏の甲子園に新潟代表として出場。1回戦で大阪桐蔭に敗れたものの、9回にはソロ本塁打を放ち、同校伝統の諦めない野球を見せた。「みんなでやってきたので、その代表として賞をもらったと思う」と喜びを話した。

新潟県高野連の矢部和之会長から表彰盾を受け取る渡辺大雅選手

渡辺選手は神奈川県川崎市出身。2009年夏の甲子園準優勝を見て、「実家から遠い場所で自分を鍛えたい」と思い同校に入学した。昨夏は新潟大会で打率.364の成績を残した。甲子園の大阪桐蔭戦では5番セカンドで先発出場し、敗れたものの4打数2安打1本塁打1打点と活躍した。

高校での3年間を振り返り、「寮生活や継続した練習などで人間的に成長できた。できることならばもう1回高校野球をやりたいくらい」と笑顔を見せた。卒業後は地元・神奈川県の桐蔭横浜大に進学する。同大は2012年秋の明治神宮大会で優勝するなど全国的な強豪校として知られる。渡辺選手は「守備も打撃もしっかり練習しないとついていけない。神宮での全国制覇を目標に頑張りたい」と決意を新たにし、春のセンバツに出場する後輩たちに「ぜひ全国制覇してほしい」とエールを送った。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【NPB】今季の新潟県内での試合は1軍1試合、ファーム2試合

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NPB日本野球機構は29日、ウェスタンリーグ公式戦の日程を発表した。7月26、27日に三条パール金属スタジアム(現・三條機械スタジアム)で阪神-中日の2連戦がおこなわれる。これで2014年シーズンに新潟県内でおこなわれるNPB公式戦は、1軍が8月5日にハードオフ・エコスタジアムでセリーグのDeNA-巨人戦、ファームが7月26、27日にウェスタン阪神-中日戦がおこなわれる。

(文/岡田浩人)

【高校野球】リーダー研修会とアナウンス講習会を実施

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新潟県高野連は8日、南支部の47校の主将を対象に「リーダー研修会」を、同じくマネージャーを対象に「アナウンス講習会」を、それぞれ長岡市で開いた。リーダーシップの育成と球場内のアナウンス技術の向上を目的に、2010年度から始められ、今年度で4度目の開催となる。9日は新潟市で北支部の45校を対象に開催される。

リーダー研修会に臨む各校の主将

リーダー研修会には各校の主将、副将合わせて41人が参加。最初に県高野連の島田修専務理事が『学生野球と日本学生野球憲章』と題して、学生野球憲章の成り立ちや定められている規定などを講義した。その後、5つのグループに分かれて、「主将の果たす役割」「チームの現状と方向性」「チームや個々の信条」の3つのテーマについて討議をおこなった。

島田修専務理事による講義

研修会に参加した糸魚川白嶺高の穂苅大樹主将(2年)は「チームの信頼を得るためには主将が一番練習をしなければいけないと改めて思った。他のチームは『ゴミ拾いをする』などチームとしての決めごとを作っていて、応援されるチームづくりを目指している自分たちの参考になった」と話していた。

また、マネージャーのためのアナウンス講習会には82人が参加した。甲子園球場で24年間にわたり場内放送を務め、現在は指導をおこなっている山﨑加代子さんと、現在甲子園で場内放送を担当している水谷佳世さんが講師を務め、試合のためのアナウンス技術などを指導した。

82人が参加したアナウンス講習会の様子

参加者は打順や守備位置を放送する際のアクセントや発音の仕方について実際に声に出し練習したほか、試合中の選手交代を間違えないようスコアブックに印を付けるなどの指導を受けた。講師の山﨑さんは「顔を笑顔にして放送してほしい。笑顔は声に出る」と呼び掛けていた。

甲子園での場内アナウンス経験が豊富な講師の山﨑加代子さん(左)と水谷佳世さん

講習を受けた六日町高マネージャーの杉本夏海さん(2年)は「甲子園の現場で実際にアナウンスしている方に教えていただき、とても参考になった。これからのアナウンスにいかしていきたい」と感想を話していた。

声に出し練習するマネージャーたち

指導をおこなった山﨑さんは「選手の名前がしっかり伝わることが場内アナウンスの意味だと思う。高校野球の地方大会はグラウンドも高校生、アナウンスも高校生なので一緒に楽しく、球場の雰囲気を明るくしてほしい」と話していた。日本文理が準優勝した2009年夏の甲子園決勝をアナウンスした経験がある水谷さんは「放送する時は常に平常心を心掛けているが、あの時は9回の日本文理の攻撃に『凄いな』と心の中で思った。せっかく試合に関わることができる仕事なので、一緒にやっているという思いで楽しくアナウンスをやってほしい」とマネージャーたちにエールを送った。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

明訓OB・阪長友仁さんが新潟市で講演 世界で野球の普及に取り組む

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新潟明訓高で夏の甲子園で本塁打を放つなど活躍し、現在は世界各地で野球の指導・普及活動をおこなっている阪長友仁さん(32)が9日、新潟市で講演をおこなった。1週間前に中米・グアテマラ共和国から帰国したばかりという阪長さんは、「世界に誇れる日本の野球を目指して」というテーマで講演し、世界の野球に触れた実体験と今後の目標を熱く語った。

講演をおこなう阪長友仁さん

大阪府交野市出身の阪長さんは、1997年に新潟明訓高に入学。同校を選んだ理由を「甲子園に行けて勉強もできる学校に進学したかった」と話す。3年夏の1999年に新潟大会で優勝し甲子園に出場。長打力のあるトップバッターとして、甲子園1回戦の宇和島東(愛媛)戦では本塁打を放つなど勝利に貢献した。立教大学では4年時に主将も務めた。

大学卒業後、大手旅行代理店に就職したが「野球で恩返しがしたい」と2年で退社し、単身で渡ったスリランカやタイでナショナルチームを指導。アフリカ・ガーナでは代表監督を務め北京五輪予選に出場した。その後、JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊として2年間、コロンビアで中高生に野球指導をおこなった。先ごろまで中米・グアテマラでJICA企画調査員として野球以外でも国際協力に貢献してきた。2007年にニューズウィーク日本版の「世界が尊敬する日本人100人」に選出されるなどその活動が注目されている。

講演で阪長さんは海外で指導するうちに「純粋に野球を楽しむ子どもたちを見て、野球を始めた頃に夢中でバットを振っていた気持ちを思い出した」と語った。JICAの活動で触れたラテンアメリカの野球について、「現在100人のメジャー選手がいるドミニカ共和国にはメジャー球団のアカデミーが36あり、厳しい生き残り競争はあるが、日本のプロ野球施設よりはるかにいい環境で練習をしている」と話した。またドジャース傘下のアカデミーで25年以上選手育成に携わっているアントニオ・バウティスタ氏との交流で印象に残った出来事として、「右打ちをしようとした子どもが打ち損じた時に、バウティスタ氏は『今のチャレンジ、俺は好きだ!』と明るく子どもに声をかけていた。子どもは笑顔で次の打席に入った」と失敗しても責めない指導方針を挙げた。「中学生は15球までしか投げさせないし、高校生にも連投はさせない。彼らが10年後、15年後にどれだけ活躍できるかを考えて指導している」と日本の青少年野球指導との違いにショックを受けたという。阪長さんは「日本からどんどんメジャーやプロ野球で活躍する選手が出て欲しいが、日本と中南米では指導の仕方に差がある」と話した。

中南米の野球事情について説明する阪長さん

一方で、「日本には礼儀正しさや道具を大切にする心、グラウンドにゴミを捨てないなど良い所はたくさんある。ただもっと改善できるところもある。大阪には既に古い慣習にとらわれず球数制限をおこない目先の勝利にこだわらないチームも生まれている」と話し、自分自身についても「日本のシステムを変えることはすぐには難しいが、僕は僕の立場で知ったことは日本の人に伝え、できる可能性があることは失敗を恐れず、“打席に立って”チャレンジをしたい」と今後の決意を話した。

講演後、阪長さんは「新潟に来るのは3年ぶり。高校時代の3年間、のびのびと野球をやらせてもらいました。今後はまた別の国で活動したい。将来的には自分の経験を日本で還元したいと考えています」と語った。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【中学軟式】中学生の技術向上を図る 中体連・技術講習会

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新潟県中体連・軟式野球専門部は15日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムで中学生を対象にした技術講習会を開催した。主に中学2年生が対象で、全県から約300人が参加した。講師は新潟明訓高前監督で現在は新潟医療福祉大学硬式野球部監督の佐藤和也氏と、新潟医療福祉大学准教授でスポーツ心理学が専門の山崎史恵氏が務めた。

技術講習会に参加した中学生 県内各地から約300人が集まった

技術講習会は高校や大学レベルの技術を学ぶことで、中学生年代のレベルアップを目的として開かれ、ことしで2回目。技術講習とメンタル講習にわかれておこなわれた。

技術講習では佐藤監督が講師を務め、ウォーミングアップの大切さや野球の基本動作に必要な体の動かし方などを、新潟医療福祉大の野球部員をモデルにして具体的に説明した。佐藤監督は「冬場のキャッチボールではショートバウンドを交えたり、わざとファンブルしたボールを処理するなど工夫を」と独自の練習方法を伝授。打撃指導では自身の大学野球での経験を踏まえ、「インパクトの瞬間に下半身を使って押し込むように振り抜いてほしい」と指導した。
打撃指導をおこなう新潟医療福祉大・佐藤和也監督

新潟医療福祉大の学生が中学生を指導

メンタル講習では山崎准教授がメンタルトレーニングについて講義。「自信は遠い将来の目標ではなく、毎日の目標の積み重ねで付けるもの。きょうの練習で自分は何を達成するのか、『素振りを100回する』など具体的な行動目標を立て積み重ねていくことが自信を付けるためには大事」と話した。

山崎史恵准教授のメンタル講習

講習に参加した新発田市立猿橋中学2年の長大翼(ちょう・だいすけ)主将(14)は「肩甲骨の動きを教えてもらい勉強になった。きょう習ったことを中学に帰っても実践してみたい」と感想を話した。佐藤監督は「中学生のうちから雪国のチームが繰り返しできる練習で、武器になる基本的な動作があると思う。冬なくして夏なし、の精神で工夫した練習をしてほしい」と冬場の基本動作習得の大切さを訴えた。山崎准教授は「中学生年代のうちはすぐに『自分はメンタルが弱い』などと決めつけてはいけない。まずは練習で技術向上を図って自信をつけてほしい」と日々の練習の重要性を呼び掛けた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】元ヤクルト・本間忠氏が母校・日本文理で初指導

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元東京ヤクルトスワローズの投手で日本文理高出身の本間忠さん(36)が21日、母校の日本文理高で後輩の高校生を相手に初めて指導をおこなった。本間さんは1月に日本学生野球協会が定めた新しい制度のもとで学生指導の資格を回復させた元プロ野球選手。新潟県内で新制度のもと資格を回復した元プロ選手が高校生を指導するのは初めて。

これまでは学生野球憲章のもと、高校生がプロ野球経験者から直接指導を受けることは禁止され、「高校教諭2年勤続者に対する特別措置」でしか指導者としてののアマチュア復帰ができなかった。昨年、教諭歴の制限が撤廃され、座学による研修を受ければ学生野球資格を認められることが決定し、本間さんは研修を受け、先月資格回復が認定された。日本文理は3月21日に開幕する選抜大会に出場が決まっていて、元プロという強力な“助っ人指導者”が目標の全国制覇を後押しする形だ。
日本文理の投手陣を指導する本間忠さん(右から2人目)

この日、放課後に日本文理高を訪れた本間さんは大井道夫監督に挨拶。さっそく室内練習場で投手陣の投球練習を視察した。同校2年でエースの飯塚悟史投手のキャッチボールを見た本間さんは「左足のステップが真っ直ぐになるようキャッチボールの時から気を付けて」などアドバイス。指導を受けた飯塚投手は「自分のフォームのチェックポイントが見つかった。やはり上のレベルでやっていた人だけに見るポイントが違うと感じた」と指導を受けた感想を話した。

本間忠さん(左)の指導を受ける日本文理・飯塚悟史投手

本間さんは1999年のドラフト会議でヤクルトから6位指名されて入団。2006年までの7年間で主に中継ぎとして62試合に登板し、5勝3敗1ホールドの成績を残した。引退後はBCリーグの新潟アルビレックスBCの投手コーチを3年間務めた。現在は新潟市に設立した野球教室「シンプル・ベースボール・アカデミー」で小中学生を中心に技術指導などをおこなっている。

指導後、本間さんは「飯塚投手は体も大きく、手足が長い。田中将大投手のようにゆっくりと大きくテイクバックをするよう意識してほしいと思い助言した。選抜まで具体的な投球術を教えることで試合時の球数を減らせるようになれば。恩師である大井監督のお役に立てれば嬉しい」と初めての高校生指導の感想を話した。また「新潟県の野球界への恩返しのため、他の学校からも要望があれば指導に行きたい」と意欲を見せた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

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