Quantcast
Channel: 新潟野球ドットコム | 新潟野球ドットコム
Viewing all 1772 articles
Browse latest View live

【高校野球】4回戦4試合 糸魚川、北越、新潟明訓、県央工がベスト8へ

$
0
0

第96回全国高校野球選手権・新潟大会は22日、4回戦4試合が2球場でおこなわれ、糸魚川、北越、新潟明訓、県央工の4校がベスト8進出を決めた。23日は悠久山で4回戦2試合が予定されている。ベスト8が激突する準々決勝は24日にハードオフ・エコスタジアムでおこなわれる。


悠久山
① 新潟明訓⑪漆原大晟投手 6回12奪三振の好投を見せた

◎22日の4回戦の結果◎
<鳥屋野>
①糸魚川1-0新潟商
糸魚川010 000 000 |1
新潟商000 000 000 |0

②北越6-1新発田中央
北越300 100 002 |6
中央000 010 000 |1

<悠久山>
①新潟明訓9-1豊栄(7回コールド)
豊栄000 000 1 |1
明訓070 200 × |9

②新潟県央工5-4長岡大手
大手010 201 000 |4
県央103 100 00× |5

◎鳥屋野① 糸魚川1-0新潟商◎

糸魚川①永野高裕投手


新潟商①佐藤睦投手

◇糸魚川・牛木晃一監督の話◇
1-0というのはうちの本来のゲームではない、今日は守り抜いた試合だった。もう少し序盤で打っていればもっと楽に勝てたかもしれないが、今日の試合は上出来。7回終わったころ、ストレートが浮いてので、永野が打たれたら吉田に代えようと話していた。ピンチを併殺でしっかり抑えてくれた。ファーストストライク、ファーストアウトを絶対に取ろうと永野、吉田に徹底して言ってきた。そこを怯まずに強気にストライクを取りにいっているのが大きい。何がなんでもエコスタに行きたい、という気持ちが強かった。攻めた守りができた。白嶺、海洋高校の分もという気持ちがある。春4回戦では北越に負けているので、もう一つ越えたい」

◇糸魚川・永野高裕投手の話◇
今日は内野手がヒット性のあたりもうまくさばいてくれて、自分のリズムで投げることができた。コースに投げ分けて、打たせて取ることができた。2番手に吉田投手がいるので、思いっきり投げることができる。みんなでエコスタに行くと決めて今まで練習してきた。私学は打撃が強い、甘い球を投げたらすぐ打たれると思うので、コーナーをついてしっかり投げたい」

◎鳥屋野② 北越6-1新発田中央◎

北越①山﨑嘉紀投手


新発田中央①相澤直人投手

◇北越・小島清監督の話◇
先発の山﨑は初回に一生懸命走って、真っ赤な顔でマウンドに上がった。軸足がつったみたいな感じで投げていて、狙ったところにボールがいっていなかった。後半は捕手の津野がうまく引き出してくれて、よく持ちこたえてくれた。新発田中央の相澤くんはタイミングを外すのが上手いピッチャーで警戒したが、こちらが先制できたことで有利に試合を進めることができた。(24日のエコスタに向けて)上位のチームは簡単に走らせてくれないので、バントの精度を上げられるようしっかりやっていきたい」

◇北越・山﨑嘉紀投手の話◇
「初回の走りで足がつってしまい制球が定まらなかった。その中でも野手がしっかり守ってくれた。自分のミスで点数を取られてしまったので、次の試合はそのようなことがないようにしたい。打撃も主軸を打っているにもかかわらず、初回のヒットだけだったので、もっとチームに貢献できるようにしたい。相手がどこであろうとチーム一丸となって勝ちにいく」

◎悠久山① 新潟明訓9-1豊栄◎

豊栄の先発⑨高橋楓雅投手


2回裏、新潟明訓の3番・本多凜太郎選手の中前適時打で2点追加


豊栄の2番手①曾田祐己投手


5番サードで起用された新潟明訓1年・秋葉悠選手 4打数2安打1打点の活躍

◇新潟明訓・本間健治郎監督の話◇
「何もない。7点取ったまではいいが・・・打線が上向かない。(初先発の)秋葉は十分。漆原はそこそこの出来だった。変化球がもう少し。(2番手で1失点の)渡邉直がああいう場面で出ていってあれではどうにもならない。それを主将が足を引っ張っているようでは・・・。野球になっていない。(準々決勝へは)やれることを全部やります」

◇新潟明訓・秋葉悠選手の話◇
「先発はアップ前に言われた。しっかりできるかなと思ったが、先輩に声をかけてもらい緊張がほぐれた。積極的にと思っていたので2打席目で結果が出てほっとした。(父親が明訓出身で)父の影響もあるが、明訓がやっているような野球がやりたいと思って進学した。セールスポイントは思い切りのいい打撃。甲子園に行きたい。そのためにできることをやりたい。力になれるよう頑張りたい」

◎悠久山② 新潟県央工5-4長岡大手◎

新潟県央工の先発⑪石橋健哉選手


長岡大手の先発⑩五十嵐征夫投手


1回裏、新潟県央工が3番池田誉志輝選手のスクイズで八木拳我選手が生還


指示を出す長岡大手・鈴木春樹監督(左) 4回戦は前任校との戦いとなった


3回裏、新潟県央工が2番・中村俊介の左越え二塁打で1点追加


新潟県央工の2番手①桑原涼投手


長岡大手の3番手①古川真斗投手


6回表、長岡大手は1、3塁から牽制悪送球で1点差に追い上げる


校歌を歌う新潟県央工の選手たち

◇新潟県央工・井口哲朗監督の話◇
「(鈴木前監督に)春以降、成長した姿を見せられたらと選手たちに言っていた。選手たちがよくやった。(4失策は)試合前からミスは出ると言っていたのでミスが出た後しっかりやろうと話していた。(準々決勝の相手の新潟明訓は)強いチーム。うちの選手たちも一戦一戦成長している。逃げずに臆せず勇気を持って戦おうという気持ち」

◇新潟県央工・渡辺貴之主将の話◇
「夏の大会の怖さを感じた。もっと攻めていかないと。相手の勝ちたい気持ちが伝わってきた。特に鈴木先生なのでそれが大きかった。後手に回って、勝っているけど今までと違うプレッシャーを感じた。勝てて良かった。ミスも次にいかすためのものとしたい。(明訓戦は)この経験をいかして当たりたい」

◆長岡大手・鈴木春樹監督の話◆
「前半の失点が大きかった。こちらはチャンスであと1本が出なかった。(県央の選手は)思い切ってバットを振ってくるなと思った。古川は5月末からの急造投手でよく投げてくれた。3年生は(自分の考えを)よく吸収しようとしてくれた。目の色を変えて野球をやってくれた。また1年を通して日常生活から野球に取り組みたい」

◎23日の4回戦の試合予定◎
<悠久山>
①上越(10:00)帝京長岡
②三条(12:30)関根学園

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】帝京長岡、関根学園が4回戦突破 ベスト8が出そろう

$
0
0

第96回全国高校野球選手権・新潟大会は23日、悠久山で4回戦2試合がおこなわれ、帝京長岡と関根学園が勝ち、ベスト8進出を決めた。24日は準々決勝4試合がハードオフ・エコスタジアムでおこなわれる。

上越×帝京長岡 7回裏、帝京長岡が三ゴロ失策で2点勝ち越し

◎23日の4回戦の試合結果◎
<悠久山>
帝京長岡5-1上越
上越100 000 000 |1
帝京000 010 40× |5

②関根学園10-9三条
関根201 040 120 |10
三条010 051 020 |9

◎帝京長岡5-1上越◎

帝京長岡①持田祥投手


1回表、上越は相手失策の間に前川恒選手が先制のホームを踏む


上越①飯塚亜希彦投手


5回裏、帝京長岡は2死2塁から7番・早川朋宏選手の適時打で同点に追い付く


試合終了の瞬間の帝京長岡①持田投手(右)

◇帝京長岡・中島茂雄監督の話◇
「上越は1、2年生のチームで勢いがあるし思い切ってくる。1回にミスで点を取られ、嫌な雰囲気になった。持田を中心によくやってくれた。持田は持ち味の打たせて取る投球ができた。ピンチでも間を空けて、リラックスする意識でやってくれた。最後は(連続四球で)へばったかな。夏のベスト8は4回目で2008年以来。エコスタにうちの学校の広告看板があるのに、まだ夏に試合をやったことがなくて何とかエコスタに行きたいと思っていた。(あす準々決勝だが疲れは?)ここまで来たらそんなこと言っていられない。一戦一戦やってきて次も1つ勝てるようにしたい」

◇帝京長岡・持田祥投手の話◇
「初回の失点は1年生の失策だったので、ここを凌いで我慢すれば仲間が打ってくれると思っていた。最終回は右ふくらはぎがつってしまい、最後は気持ちだった。エコスタには絶対に行こうと思っていた。連投は慣れているので大丈夫。ここからどんどん勝ち上がっていきたい」

◎関根学園10-9三条◎

1回表、関根学園3番・小山謙太郎選手が左越え2点本塁打を放ち先制


三条の先発①小杉悠太投手


関根学園の先発①中村光希投手


2回裏、三条が3安打から満塁とし押し出し四球で小杉選手がホームイン


5回表、関根学園が6番・滝澤拓人選手の適時打で追加点 この回4得点で突き放す


5回裏、三条は満塁から7番・坂井俊輔選手が右中間走者一掃二塁打など5得点


6回裏、三条は1死1、3塁から6番・田中裕之選手の遊ゴロの間に同点に追い付く


7回表、関根学園は1死2塁から8番・斉藤航選手の左線二塁打で1点勝ち越し


打撃戦を制し関根学園がベスト8進出を決めた

◇関根学園・安川斉監督の話◇
「(点差が開いても)セーフティーリードはない、最後までどうなるかわからない、絶対に抜くなと選手に言い続けた。前回(加茂戦で)やられたという気持ちがこういうゲームに繋がった。3人の継投というのは伝えていた。きょうで(2回戦の糸魚川白嶺戦、3回戦の加茂戦と併せ)3度死んでいる。準々決勝はせっかくの場所なので伸び伸びとプレーさせたい」

◇関根学園・小山謙太郎選手の話◇
「(本塁打を含む4打数4安打2打点)相手の投手がいい投手だと言われていて、直球を打てて良かった。(本塁打は)外の高めの直球で手応えがあった。(4打数4安打は)そこまで上手くいくと思っていなかった。注目されている投手から点を取れて良かった。事前の準備が良かったんだと思う。(ベスト8進出で)エコスタを目指してきた。この流れに乗って勝ち進みたい」

◇三条・勝雅史監督の話◇
「途中から開き直れたが・・・。小杉はブルペンでは伸びがあったが、マウンドでは丁寧にいこうという感じであまりスピードを感じなかった。(5回にわたる投手交代は)平原が調子が良くて、小杉が抑えられる感じがしなかったので・・・ただ平原もブルペンほど良くなかった。相手の打線が上回っていた。5回までに7点を取られるとは思っていなかった。(6点差を追いついたが)追い越したかった。選手はよくやってくれた」

◎24日の準々決勝の予定◎
<ハードオフ・エコスタジアム>
①日本文理(8:30)中越
②北越(11:00)糸魚川
③新潟県央工(13:30)新潟明訓
④帝京長岡(16:00)関根学園

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】史上初 私立4校がベスト4進出 準々決勝4試合の結果

$
0
0

第96回全国高校野球選手権・新潟大会は24日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで準々決勝4試合がおこなわれ、日本文理、北越、新潟明訓、関根学園の4校がベスト4進出を決めた。夏の新潟大会で私立高校がベスト4を占めるのは史上初。準決勝は26日(土)にハードオフ・エコスタジアムでおこなわれる。


13年ぶりのベスト4進出を決めた関根学園の選手たち

◎24日の準々決勝の結果◎
<ハードオフ・エコスタジアム>
①日本文理3ー2中越
文理201 000 000 |3
中越000 200 000 |2
→日本文理は2年連続ベスト4進出

日本文理のエース①飯塚悟史投手


中越のエース①星佳孝投手


1回表、日本文理が4番池田貴将選手の左越え二塁打で先制の2点を挙げる


1回表、左越え適時二塁打を放った日本文理の4番・池田貴将選手


3回表、日本文理が6番・荒木陵太選手の内野安打で追加点を挙げる


4回裏、中越は6番・小野育央選手の適時打で1点返す


4回裏、中越は1、3塁からバントヒットで2点目 生還した齋藤颯選手(左)


9回裏、中越の攻撃を見つめる星佳孝投手


試合終了後、言葉を交わし合う両チームの選手たち

◇日本文理・大井道夫監督の話◇
「中越の気迫を感じた。打撃はもう少し打ってもよいと思ったが、初回の先制点で行けると思ったのか打撃が雑になった。あと1本、初回に出ていれば。中盤から終盤にかけて重かった。もう少しボールの見定めをしっかりしないと。飯塚は失点した4回だけボールが甘くなってしまった。何とかあと2つ頑張って勝って甲子園でリベンジしたい」

◇日本文理・池田貴将主将の話◇
「去年は中越に4-0から追い付かれているので、リードしても油断はしなかった。先制点が大事だと考えていた。(初回の先制二塁打は)インハイのストレート。(星投手は)去年と違ってインコースを攻めてきて、スライダーもしっかり外ギリギリに投げてきて、いい投手だと感じた。あと2つ、とにかく勝てればいいので、勝ちにこだわってやっていきたい」

②北越6-1糸魚川
糸魚川000 001 000 |1
北 越200 000 13× |6
→北越は10年ぶりベスト4進出


糸魚川の先発投手①永野嵩裕投手


1回裏、北越が4番・山﨑嘉紀選手の適時二塁打で先制


6回表、糸魚川は4番・赤野直道選手の適時打で1点返す


7回表、北越は犠牲フライで1点追加 走者は服部智拓選手


糸魚川の2番手⑩吉田元太投手


8回裏、北越は3番・国松脩人選手の適時三塁打でダメ押し


1失点で完投した北越①山﨑嘉紀投手


2年ぶりのベスト4進出はならなかった糸魚川

◇北越・小島清監督の話◇
「1回に先制点を取ることができたのが大きかった。こちらの流れで試合を進めることができた。山﨑は低めを丁寧に投げてくれた。(準決勝の相手は日本文理だが)何とかもう1回対戦したかった相手。どのチームを見ても春から成長している。うちも春からの伸びしろを持って挑戦できたら。何とか喰らいついていきたい」

◇北越・山﨑嘉紀投手の話◇
「ピンチもあったが、野手のおかげで最少失点で抑えられた。しっかり低め、インコースを突くことができた。攻めることを意識して、バックを信じて強い気持ちで投げた。(準決勝の相手・日本文理には)秋春と2度負けている相手。3度負けないようにしたい。自分の持っている力を出して、どんどんバッターを攻めたい。逃げないことが大事」

③新潟明訓3-0新潟県央工
県央000 000 000 |0
明訓000 120 00× |3
→新潟明訓は2年ぶりベスト4進出

新潟明訓のエース①村山賢人投手


新潟県央工のエース①桑原涼投手


4回裏、新潟明訓は内野ゴロ失策の間に秋葉悠選手(左)が先制のホームを踏む


新潟県央工のスタンドは全校応援 選手に大きな声援を送った


新潟明訓の9番・伊藤拓将選手 バントヒットを含む2安打を放った


9回表、新潟県央工の3番・池田誉志輝選手が右前安打を放つ


新潟明訓は2年ぶりのベスト4進出

◇新潟明訓・本間健治郎監督の話◇
「(村山は)先頭をしっかり抑えてくれた。前の試合終わってから感じていた違和感を修正してくれた。いい投球だった。(2安打の伊藤は)9番だが今大会通じて強い選手になってくれた。9番で機能している。(目の前で日本文理が勝ったのも)選手にとって大きかったと思う。自分たちの野球、こうやってしっかり打たせて取って、ワンチャンスをものにするんだと。次の試合も全力で戦う」

◇新潟明訓・村山賢人投手の話◇
「去年はここ(準々決勝)で負けてしまったので、勝ちたいという気持ちは強かった。今日はテンポよく投げることを心がけたが、四球があったので次はボールを減らせるようにしたい。スライダーが良くなってきたので調子は上がってきている。県央さんが全力で自分に向かってきたので、それに応えるように自分も投げた。あと2つ、一戦必勝でやるだけ。チームの士気も高まっているのでそれに乗って、甲子園を目指して全力で投げたい」

④関根学園3-0帝京長岡
関根000 002 010 |3
帝京000 000 000 |0
→関根学園は13年ぶりベスト4進出

関根学園⑩樋口甲星投手 帝京長岡打線を完封した


帝京長岡のエース①持田祥投手 2日続けて完投した


6回表、関根学園は走者3塁から4番・土田拓朗選手の内野ゴロ失策の間に先制


先制ホームを踏む関根学園・小山謙太郎選手


「帝京長岡高等学校」の広告看板の上で応援する帝京長岡の生徒たち


ベスト4進出を決め喜ぶ関根学園の選手



関根学園の安川斉監督(中央)


帝京長岡の選手たち 惜しくもベスト4進出はならなかった

◇関根学園・安川斉監督の話◇
「(完封した樋口投手は)3回戦の加茂戦で先発させたが初回に5失点して、本人は落ち込んでいた部分があったが、3年間ひたむきに努力して練習してきた選手。樋口にかけようと思った。継投を考えていたが、まさかという感じ。でも努力の賜物。攻撃は8回のダメ押しが大きかった。(13年ぶりのベスト4で)周りに言われてああ、そうかと。もう忘れてました(笑)。(逆転勝ちで勝ち上がってきたチームで)もうダメという試合をモノにしてきた開き直りがチームにはある」

◇関根学園・樋口甲星投手の話◇
「最後まで投げ切れて完封できて良かった。疲れは感じなかった。加茂戦はチームに迷惑をかけた。仲間に助けてもらったので今度は自分が助けないといけないと思って、向かっていった結果。内野ゴロ中心に打たせていこうと思った。(名前の由来は)甲子園の星になってほしいという父の願い。(準決勝は)きょうのように低めに集めて打たせて取りたい」

◎26日の準決勝◎
①日本文理(10:00)北越
②関根学園(13:00)新潟明訓

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【中学軟式】県大会ベスト4が決まる

$
0
0

新潟県中体連の第61回新潟県中学校軟式野球大会(県大会)が25日開幕し、長岡市と見附市で、地区大会を勝ち上がった16校による1回戦と準々決勝がおこなわれた。ベスト4に勝ち上がったのは巻西中、直江津中、黒川中、吉田中の4校で、26日に準決勝と決勝がおこなわれる。上位3校が8月5~7日の日程で新潟市でおこなわれる北信越大会に出場する。また4位のチームは中部日本大会に出場する。


県大会準々決勝 黒川中×長岡大島中

◎1回戦の結果◎
巻西中1-0広神中(延長9回)
新津一中6-5新井中(延長8回)
本丸中3-2佐和田中(延長8回)
直江津中5-1長岡西中
長岡大島2-1小池中
黒川中1-0東北中(延長8回)
宮内中3-2柿崎中
吉田中1-0紫雲寺中

◎準々決勝の結果◎
巻西中6-3新津一中
直江津中2-0本丸中
黒川中7-2長岡大島中
吉田中6-0宮内中


黒川中3年①坂上隆弥投手

◎26日の試合◎
<準決勝>
巻西中×直江津中(9:30~悠久山)
黒川中×吉田中(9:30~越路河川公園)

<決勝> 12:30~悠久山
<3位決定戦> 12:30~越路河川公園

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【NPB】26、27日に三条パール金属スタジアムでウェスタン阪神×中日2連戦

$
0
0

三条野球祭り実行委員会では26、27日と三条パール金属スタジアムでウェスタンリーグ公式戦・阪神タイガースvs中日ドラゴンズの2連戦を開催する。ことしで7回目となるファーム公式戦開催となる。26日が12:30、27日が12:00の試合開始予定。

阪神には2年目の北條史也内野手や3年目の歳内宏明投手、4年目の一二三慎太外野手ら高校時代に甲子園を沸かせた若手選手の帯同が期待される。また中日は堂上剛裕外野手、堂上直倫内野手の兄弟などの出場が期待される。出場選手は当日発表される予定。

また試合前には阪神の選手2名によるサイン会(両日とも10時抽選権配布)、キャラクターとのふれあい会などイベントも予定されている。

(文/岡田浩人)

【高校野球】準決勝 日本文理が決勝へ 関根学園×新潟明訓 速報中

$
0
0

第96回全国高校野球選手権・新潟大会は26日、準決勝2試合がハードオフ・エコスタジアムでおこなわれ、第1試合で日本文理が北越をくだし、2年連続の決勝進出を決めた。第2試合は初の決勝進出を目指す関根学園と、2年ぶりの決勝を目指す新潟明訓が対戦する。

2年連続で決勝進出を決めた日本文理の選手たち

◎26日の準決勝(随時更新)◎
①日本文理9-1北越(7回コールド)
北越100 000 0 |1
文理100 017 × |9
→日本文理が2年連続の決勝進出

②関根学園5(8回終了)2新潟明訓
明訓000 001 01
関根000 012 20


第2試合 新潟明訓×関根学園の先発メンバー

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【中学軟式】県大会 吉田中が2連覇 巻西中が準優勝

$
0
0

新潟県中体連の第61回新潟県中学校軟式野球大会(県大会)は26日、長岡市で準決勝と決勝、代表決定戦がおこなわれ、燕市立吉田中学校が去年に続き2連覇を果たした。吉田中は全軟県大会と合わせ二冠達成。準優勝の巻西中、代表決定戦に勝った直江津中の上位3校が8月5~7日の日程で新潟市でおこなわれる北信越大会に出場する。また黒川中が中部日本大会に出場する。

◎26日の試合結果◎
<準決勝>
巻西中4-2直江津中
吉田中2-0黒川中

<決勝>
吉田中5-1巻西中

<代表決定戦>
直江津中6-1黒川中
全軟県大会に続き二冠を達成した吉田中(写真は5月の全軟県大会)
全軟県大会に続き二冠を達成した吉田中(写真は5月の全軟県大会)

(取材・文/岡田浩人)

【高校野球】日本文理が逆転サヨナラ本塁打で2年連続V 新潟大会決勝 

$
0
0

第96回全国高校野球選手権・新潟大会は27日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで決勝戦がおこなわれ、日本文理が1点差を追う9回裏、3番小太刀緒飛選手のサヨナラ逆転3ラン本塁打を放つ劇的勝利で、2年連続8回目の甲子園出場を決めた。

◎27日の決勝戦(随時更新)◎
日本文理4×-2関根学園(試合終了)
関根110 000 000 |2
文理000 000 103×|4

文理・小太刀が逆転サヨナラスリーランホームラン

(バッテリー)
関根:①中村、⑩樋口-②斉藤
文理:①飯塚-②鎌倉

日本文理の先発①飯塚悟史投手


関根学園の先発①中村光希投手

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】日本文理が甲子園ベンチ入りメンバーを発表

$
0
0

第96回全国高校野球選手権大会に新潟代表として出場する日本文理が29日、甲子園ベンチ入りメンバー18人を発表した。チームは4日に甲子園に向けて出発する。メンバーは以下の通り。

①飯塚悟史(3年/直江津中)
②鎌倉航(3年/直江津中)
③片岡優斗(3年/味方中)
④新井充(3年/糸魚川中)
⑤池田貴将(3年/十日町南中)
⑥黒臺騎士(3年/兵庫・報徳学園中)
⑦小林将也(3年/紫雲寺中)
⑧小太刀緒飛(3年/栃木・作新学院中)
⑨星兼太(2年/見附中)
⑩高橋竜大(3年/東京・四谷中)
⑪藤田優平(3年/内野中)
⑫豊田廉(3年/東京・鶴川第二中)
⑬川口達朗(3年/水原中)
⑭榑井駿(3年/山王中)
⑮江崎竜馬(3年/兵庫・甲陵中)
⑯竹石稜(3年/三条大崎中)
⑰山口尚輝(2年/白根北中)
⑱荒木陵太(1年/水原中)

(取材・文/岡田浩人

【高校野球】日本文理ナインが県庁訪問 知事に「一戦必勝」誓う

$
0
0

8月9日に開幕する第96回全国高校野球選手権大会に新潟代表として出場する日本文理の選手たちが31日、県庁で泉田知事に面会。「一戦必勝で頑張りたい」と甲子園での勝利と活躍を誓った。

泉田知事に甲子園での健闘を誓った日本文理ナイン

齋藤清校長、大井道夫監督、佐藤琢哉部長のほか、選手18名とマネージャー1名が訪問した。大井監督は「春の選抜は1回戦で負けたので、夏は一戦必勝主義で頑張ってきたい」と抱負を述べた。池田貴将主将は「まだ自分たちは甲子園で1回も勝っていないので、初戦を大事にして一戦必勝で頑張ってきたい」と決意を表した。

甲子園での決意を語る池田貴将主将(右から3人目)

知事と談笑する日本文理ナイン

選手に対し泉田知事は「県大会で涙を飲んだチームの思いも背負っていって、悔いのない試合を」と激励した。

日本文理ナインは8月4日に大阪へ向け出発する。夏の選手権大会は8月6日に組み合わせ抽選会がおこなわれ、8月9日に開幕する。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【中学硬式】新潟北シニアがベスト8進出

$
0
0

中学硬式野球の第42回リトルシニア日本選手権大会は全国から32チームが参加し、2日に東京都などで開幕した。新潟からは信越代表として新潟北、柏崎、新津五泉村松の3チームが参加し、初出場の新潟北が1回戦と2回戦を突破し、ベスト8進出を果たした。新潟北は4日(月)8時から神宮球場で神戸中央と準々決勝を戦う。

◎2日の1回戦の結果◎
新潟北5-4旭川北稜(北海道)
柏崎0-1大正(関西)
新津五泉村松4-7三河安城(東海)

◎3日の2回戦の結果◎
新潟北8-0水戸(関東)


初の日本選手権出場でベスト8進出を果たした新潟北シニア(7月撮影)

(文・撮影/岡田浩人)

【高校野球】日本文理ナインが大阪へ出発

$
0
0

9日に甲子園で開幕する第96回全国高校野球選手権大会に出場する日本文理ナインが4日朝、新潟空港から大阪へ向けて出発した。空港では出発セレモニーがおこなわれ、大井道夫監督と池田貴将主将に全日空から花束が贈られた。

新潟空港に到着した日本文理の選手たち


大井道夫監督(右)と池田貴将主将に花束が贈られた


出発セレモニーに臨む日本文理の選手、マネージャー

大井監督は「何とか春(選抜大会)のリベンジをという思い。一戦必勝主義で頑張ってくる。どうか戦いぶりを見て欲しい」と挨拶。池田主将は「(大切なのは)暑さに慣れること。練習でしっかり暑さに慣れたい。去年夏、今年の選抜と自分たちはまだ甲子園で1勝もしていないので、まずは初戦に絶対に勝ちたい。チームの目標である全国優勝を成し遂げるため一戦必勝で頑張りたい」と力を込めた。

日本文理は5日に甲子園練習に臨む。大会は6日に組み合わせ抽選会がおこなわれ、9日に開幕する。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【中学硬式】新潟北シニアが惜敗 ベスト4ならず

$
0
0

中学硬式野球の第42回リトルシニア日本選手権大会は4日、準々決勝が東京・神宮球場でおこなわれ、信越代表の新潟北は神戸中央(関西)に8-10で敗れ、ベスト4進出はならなかった。新潟北は4回までに1-9と8点のリードを許したが、5回に5点、最終回の7回にも2点を挙げ追い上げたがあと一歩届かなかった。

◎準々決勝の結果◎
新潟北8-10神戸中央(関西)

(文/岡田浩人)

【中学軟式】北信越大会が開幕 直江津中が準決勝へ

$
0
0

中体連の第35回北信越中学校軟式野球大会が6日、新潟市で開幕。北信越5県から11校が出場。新潟県代表として県大会で優勝した吉田中、2位の巻西中、3位の直江津中の3校が出場し、直江津中が7日の準決勝に進出した。

◎6日の試合結果◎
<1回戦>
直江津中(新潟3位)6ー3松陵中(福井2位)
巻西中(新潟2位)8ー0清水中(長野2位)(5回コールド)
水橋中(富山2位)1-0鶴来中(石川2位)

<2回戦>
水橋中(富山2位)3-2吉田中(新潟1位)(特別延長10回)
直江津中(新潟3位)4-3丘中(長野1位)(延長8回)
桜井中(富山1位)5-0巻西中(新潟2位)
根上中(石川1位)6-0光陽中(福井1位)

◎6日の準決勝@みどりと森の運動公園◎
水橋中(8:45)直江津中
根上中(10:45)桜井中

(取材・文/岡田浩人)

【中学軟式】直江津中が初の全中出場決める 北信越大会

$
0
0

中体連の第35回北信越中学校軟式野球大会は7日、新潟市のみどりと森の運動公園で準決勝がおこなわれ、新潟代表の直江津中が富山・水橋中に特別延長10回、2-0で勝ち、初の全国大会(全中)への出場を決めた。

◎7日の試合結果◎
<準決勝>

直江津中2-0富山・水橋中(特別延長10回)
→直江津中が初の全中大会出場決める

石川・根上中1ー0富山・桜井中
→松井秀喜氏の母校・根上中が全中出場決める

<決勝>
直江津中1-3石川・根上中
根中010 002 0 |3
直中100 000 0 |1
→根上中が優勝、直江津中は準優勝
両校が8月17日から徳島県でおこなわれる全国中学校軟式野球大会に出場


力投する直江津中①島田拓実投手


特別延長10回裏、最後の打者を三振に切って取りガッツポーズの島田投手


初の全中出場を決めた直江津中の選手たち

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】開幕を2日順延 日本文理の初戦は12日に

$
0
0
9日から甲子園球場で開幕予定だった夏の全国高校野球選手権大会について、日本高野連は9日と10日の開会式と試合の中止を発表した。台風の接近に伴い悪天候が予想されるため。開幕は11日に順延となり、日本文理の初戦は12日(火) … 続きを読む

【高校野球】日本文理ナイン 室内練習で汗

$
0
0

第96回全国高校野球選手権大会に出場する日本文理ナインが10日、兵庫県西宮市内の室内練習場で練習をおこなった。台風11号の影響で大会の開幕が2日間延期され、前日の9日は休養日。2日ぶりの練習は僅か2時間弱だったが、打撃練習を中心に、ネットスローやダッシュなどで選手たちは元気に汗を流した。


打撃練習を中心に汗を流す日本文理の選手


ネットスローでボールを投げる選手たち


元気よくダッシュをおこないこの日の練習を締めた

池田貴将主将は「外ではできなかったが、室内でしっかりバットが振れた。(相手は)球が速いので、短い距離でしっかり速い球に慣れる練習ができた。全員バットが振れている。このまま調子を上げて試合に臨みたい。初戦が全て。今までやってきたことを全てぶつけて一戦必勝でやっていきたい」と意気込みを話した。

11日は開会式がおこなわれる。日本文理の初戦・大分戦は12日(火)第3試合の予定。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【中学野球】新潟KBクラブが3位 Kボール全国大会

$
0
0

「第14回15U(15歳以下)全国KB(Kボール)野球選手権大会」が8日から11日までの日程で静岡県伊豆市で全国16チームが参加しておこなわれた。新潟県選抜である新潟KBクラブが準決勝に進出。準決勝で敗れたものの3位となった。

大会は軟式と同じゴム素材でありながら硬式球と同じ重さの「Kボール」を使用。軟式と高校野球で使われる硬式の架け橋となるボールとして知られている。

Kボール

新潟KBクラブは学校の軟式野球部を引退した中学3年生の中から選抜された選手でチームを編成している。過去には何人もの甲子園球児を輩出していて、今夏の甲子園に出場する日本文理の飯塚悟史投手と鎌倉航捕手のバッテリーなどが新潟KBクラブで全国準優勝の経験がある。Kボールの全国大会は10月に千葉県でも秋季全国大会が行われる予定。

◎大会結果◎
<1回戦(9日)>
新潟KBクラブ4-0座間クラブ(神奈川)
座間000 000 0=0
新潟013 000 0=4
(バッテリー)
新潟:鈴木(広神)、宮島(小池)、永井(柏崎東)、小野(新津五)-伊藤(燕)

<2回戦(10日)>
新潟KBクラブ3-2上馬シニア野球クラブ(東京)
新潟020 100 0=3

上馬002 000 0=2
(バッテリー)
新潟:鈴木(広神)、川端(中之口)、宮島(小池)、小野(新津五)-伊藤(燕)

<準決勝(11日)>
新潟KBクラブ1-4茨城県西選抜
茨城100 300=4

新潟000 001=1 6回時間切れ
(バッテリー)
永井(柏崎東)、鈴木(広神)、川端(中之口)、宮島(小池)、高橋(聖籠)、小野(新津五)-高橋(関川)、伊藤(燕)


3位の成績を残した新潟KBクラブ

(文/岡田浩人 写真・情報提供/新潟KBクラブ)

【高校野球】2日遅れで甲子園開幕 日本文理が初戦へ最終調整

$
0
0

第96回全国高校野球選手権大会は11日、甲子園球場で開幕した。12日に初戦を迎える新潟代表の日本文理は、開会式後の午前11時から兵庫県尼崎市内の野球場で練習をおこなった。台風11号の影響で3日ぶりとなるグラウンドでの練習だったが、選手たちは打撃練習で快音を飛ばし、順調な仕上がりぶりを見せた。


フリー打撃で快音を飛ばす日本文理の選手たち


ブルペンで投げ込む飯塚悟史投手

12日の初戦で先発が予想される飯塚悟史投手は、ブルペンで捕手を座らせて30球、直球と変化球の制球を確認するように丁寧に投げ込んだ。練習後、飯塚投手は「暑くなってきて体も切れてきた。相手打線をゼロに抑えられるよう、初回から9回まで気を抜かずに投げたい。初回、先頭打者を出さないようにしたい。低めにストライクを取れたので試合が楽しみ」と手応えを話していた。


シートノックでセカンドゴロをさばく新井充選手

練習は約2時間で、最後はシートノックで締めた。大井道夫監督は「久しぶりに試合をやるのが楽しみだと感じている。コンディションもいい。選手は伸び伸びやっている。いい投手を打ってこそ『打撃の文理』と初めて評価される。飯塚が5回を3失点以内に抑えてくれれば。3点以内に抑えて、5点以上を取って勝つ試合をしたい」と話した。池田貴将主将は「大阪入りしてから調子は上がっている。開会式も3回目で落ち着いて臨むことができた。まだ甲子園で校歌を歌うことができていないので、一戦必勝で初戦に勝ちたい。去年夏以降、新チームからやってきてやり残したことはない。あとは試合で結果を出すだけ」と力を込めた。

日本文理と大分代表・大分との1回戦は12日第3試合でおこなわれる。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】日本文理 ベンチ入りメンバー紹介①

$
0
0

【日本文理 ベンチ入りメンバー紹介①】

①飯塚悟史(3年・投手) 直江津中 185センチ76キロ 右投左打

最速145キロの直球と切れのいいスライダーなどの変化球を操る。大器として期待され入学し、1年夏には早くもベンチ入り。1年秋からはエースナンバー「1」を背負うも、北信越大会1回戦の松商学園戦で大量失点し挫折を味わう。以降、度重なるケガもあり、「1年秋から2年生の間はなかなか上がって来ることができず苦しかった」と振り返る。昨秋の北信越大会で優勝。ようやく大黒柱としての本領を発揮し始める。神宮大会ではバックスクリーン越えを含む3本塁打で打者として注目を集めるが、「投手として注目されたい」とこの冬はフォーム改造に取り組み、課題の制球難を克服した。今春の選抜大会で初戦負けも、「ピッチングとはこういうものなのかと気が付けた試合。選抜での投球が自分に自信を持たせてくれた」と話す。その後は安定感のある投球で「ようやく背番号1になれた」と笑顔を見せる。3季目の登板となる甲子園のマウンド。「甲子園で勝つために文理に来た。まず1勝。甲子園で勝たなければいけない」と決意を込める。「初回、先頭打者、最終回、最後の打者、切れ目切れ目を抑えることが大事」と自らに言い聞かせる。

②鎌倉航(3年・捕手) 直江津中 166センチ71キロ 右投右打

エースの飯塚と中学時代からバッテリーを組む。「甲子園を目指して」日本文理に進学した。捕球から送球までが素早く、容易に盗塁を許さない。相手打者の狙い球を事前に察知し、その裏をかくリードに定評がある。打者としては下位に座るが、神宮大会で本塁打を放ったように意外性のある打者でもある。初めて背番号2を付けた1年秋の北信越大会1回戦で松商学園を相手に0-15で5回コールド負け。序盤の失点に「周りが見えなくなった」と自らもホームベースを空けるミスで追加点を奪われた。「気が付いたら試合が終わっていた。精神的に未熟だった。あの試合が原点」と語る。以降、どんな場面でも冷静に状況を分析し、プレーすることを心掛けている。今春の選抜大会では9回裏に自らの送球ミスで同点に追いつかれ逆転負け。悔しさを甲子園に残してきた。「キャッチボールから意識してしっかり取り組んできた。やってきたことを甲子園でしっかり出せればいい」とリベンジを誓う。「受け身になったら勝てない。初戦で流れに乗っていきたい」と甲子園での勝利に向け、冷静に投手陣をリードする。

③片岡優斗(3年・一塁手) 味方中 183センチ82キロ 右投右打

大きな体からゆったりとした構え、そして獲物に狙いを定めるかのような姿勢でピッチャーの投球を待つ。そしてフルスイング。その打球の速さと長打力が片岡の魅力だ。そんな片岡が背番号を勝ち取ったのは僅か2か月前。それまでは「メンバー外」として試合にすら出ることができなかった。「正直、腐っていなかったかというとウソになる。メンバーにも負けたくないという思いで自主練習にも取り組んできた」。夜遅くまで同じメンバー外の部員たちとひたすらバットを振り込んできた。その練習態度を見込まれ、6月の北信越大会で背番号16を与えられる。準決勝の春江工・坂井戦で先発デビューを果たすと、いきなりフェンス直撃の二塁打を放つ。その時、我が事のようにスタンドで喜ぶ3年生のメンバー外の部員たちの姿を目に焼き付けた。「みんなから支えてもらって、声援をもらって、本当に感謝しています」。その後も起用に応えた片岡は新潟大会でも結果を出し続け、甲子園では遂に1ケタの背番号3を勝ち取った。「番号が1ケタになって求められるものが大きい。気負うのではなく強気で立ち向かいたい」と話す。「甲子園では一打席一打席を大事に、その中で自分の特徴である長打力を見せたい。一緒に練習をしてくれたメンバー外の部員のためにも甲子園で結果を出したい」。片岡の感謝の気持ちを込めた打球の行方に注目である。

④新井充(3年・二塁手) 糸魚川中身 170センチ66キロ 右投右打

二塁手としてグラブさばきに定評がある。糸魚川市の出身。中学3年生の時に選ばれたKボールの新潟県選抜で、のちにチームメイトとなる飯塚や鎌倉と出会う。全国大会で準優勝を遂げ、「高いレベルでやりたいと思った」と日本文理への進学を決めた。親元を離れた寮生活で、仲間とともに成長することができた。現在は寮長も務める。今春の選抜大会では得点のチャンスで三振し、エラーもした。選抜後はメンバーから外された。「悔しかった。鈴木(崇)コーチから『甲子園でエラーをした悔しさを知っているのはお前だけだ』と叱咤され、レギュラーを取り返さなければと思った」という。それから課題だった打撃に力を注いだ。「とにかくスイング力を上げないといけない」。6時半から始まる朝練習の前に、5時半から仲間とティー打撃をしてバットを振り込んできた。その結果、再びレギュラーに返り咲いた。夏の新潟大会では打率.529とチーム一の打率を残した。「春の選抜でチャンスで打てなかったので、新潟大会ではチャンスで思い切りいこうと決めていた」。新潟で結果は残した。あと残るは甲子園での雪辱だけ。「相手がどこであろうと今までやってきたことをやるだけ。チーム打撃をやっていきたい」とチームへの貢献を心に決めている。

⑤池田貴将(3年・三塁手/主将) 十日町南中 170センチ80キロ 右投右打

新潟大会の決勝。ネクストバッターズサークルで小太刀のサヨナラホームランを見届けると、誰よりも大きな声で喜びを表し、そして人目もはばからず涙した。「勝って泣いたのは生まれて初めて」と話した池田。新チーム結成からチームを1つにまとめるために誰よりも苦労してきた。「このチームの中心は池田」と誰もが認めるのは、池田が4番打者で三塁手であるからではない。大井監督が「歴代のキャプテンの中でもリーダーシップはトップクラス」と絶大な信頼を寄せるように、絶えずチームの状況に目を配り、大声でチームを鼓舞し、チームを引っ張っている存在であるため。部員の誰もが池田の言葉に耳を傾ける。6月の北信越大会前、メンバーである3年生とメンバー外の3年生とで練習に取り組む意識に差が出始めた。練習後、3年生を集め「みんなで戦わなければ夏は勝てない」と力説した。その結果、スタンドとベンチが1つになるチームが出来上がった。「プレーヤーとして苦しいことは1つもなかった。苦しかったのはチームをまとめること。でも、今やり残したことは何もない」と言い切る。春の選抜までは「全国制覇」という言葉を使って目標を表していたが、その後使うのを止めた。「『制覇』と言うと頂点のそこしか見ていないような気がした。選抜の1回戦で負けて、目の前の1つ1つの勝利の積み重ねることが大事だと思った」と考え、今は目標を問われると全国『優勝』と表現するようになった。言葉を大事にしてきたキャプテンらしい。「新潟県88チームの代表として全力プレーをしてしっかり勝ちたい」とライバルたちの思いも、メンバー外の思いも背負って戦う。「まずは初戦に勝って、その積み重ねでいきたい。4番として自分が打たないと勢いづかない。新潟大会は3番の小太刀が決めてくれた。甲子園では大事な場面で絶対に自分に打席が回ってくる。チャンスで勝利につながる一打を打ちたい」。チームを勝利へ導こうという執念は誰よりも強い。

(取材・文/岡田浩人 撮影/嶋田健一 文中敬称略)

Viewing all 1772 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>