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【小中学・高校野球】野球人口減に歯止めを 青少年野球団体協議会が新プロジェクト

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新潟県高野連をはじめ、中体連、学童野球、さらにリトルシニアなど硬式野球のリーグが横断的に組織した「新潟県青少年野球団体協議会」は23日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで記者会見を開き、新プロジェクトを含む今後の活動方針を説明した。

来年1月30日に元日本ハムの稲葉篤紀氏を招き、指導者や小学生保護者向けの講演会を開催するなどの「NIIGATA野球サミット」を開催するほか、投球動作技術や野球のマナーなどを記したカラー教則本「新潟メソッド」の製作を進めると発表した。野球人口の減少に歯止めをかけるために、小学校、中学校、高校の各野球団体が一体的に取り組む試みで、全国的にも例がない。

新プロジェクトのキャッチフレーズ「始めよう!楽しもう!続けよう!」を発表

新潟県青少年野球団体協議会は2009年のハードオフ・エコスタジアム完成をきっかけに、それまでバラバラで活動してきた軟式、硬式の各野球団体が一体となって普及・強化に取り組んでいこうと2011年に組織された。新潟県高野連のほか、県中体連、県野球連盟、県スポーツ少年団、リトルシニア中学硬式野球協会新潟ブロック、リトルリーグ信越連盟、ヤングリーグ、新潟ポニーなどの各野球団体と、野球ひじの防止に取り組む野球障害ケア新潟ネットワークによって組織されている。同協議会が子どもの肩やひじのケガを防ごうと2012年に作成した「野球手帳」は小中学生や指導者に配布されケガの防止に役立てられたほか、全国的なスポーツ・医療関係者の団体から最高賞を受賞するなど大きな反響を呼んだ。

会見には県内の各野球団体の代表が集まった

今回の会見で発表された新プロジェクトは新たなキャッチフレーズ「始めよう!楽しもう!続けよう!」のもと、野球の普及のために大きく分けて3つの柱からなる取り組みをおこなう。

1つめは来年1月30日に新潟市の朱鷺メッセで「NIIGATA野球サミット」を開催。元日本ハムの稲葉篤紀氏を招き、県内の指導者や小学生の保護者を対象に野球への取り組みや指導者としての心構えなどを伝えてもらう講演会を行う。野球を楽しんで続けてもらうための新たなきっかけづくりという狙いがある。

2つめは「新潟メソッド」と名付けられた教則本の製作で、思いやりや感謝など野球を通じ子どもたちに学んでほしいことを保護者に伝えるほか、挨拶などグラウンドでの基本的なマナーやケガ防止のための投球動作技術の解説など、新潟の野球人ならば知っておいてほしい内容が掲載される。1月30日のサミットで発表される予定。

3つめは野球ひじや野球肩の予防のための取り組みで、12月19、20日にハードオフ・エコスタジアムで野球ひじの検診やトレーニング教室など行い、ケガ予防に力を入れていく。

野球障害ケア新潟ネットワーク・山本智章代表(新潟リハビリテーション病院院長)


協議会のロゴマーク(左)と新キャラクター 今後ホームページも開設し活動を紹介する予定


協議会のロゴ、キャラクターをデザインした(株)フレーム代表・石川竜太氏


青少年野球団体協議会・竹田直人代表(新潟県高野連専務理事)

同協議会の竹田直人代表(新潟県高野連専務理事)は「野球を通して学びを体験してきた大人の責務として、団体が1つになり、友情の育成、そして強化につなげていくこと。低年齢層の野球人口が減っていることは新プロジェクトの大きなきっかけの1つ。野球を通した学び、友情を多くの人に感じてもらいたい」と話し、「今後は協議会内の団体の交流を図るほか、他の競技団体との交流や、都道府県の垣根を越えた交流にもつなげていきたい」と意欲を示した。今月末にはプロからアマチュアまでの各団体が一体となって野球の普及をおこなっているNPO法人北海道野球協議会の活動を視察、意見交換をおこなう予定。

同協議会では来年8月に新潟市などで開催される全国中学校軟式野球大会(全中)を通して「全国に新潟県の取り組みを発信したい」としている。

協力を誓う各団体の代表 一体となって野球の底辺拡大、普及に取り組む

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】五泉「地域の支援に恩返しを」 21世紀枠県推薦校表彰式

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来春の「第88回選抜高校野球大会」の21世紀枠・新潟県推薦校に選出された五泉高校に対する表彰式が26日、五泉市の同校でおこなわれ、新潟県高野連の齋藤均会長から今井塁主将(2年)に表彰状が手渡された。今井主将は「チャンスをいただけるのならば全力で頑張りたい」と決意を新たにしていた。

21世紀枠県推薦校として表彰状を受け取る今井塁主将(左から2人目)

五泉は今秋の県大会で中越、新潟明訓の私立強豪校を破る快進撃を見せてベスト4に進出。第3代表決定戦で敗れ北信越大会出場はならなかったが、過去5年間で県大会ベスト4が2回、ベスト8が2回、ベスト16が2回と好成績を挙げていることや、地域の清掃や除雪ボランティアなどの貢献活動が評価され、21世紀枠の県推薦校に選出された。

今井主将は「地域や学校の皆さんの支えがあっての五泉高校野球部。この野球部が五泉市を盛り上げていけたらという思い」と県推薦の感想を話した。江端利文監督も「光栄で、こういう形で表彰されて五泉市民の皆さんに少しでも恩返しになると思う」と述べた。地域に支えられ、そして地域に恩返しするということを体現してきた野球部ならではの感想だった。

五泉地域からの甲子園出場は地元住民の悲願でもある。野球熱は高く、学童野球では過去に全国ベスト4に進出したチームもある。中学校の部活動も盛ん。さらに硬式野球の新津五泉村松シニアは2年前には全国ベスト8に進出。この地域から数々の名選手が生まれてきた。人口減少の中でも野球熱は衰えず、ことし5月には地元商工会議所などの尽力で、強豪・仙台育英を招いた強化練習試合がおこなわれた。その縁がきっかけで今月上旬には五泉が仙台市を訪れ、仙台育英との練習試合が再び実現した。官民あげての支援が強化につながっていて、江端監督は「本当にありがたい。(地元から甲子園にという)地域の支えを感じる」と感謝の言葉を述べた。

五泉は3年前の選抜選考委員会で北信越候補校になりながらも21世紀枠に選出されなかった。当時の後藤桂太監督(現・新潟高校監督)が会見で涙したシーンを、中学生だった今井主将はテレビのニュースで見たという。「印象的だった。頑張ってやっていける場所だと思い、地元の五泉高校で甲子園を目指そうと決めた」と話す。その思いが今秋の快進撃につながった。

ただ、課題は多い。今井主将は「秋の県大会は体力がなかった。この冬は精神的にも肉体的にも強い心と体を鍛えたい」と話す。江端監督も「投手は1人(2年生エースの廣瀬生成投手)だけでは苦しいので、1年生を鍛えているところ。打撃はまだ線が細く、冬の競争で伸びた選手を使う」と春、そして夏の戦いも見据える。

今井主将は「秋は(北信越大会に出場できず)悔しい思いが強かったが、推薦校に選ばれたことで選手の自信にもなる。日々の練習を精いっぱい頑張りたい。あとは待つだけ。チャンスをいただけるのであれば全力で頑張りたい」と力を込めた。

今後、21世紀枠を巡っては12月11日に五泉を含めた北信越地区候補5校の中から1校に絞られ、来年1月29日に開催される選抜大会の選考委員会で決定される。五泉が選ばれれば春夏通じて初の甲子園出場となる。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】新潟が10選手を指名 片岡、古澤は地元枠 BCリーグドラフト会議

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ルートインBCリーグは28日、東京都内のホテルでドラフト会議を開いた。新潟アルビレックスBCは10選手を指名した。新潟県出身選手として片岡優斗内野手(19・日本文理高出身)、古澤敦也外野手(18・上越高)の2選手を地元枠で指名、通常指名で8選手を指名した。

エースの間曽晃平投手、内野手の要遊撃を守った佑紀選手らベテランをはじめ、捕手の2人が退団した新潟は、即戦力の投手を念頭に投手4人を指名する一方、捕手2人を含む野手6人を指名した。新人選手の入団会見は12月10日に新潟市のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれる予定。

新潟アルビレックスBCが指名した10選手は以下の通り。

地元枠 片岡優斗内野手(19・日本文理高-新潟コンマーシャル倶楽部)


地元枠 古澤敦也外野手(18・上越高)


1巡目 高田郁美斗投手(19・留萌千望高)


2巡目 後藤龍輝外野手(21・中京高-愛媛マンダリンパイレーツ)


3巡目 大嶋達也内野手(23・首里高-名桜大-てるクリニック)


4巡目 知念広弥投手(25・おかやま山陽高-金沢学院大-九州三菱自動車)


5巡目 前田将司捕手(23・履正社高-帝塚山大)


6巡目 宮沢直人捕手(22・藤沢西高-日体大-千葉熱血メイキング)


7巡目 齊藤力投手(22・大商学園高-帝塚山大)


8巡目 田畑開人投手(18・創志学園高)

◇新潟アルビレックスBC・赤堀元之監督の話◇
「片岡選手は豪快に振る選手、これから鍛えたい。古澤選手はシャープなスイングで守備は堅実、高校生なので伸びしろは十分あると思っている。(指名した選手は)まだ若い選手が多いので、期待している」

<BCリーグドラフト2015の動画は以下から>
http://www.ustream.tv/recorded/78644205

(取材・撮影・文/岡田浩人 写真提供/BCL)

【BCL】新潟の間曽&平野のバッテリーがMVP受賞

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ルートインBCリーグは28日、東京都内のホテルで2015年シーズンのタイトル表彰式「ルートインBCリーグAWARD」を開催した。シーズンMVPには投手部門で間曽晃平投手、野手部門で平野進也捕手の新潟アルビレックスBCのバッテリーが選出された。今季から新設された最優秀監督賞には新潟の赤堀元之監督が選ばれた。ベストナインには新潟から間曽投手、平野捕手のほか、野呂大樹外野手の3人が選ばれた。タイトル表彰では新潟から最多勝(13勝)の間曽投手、最優秀防御率(1.60)の中西啓太投手、首位打者(.362)の平野捕手、盗塁王(45盗塁)の野呂大樹外野手の4人が表彰された。AWARDは初開催で、ファンや関係者140人が参加した。

MVPを獲得した平野進也捕手(左)と間曽晃平投手(右)

MVPを獲得した間曽投手は「シーズン投手から頑張ってきた結果だが、この結果に満足せず精進したい。自分にできることをと思ってきた。(6年間在籍した新潟を退団するが)新潟のファンの応援のおかげでこのような賞を獲ることができたと思う。(涙を見せ)まさかこのような形で挨拶できると思っていなかったので涙が出てしまうが、環境を変えてもう一度挑戦しようと思う。サポーター感謝デーで挨拶したかったが、それが叶わず心残りだった。今後もBCリーグへの応援をよろしくお願いします」と挨拶した。

平野捕手は「試合に出る限りは守備も打席もおろそかにならないようにした。その結果だと思う。こうして野球に打ち込める環境を与えてくださった皆様、ファンの皆様、ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

MVP受賞挨拶で6年間在籍した新潟から離れることについて涙を見せる間曽投手
(ルートインBCリーグAWARD2015の配信動画より)

<AWARDの動画は以下から>
http://www.ustream.tv/recorded/78651227

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【中学硬式】「高校で甲子園目指す」 新潟ポニー入卒団式

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新潟市で活動する小中学生硬式野球チーム・新潟ポニーベースボールクラブの入卒団式が5日、新潟市東区でおこなわれ、ポニーからは中学3年生4人が卒団、小学生のブロンコからは6年生3人が卒団し、1人が入団した。

卒団証を手にするポニーの4人(左側)とブロンコの3人(右側)

ポニーリーグの試合では、スタメン9人に限って一度選手交代しても再度試合に出られる、という「リエントリー」というルールが適用されるのが、リトルシニアやヤングリーグと違う特徴。新潟ポニーベースボールクラブは1989年に創設された小中学生硬式野球チームで、今季で27年目。新潟市東区下山に専用グラウンドを持ち、土日と祝日に練習をおこなっている。

今季は昨季に続き関東連盟春季大会のポニー大会(中1~3年)を突破し、7月の全日本選手権大会にを果たした。1回戦で東京・三鷹中央を相手に1対2で惜敗したものの、2年連続となる選手権出場を果たした。

入卒団式終了後にはもちつきがおこなわれた 杵を持ち上げるのは伊藤渉前主将

伊藤渉前主将(光晴中3年)は「小学3年生で入団し、7年間あっという間だった。今年8月に選抜メンバーとしてアメリカでの交流大会に参加したことが印象に残っている」と振り返り、「(チームとして)人の入れ替わりがある中でコミュニケーションや団結力の大切さを学ぶことができた。高校でも甲子園を目指して努力を続けたい」と意気込みを話した。馬場慧祐新主将(大形中2年)は「冬場の練習で体を強くして、全日本選手権に3年連続で出場できるよう頑張りたい」と話した。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】桑田が信濃移籍 塚田は引退 新潟アルビレックスBC

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは4日、桑田真樹外野手(23)が信濃グランセローズに移籍すると発表した。桑田外野手は元巨人・桑田真澄氏の長男で桜美林大を卒業後の今季入団した。今季は50試合に出場し打率.233、2本塁打、16打点だった。

信濃に移籍する桑田真樹外野手

桑田外野手は球団を通じ、「新潟では新人ながら試合に出場させていただき、リーグチャンピオンという貴重な経験もさせていただくことができました。この1年間の経験を活かし、新天地でも活躍できるよう頑張ります。1年間という短い間でしたがお世話になりました」とコメントを発表した。

また塚田晃平投手(26)は申し出により現役を引退する。早稲田大から広島カープ育成などを経て今季入団した塚田投手は、21試合に登板し2勝3敗3S、防御率4.70の成績だった。塚田投手は球団を通じ、「NPBでもう一度プレーしたい、新潟の野球界に貢献したいという思いで今年1年間やってきましたが、自分の実力を再確認したシーズンでもありましたし、NPBトライアウト後、オファーもいただけなかったのでこのような決断に至りました。今年一年間は新潟のサポーターの皆様と一緒にシーズンを戦うことができ、素晴らしい新潟の地で野球人生を終えられてとても満足しています。これからはビジネスの世界で活躍できるよう、勉強していきますのでこれからも塚田晃平を応援よろしくお願いいたします」とコメントを発表した。

現役引退を決めた塚田晃平投手

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】引退の佑紀と阿部がトークショー 新潟アルビレックスBC

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは6日、長岡市の長岡ドームバッティングスタジアムでシーズン報告会を開催した。今季限りで現役引退する佑紀内野手(28)と阿部拳斗投手(25)の2人がトークショーやワンポイントレッスンをおこない、ファンと触れ合った。

トークショーをおこなった佑紀内野手(左)と阿部拳斗投手

シーズン報告会は長岡地区後援会が主催した。トークショーは今季の振り返りや長岡での生活ぶりについてなど、多くの話題に及んだ。今後について尋ねられた佑紀内野手は「どんな形かわからないが野球を通して学んだことを小中学生や高校生、大学生に教えることができたら」と話した。阿部投手は「新潟にはポテンシャルが高い選手が多い。どういかしていくか。もっと盛り上がることができるし、野球人生で感じたことを発信していきたい」と今後について話した。トークショーには50人を超えるファンが集まり、2人の話に聞き入っていた。

トークショーには50人を超えるファンが集まった

またワンポイントレッスンでは希望者に対して2人が直接技術指導をおこなった。打撃指導を担当した佑紀内野手は「頭を前に突っ込まないように」などと身振りを交えてアドバイスを送った。指導を受けた南雲洸祐さん(川西中3年)は「遅い球に対し前に突っ込む欠点があり、球を引きつける方法を教わった。言われた通りにしたら打球が速くなった」と喜んでいた。

打撃指導をおこなう佑紀内野手

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】片岡「本塁打王」&古澤「スタメン奪う」 新潟の新人10選手が入団会見

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは10日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで新入団選手の入団会見を開いた。関東と関西のトライアウトを経て先月28日のドラフト会議で指名された高校生から社会人までの10人の新人選手が出席。地元・新潟県出身では片岡優斗内野手(19・日本文理高-新潟コンマーシャル倶楽部)が「1年目から本塁打王を狙う」、古澤敦也外野手(18・上越高)が「スタメンを奪ってチームに貢献したい」とそれぞれ抱負を述べた。

赤堀元之監督(後列右から3人目)とともに日本一奪還を目指す新人選手

会見の冒頭で藤橋公一社長は「有望な10名の選手を獲得でき喜んでいる。来季は今年の大きな忘れ物を取りに行きたい」とあいさつ。

赤堀元之監督は「今年は日本一を獲れなかった。この10名でもう一度チームを作り直し、競争して、優勝目指し頑張りたい」と期待を寄せた。

藤橋公一社長(左)と赤堀元之監督

日本文理高で昨夏甲子園ベスト4を経験した片岡優斗内野手は「新しいスタート地点。持ち味はフルスイング。1年目から本塁打王を狙いたい」と決意を述べた。

また今春の県大会で初のベスト4入りした上越高で中軸を打った古澤敦也外野手は「スタメンの座を奪ってチームに貢献し、いずれNPBで活躍したい。打撃で広角に打ち分け、足を絡めてチャンスメイクしたい」と抱負を述べた。

片岡優斗内野手(19・日本文理高-新潟コンマーシャル倶楽部)


古澤敦也外野手(18・上越高)

また、大阪・履正社高時代に今季ヤクルトで本塁打王に輝いた山田哲人内野手と同期だった前田将司捕手(23)は「一度は就職したがもう一度野球やりたいと会社を辞めた。覚悟をもってやらせてもらう。同級生の山田(哲人)が頑張っている。自分も負けずに、まず開幕スタメンを狙う。キャッチングとスローイングは負けない」と話した。

前田将司捕手(23・履正社高-帝塚山大出身)

その他の選手のプロフィールとコメントは以下の通り。


知念広弥投手(25・おかやま山陽高-金沢学院大-九州三菱自動車)
「NPB目指して頑張りたい。持ち味はサイドスローからの動く真っ直ぐで打ち取ること」


斉藤力投手(22・大商学園高-帝塚山大)
「1年目から戦力になれるよう頑張る。直球でどんどん打者を打ち取りたい」


髙田郁美斗投手(19・留萌千望高)
「年齢は19だが、中学卒業から高校を自主退学し地元の高校に入学し直した。最速142キロなので150キロを目指して頑張りたい。日本一のために貢献できれば。直球で三振を取れるキレ」


田畑開人投手(18・創志学園高)
「野球だけに打ち込みたいと思い新潟に来た。NPB目指して頑張りたい。制球と変化球の緩急で打者を打ち取る」


宮沢直人捕手(22・藤沢西高-日本体育大-千葉熱血メイキング)
「独立リーグ日本一を目指して赤堀監督を胴上げできるよう頑張りたい。持ち味は勝負強い打撃と1.8秒台のセカンドへのスローイング」


大嶋達也内野手(23・首里高-名桜大-てるクリニック)
「やっとスタートできた。NPBの一軍で活躍することが目標。身長は168センチだがパワーがある。二塁から本塁までの足の速さも負けない」


後藤龍輝外野手(21・中京高-愛媛マンダリンパイレーツ)
「新たな地で野球ができる喜びと感謝を忘れず、日本一とNPB目指して頑張りたい。持ち味は足の速さ。スピードあるプレーを見ていただければ」


新人10人を迎え、新潟アルビレックスBCは10年目のシーズンを迎える

ルートインBCリーグは来季が節目となる10年目のシーズンで、3月15日から全体練習が始まる。選手たちはそれまで自主トレーニングの期間となる。開幕は4月上旬の予定。

<入団記者会見の動画 BCリーグ公式USTチャンネルより>
http://www.ustream.tv/recorded/79495951/theater

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】21世紀枠 五泉は選出ならず 北信越推薦校は長野 

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日本高野連は11日、来春選抜大会の21世紀枠の各9地区の推薦校を発表した。北信越地区は長野県の長野が推薦され、新潟県の五泉は選出されなかった。

各9地区の推薦校は以下の通り(21世紀枠はこのうち3校)
北海道=札幌清田 東北=釜石(岩手) 関東・東京=上尾(埼玉) 東海=宇治山田(三重) 北信越=長野 近畿=長田(兵庫) 中国=出雲(島根) 四国=小豆島(香川) 九州=八重山(沖縄)

来春選抜大会の選考委員会は1月29日に開かれ、出場32校が決定。3月20日に甲子園球場で開幕する。

(取材・文/岡田浩人)

【BCL】新潟退団の間曽が四国・香川入団

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四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズは11日、新潟アルビレックスBCを今季限りで退団した間曽晃平投手(27)が入団すると発表した。

四国・香川オリ-ブガイナーズに入団が決まった間曽晃平投手

間曽投手は神奈川県の出身で、横浜商高、神奈川大を経て、2010年に新潟アルビレックスBCに入団。今季13勝を挙げ、2年連続となるリーグ最多勝と投手部門のMVPを獲得した。先月20日に6年間在籍した新潟を退団することが発表され、球団を通し「環境を変えてNPBに挑戦したい」とコメントを発表していた。

(文/岡田浩人)

【大学野球】鎌倉&森田の甲子園ヒーローが講師に 法政大が中学生を指導

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東京六大学野球の法政大学硬式野球部のメンバーによる野球教室が12日、新発田市の新発田農業高校でおこなわれた。来年8月20日に同市の五十公野球場で開催される「東京六大学野球オールスター戦」の事前イベントとして新発田市スポーツ推進課が企画。講師には同大の青木久典監督のほか、昨夏甲子園でベスト4に進出した日本文理高出身の鎌倉航捕手(1年)や富山商高のエース左腕でU18日本代表として活躍した森田駿哉投手(1年)らが務め、地元の中学生が指導を受けた。

地元の中学生を指導する法政大1年・鎌倉航捕手(右端・日本文理高出身)

法政大学硬式野球部は春秋のリーグ戦で44回優勝、全日本大学野球選手権では全国最多となる8回の優勝を誇る名門。山本浩二、田淵幸一、江川卓らプロ野球にもOBを多数輩出している。

野球教室の講師を務めたのは、今季から指揮を執る青木久典監督のほか、父母が新発田農高出身という4年生の皆川晋内野手(西武台千葉高)、2年生の森龍馬副将(日大三高)、1年生の森田駿哉投手(富山商高)、そして上越市出身で1年生の鎌倉航捕手(日本文理高)の選手4人。長岡市出身で3年生の高野峻一郎主務(長岡高)が野球教室の進行役を務めた。

左から青木監督、皆川内野手、森副将、森田投手、鎌倉捕手、神長英一前監督、皆川浩一OB会理事


進行役を務めた主務の高野峻一郎さんは長岡市の出身


午前の部は新発田市内の4つの中学校33人が参加した

野球教室は全員でランニングとアップ、キャッチボールをおこなったあと、投手・捕手のバッテリーと野手に分かれて指導がおこなわれた。捕手を指導した鎌倉捕手は捕球の姿勢について、「キャッチャーで大事なのは足の送り方。股の間を抜かれるのは恥ずかしいことなのでしっかり練習をしてほしい」と身振りを交えながら説明した。森田投手はブルペンで投げ込む投手1人1人に腕の使い方などを指導した。野手は捕球や打撃指導を受けた。

全員でランニング


ブルペンで1人1人に指導する森田駿哉投手


野手に打撃指導をおこなう森龍馬副将

新発田市によると法政大学硬式野球部が新潟県内で中学生への野球教室をおこなうのは初めてだという。指導を受けた菊地龍一さん(14・紫雲寺中2年)は「貴重な経験なので集中して聞くようにした。打撃では足を使うことを指導された。身近な選手が大学で活躍しているのはすごいと思う」と話していた。

同大の青木監督は「中学生が非常に素直でどん欲だった。野球人口が段々減っているので、我々ができることは底辺拡大のために野球の楽しさ、心や体を教えることが大事だと思っている。ぜひこの中から法政大に来る選手が出てほしい」と感想を話した。4年生の皆川内野手は「野球を教えることは自分たちが学ぶ場で、気づかされることが多くいい経験だった」と話し、2年生の森副将は「リーグ戦で活躍しないとオールスター戦に選出されないと思うので、選出されるよう優勝を目標に頑張りたい」と来夏のオールスター戦出場へ向けて意気込みを話した。

富山商時代の昨夏甲子園3回戦で日本文理と対戦し惜敗した経験のある森田投手は「甲子園で負けている県なので複雑な気持ちはあるが」と苦笑いした後、「同じ野球人として上手くなってもらえるようサポートできれば」と話し、「今の時期は体が大きくなる時期で、走り込み、たくさん食べる、そして寝ることが大事。(オールスター戦へは)第二の地元でもある新潟、新発田の地でいいプレーを見せられるよう1年間しっかり頑張りたい」と笑顔を見せた。

野球教室は午後もおこなわれ、新発田シニアの選手が指導を受けた。


◎法政大での1年を振り返って・・・鎌倉航捕手に聞く◎

中学生に指導する鎌倉航捕手 法政大でのこの1年を振り返ってもらった

Q地元で中学生に教えた感想は
鎌倉航捕手(以下鎌倉)「新潟の雰囲気は落ち着く。教える難しさ・・・感覚を言葉に表すのは難しかった。(教えたかった)1番のことは自分も言われていたが『自分のことだけでいっぱいいっぱいにならないように』ということ。基本動作が大事できっちりやってもらいたくてアドバイスさせてもらった。自分が中学生の頃と比べても上手い」

Q大学1年生としてのシーズンを振り返って
鎌倉「あっという間だった。トーナメントではないリーグ戦は長いが始まるとあっという間に最終戦が来ている感じだった。1試合1試合の大切さを学んだシーズンだった。春から試合に出させてもらい、いい経験をさせてもらった。神宮という素晴らしい球場で大勢の観客の前でプレーさせてもらったのはいい経験。(今年)プロに行った選手が何人もいる中で一緒にプレーさせてもらえたのは今後の大学生活にいきる」

Q高校野球と大学野球の違いは
鎌倉「1球の執着心が違うと感じた。スピードやパワーも違うが、この1球にかける思いが全然違う。部員数も多い中、試合に出させてもらったが、責任を持ってやらなければと思っていた。自分が思っていたよりは自分の力が発揮できなかった。場に圧倒された部分はある。やらなければという思いが空回りした部分がある。周りもスター選手ばかり。自分もと思い、力以上のものを出そうとしてしまった部分はある。今は地に足につけて練習できている」

Q秋はケガで出場できなかった?
鎌倉「前半はベンチ入りできたが、途中から運動禁止になってしまった。何もできず悔しいシーズンになってしまった。ただ周りから試合を見て春とは違った目線で試合を見ることができてよかった。(ケガは)10月の頭に目の網膜剥離をおこしてしまい、1か月の運動禁止だった。中学でボールが目に当たったことがあり視力が落ちていたので、コンタクトを作ろうと病院に行ったら網膜剥離がわかった。今はもう治って練習ができている」

Q同期は飯塚投手をはじめ、それぞれの道を歩んでいる
鎌倉「時々連絡を取っていて勇気づけられるし、また頑張ろうと思う。同期とは(東京で)よく会っている」

Q来季への意気込みを
鎌倉「試合に出られるようにというのが一番。その中で1年間、ケガをしない体でやりたいので、この冬はしっかり体作りをしてしっかり野球ができるようにしたい。(オールスター戦は)来ることができるようにしっかり練習したい」
参加した中学生と記念撮影

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【お知らせ】新潟県出身プロ野球選手による小学生野球教室を開催します

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新潟野球ドットコムは12月27日(日)に新潟市のハードオフ・エコスタジアムにて新潟県出身プロ野球選手による野球教室『小学生ベースボールクリニック2015』を開催いたします。

このイベントは新潟県の小学生に夢を持って野球に取り組んでもらおうと2012年から毎年12月に開催しています。講師には新潟県出身のプロ野球選手とOBに務めていただいていますが、今年は広島カープ・今井啓介投手(長岡市出身)、読売巨人軍・高橋洸外野手(新潟市秋葉区出身)、横浜DeNAベイスターズ・飯塚悟史投手(上越市出身)の現役3選手と、元ヤクルトスワローズ投手の本間忠さん(新潟市秋葉区)、元阪神タイガース投手の横山龍之介さん(新潟市秋葉区出身・胎内市)のOB2人が講師を務めます。

左から広島・今井啓介投手、巨人・高橋洸外野手、DeNA飯塚悟史投手

ただ今、野球教室への参加小学生チームを募集しています。参加ご希望の方は下記の通り、メールにてお申し込みください。なお会場の関係で参加定員を300人とさせていただきます。なお応募者多数の場合は先着順とさせていただきます。また当日は参加チーム以外の方は球場内に入場できませんのでご了承ください。また選手は個別のサインには応じませんのでご理解ください。

事業名:小学生ベースボールクリニック2015
主催 :新潟野球ドットコム アルビレックス新潟・都市緑花センターグループ
協力 :シンプル・ベースボールアカデミー
協賛 :新潟の野球を応援していただいている各社様
場所 :ハードオフ・エコスタジアム新潟(新潟市中央区)
日時 :12月27日(日)9:30~12:00
募集 :新潟県内のチーム(軟式)に所属する小学生300人
1チーム20人以内でチーム単位で申し込みを受け付け
参加費:無料
締切 :12月24日(木)正午(定員に達した場合は先着順にて終了)

<申し込み方法>
Eメールにて、「野球教室参加希望」と明記の上、①チーム名 ②代表者名 ③代表者連絡先(携帯) ④参加人数(1チーム20人以内) ⑤連絡先メールアドレス、をご記入の上、info@niigatayakyu.com (岡田)までEメールにて申し込みください。後ほど新潟野球ドットコムから詳細について連絡をいたします。なお定員に達した場合は先着順にて申し込みを終了させていただきますのでご了承ください。

(新潟野球ドットコム代表 岡田浩人)

【NPB】巨人・加藤、高橋洸が秋葉区で野球教室 プロ18年目のシーズンへ加藤が語る

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巨人の加藤健捕手(35・新発田農高出身)と高橋洸外野手(22・日本文理高出身)、そして元ヤクルトの本間忠さん(38・日本文理高出身)による小学生野球教室が19日、新潟市秋葉区でおこなわれ、地元の小学生約130人が参加した。加藤、高橋の両選手は打撃や走塁、守備の基本動作を指導した。

打撃指導をおこなう巨人・加藤健捕手

野球教室はプロ野球選手に触れることで子どもたちに夢を持ってもらおうと新津少年野球育成会と秋葉区が主催し、毎年12月に実施している。高橋選手と本間さんは秋葉区出身で、聖籠町出身の加藤選手は毎年講師を務めている。

今年は地元の学童チームなど8チームが参加。加藤選手が打撃、高橋選手が走塁と守備、本間さんがキャッチボールの基本を指導した。加藤選手は1人1人にトスを上げながら、「ナイスバッティング」などと声を掛け、時折ハイタッチを交わすなど子どもたちと笑顔で触れ合った。高橋選手は一塁ベースの駆け抜け方や走塁のスタートの切り方などを実際に子どもたちに見せながら指導をした。

走塁の基本動作を教える巨人・高橋洸外野手


キャッチボールの投球と捕球の基本を教える元ヤクルト・本間忠さん(中央)

荻川少年スポーツクラブの宇野浩平主将(5年)は「加藤選手も高橋選手も体が大きくてカッコよかった。打撃ではよく見ること、ヘソの前で打つこと、そしてタイミングが大事だと教わった。将来はプロ野球選手になりたい」と目を輝かせていた。

加藤選手は「毎年楽しみにしている野球教室。小学生は伸び伸びと、野球を嫌いにならないように、そして今からでも少しずつ頭を使って考えてもらえるよう教えた」と話した。高橋選手は「教えるというよりも体を動かして楽しみながらやることを意識した。自分の子どもの頃を思い出した。子どもたちには野球を楽しみながらプレーしてもらえれば」と感想を話した。

チームごとに講師の3人と記念撮影


◎プロ17年目のシーズンを終えた巨人・加藤健捕手に聞く◎

小学生の前でキャッチボールを披露する加藤健捕手

Q17年目のシーズンを振り返って
加藤健捕手(以下加藤)「キャンプが始まる前からいろいろなことを想定しながら準備だけはしていた。少ないチャンスをモノにするためにも準備をしなければと思っていた。そこをモノにしなければ来年は野球ができないかもしれないという気持ちだった。開幕の早い段階でチャンスが来た」

Q今季はプロ入り最多となる1軍35試合に出場しプロ初の猛打賞も
加藤「今季はたまたまいい方向に行ったし、たくさんの経験を積ませてもらった。ただ、試合は勝たなければダメ。阿部さんがずっと一線でやっていて、144試合をプレーする凄さを改めて感じた。負けが込んでくると『こんなにキツいのか』というのもわかった。いろいろな発見があった」

Q17年間、長くプロでプレーできている秘訣は
加藤「ケガをしないことが大事。危なかった時期もあったが、周囲の協力のおかげで乗り切ることができ感謝している。1軍の試合で出場すると新潟の地元の人から連絡が来たり、応援していただいて、励みになるし頑張りたいと思うし、もっと野球をやりたいと思っている。ただ1年間を通すと、勝ってマウンドでハイタッチする瞬間だけは嬉しいが、あとは苦しいことの方が多い。不安との戦い。結果が出なければ来年の契約がどうなるかはわからない。常に崖っぷち。ただ好きなことで悩めるというのはありがたいこと」

Q来季18年目のシーズンへの決意は
加藤「2月1日のキャンプインの前に、どういう状況が来ても対応できる準備をしっかりしたい。(来季は自身が高校3年生の時[1998年]に生まれた子が高校3年生になる)そうか・・・この年齢になるまで本当にあっと言う間だったので(苦笑)。今まで経験したことを野球教室などで少しでも地元の新潟に恩返ししたいと思っているし、何か協力できることがないかといつも思っている。新潟の野球がもっと盛り上がっていけるよう協力したい。そのためにも自分が1年でも長く、この仕事を全うして良い結果を出して恩返しのチャンスをもらえればと思っている」
子どもたちにとって憧れのプロ野球選手 「地元に恩返ししたい」と語る

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【イベント】野球ひじ検診で長く野球を楽しんで ベースボールフェスタ開催 長島三奈さんも取材 

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少年期の投球が原因による障害「野球ひじ」を予防し、体のコンディショニングなどを学ぶことで長く野球を続けてもらおうというイベント「ベースボールフェスタ2015」が19、20日の両日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムで開催された。新潟県高野連や中体連などで組織される「新潟県青少年野球団体協議会」が主催し、2日間で約900人がひじの検診などを受けた。

医師からひじのエコー検査を受ける小学生 約900人が検査を受けた

このフェスタは2013年から毎年12月におこなわれていて今年で3回目。野球ひじの予防啓発活動をおこなっている県内の医師などによる団体「野球障害ケア新潟ネットワーク」が協力し、野球ひじの無料検診のほか、コンディショニングやトレーニングなど小学生のうちから取り組んでほしい基本メニューの教室を開いたほか、社会人野球チーム・バイタルネットや今季から関甲新1部に昇格した新潟医療福祉大の協力による野球教室も開催した。

こうした野球イベントで野球ひじの検診をおこなうことは新潟県ならではの先進的な取り組み。参加した小学生は簡単な問診用紙に記入し、ひじの曲げ伸ばしをしてチェックを受けた後、超音波エコー検査で骨に異常がないかどうかを調べた。検査を受けた約900人のうち、8人に悪化の恐れがある異常が見つかり、医療機関への受診が勧められた。

ひじの曲げ伸ばしをしてチェックを受ける小学生


コンディショニング教室で体幹の実技指導を受ける


室内練習場ではバイタルネットの選手による野球教室がおこなわれた

見附市の草薙BCで投手を務める佐野哲太さん(11)は「初めてひじの検査を受けたが異常はなかった。検査を受けないとわからないので、早く発見できて安心できる」と話していた。

野球障害ケア新潟ネットワークの山本智章代表(新潟リハビリテーション病院院長)は「痛みが出て病院に来た時はかなり悪化して治療が難しいというケースがしばしばある。そういう選手を1人でも減らして野球を楽しくできるよう我々も一緒に考えたい」と話していた。

新潟県青少年野球団体協議会の竹田直人代表(新潟県高野連専務理事)は「年々参加人数が増えている。こういう活動が広まることで予防につながり、長く野球を続けることができる球児が増えれば」と今後も活動を継続する考えを示した。


◎長島三奈さんも取材 「素晴らしい取り組みで、長く野球を続けてほしい」◎

野球ひじ検診について説明を受ける長島三奈さん(中央)

20日のベースボールフェスタの会場に、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の二女で長く高校野球取材を続けるフリー記者の長島三奈さんが訪れた。新潟県青少年野球団体協議会がおこなっている野球ひじの検診や、来月発表される選手・指導者・保護者向けの教則本「新潟メソッド」の取材のために来県した。

医師や高野連関係者から説明を受けた長島さんは取材後、「今まで高校野球の選手たちの練習や試合を取材してきたが、検診など目に見えない部分を初めて見せていただき勉強になった。これまで高校球児の取材の中で『けががあるので高校で野球をやめます』という選手を数多く見てきた。子どもたちのけがの早期発見につながる機会で新潟の取り組みは素晴らしい。野球少年たちには新しいグローブやスパイクを買ってもらった時に大事にする気持ちと同じくらい、自分のひじや体のことを大事に思ってもらい、長く野球を続けられるようになってほしい」と感想を話した。

新潟県青少年野球団体協議会は来月発表予定の「新潟メソッド」の中で長島さんから推薦コメントをもらう予定。竹田直人代表は「今後の活動でも連携をお願いできれば」と話していた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【NPB・イベント】新潟県出身プロ野球選手とOBが野球教室

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新潟県出身のプロ野球選手とOBによる野球教室「小学生ベースボールクリニック」(主催:新潟野球ドットコム、アルビレックス新潟・都市緑花センターグループ)が27日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれ、広島・今井啓介投手(28・中越高出身)と巨人・高橋洸選手(22・日本文理高出身)、DeNA・飯塚悟史投手(19・日本文理高出身)の現役選手3人と、元ヤクルト・本間忠さん(38・日本文理高出身)と元阪神・横山龍之介さん(27・日本文理高出身)のOB2人の5人が講師を務めた。県内の23チームの小学1年生から6年生までの約300人が参加し、プロ選手から基本動作を教わった。

左から広島・今井啓介投手、巨人・高橋洸選手、DeNA・飯塚悟史投手、元ヤクルト・本間忠さん、元阪神・横山龍之介さんの講師5人


県内23チームの小学生約300人が参加した

イベントは新潟県出身のプロ野球選手と触れ合うことで県内の小学生に夢を持って野球に取り組んでもらおうと新潟野球ドットコムが2012年から毎年実施していて今年で4回目。今年は今季DeNAに入団した飯塚投手が初めて参加した。

野球教室は投手と野手のグループに分かれ、室内練習場2か所を使っておこなわれた。投手は今井、飯塚両投手と横山さんが指導、野手は高橋外野手と本間さんが指導した。今井投手と飯塚投手は子どもたちのキャッチボールを見ながら、「足を真っ直ぐ踏み出して」「ナイスボール」などと1人ひとりに声を掛けていた。飯塚投手が自らボールを投げてお手本を示す場面もあった。

ピッチャーゴロの捕り方を教える今井啓介投手


笑顔で子どもたちと触れ合う飯塚悟史投手


飯塚投手がキャッチボールのお手本を示す場面もあった


捕球の指導をする横山龍之介さん

野手を指導した高橋選手はゴロの捕球動作の基本を教えた。「遊びながら上手くなる練習の1つ」として股の間を通して足の後ろでボールを捕球をする動作を紹介した。

股の間を通して足の後ろでボールを捕る練習の仕方を教える高橋洸選手


ティー打撃を指導した本間忠さん

技術指導の後の質問の時間では子どもたちから「どうやったら速い球が投げることができるのか」「体を大きくするにはどうしたらいいのか」「ライバルは?」「一番悔しかった試合は?」など次々と手が挙がった。今井投手は「体を大きくするために練習の間に間食を摂った。間食と言ってもお菓子などではなく、おにぎりなどの炭水化物を摂るように心掛けた」と返答。飯塚投手は「一番悔しかったのはおととしの神宮大会決勝で8対0から9点取られて逆転負けした時。優勝したと思ったが、野球は最後まで分からないと学んだ」と話した。

野球教室終了後には各選手が着用したユニフォームやウェアなど貴重な品が当たる抽選会がおこなわれ、当選した子どもたちが大喜びで受け取ると選手との記念撮影に臨んだ。

飯塚悟史投手はシーズン中に使用したウェアをプレゼント


高橋洸選手は使用したグローブをプレゼント


今井啓介投手はユニフォームをプレゼント


所用のため参加できなかった巨人・加藤健選手のサイン入りウェアも贈られた

野球教室を終えて、今井投手は「新潟の子どもはガツガツ来る子が少ないと思っていたが、質問も多く出て変化していると思った。地元のプロ野球選手が増えた影響も大きいと思う」と驚いた様子。高橋選手は「子どもたちがどんどん近づいてきてくれて楽しくできた。地元で野球をする子どもが増えてくれたら嬉しい」と笑顔を見せた。飯塚投手は「自分が小学生の頃はなかなかプロ野球選手と交流する機会がなかったので、プロ野球選手になりたいと思ってくれて新潟の野球が活性化してくれれば」と期待を寄せた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


この『小学生ベースボールクリニック2015』を開催するにあたり、その趣旨にご賛同いただき、多大なるご協賛をいただきました新潟県内の各企業・団体の皆様にこの場をお借りして御礼を申し上げますとともに、ここにご紹介をさせていただきます。

◎『小学生ベースボールクリニック2015』ご協賛各社◎
・アイテックス株式会社(弥彦村) http://www.i-teqx.co.jp/
・株式会社エヌエスアイ(新潟市東区) 
http://www.nsi.jp/
・金子薬品(田上町)
・旬食・ゆ処・宿 喜芳(長岡市) http://www.kihou.jp/
・コニカミノルタNC株式会社(新潟市江南区)
 http://www.konicaminoltanc.jp/
・越後名物笹だんご 田中屋本店(新潟市江南区) http://www.dangoya.com/
・にいがたキッズプロジェクト(新潟市中央区) http://www.kidsp.net/
・新潟市西区  (医)野田歯科医院
(以上、五十音順)

ご参加いただきましたチームの皆様、運営などにご協力をいただきました皆様に感謝申し上げます。また開催の趣旨に賛同いただき全面的なご協力をいただきました今井啓介投手、高橋洸選手、飯塚悟史投手、本間忠さん、横山龍之介さんに御礼申し上げますとともに、今後の益々のご活躍を祈念したいと思います。ありがとうございました。

新潟野球ドットコム 代表・岡田浩人


【中学硬式】新潟ヤング入卒団式 14人が高校での飛躍誓う

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新潟市で活動する中学硬式野球チーム・新潟ヤングの入卒団式が26日、新潟市内のホテルでおこなわれた。今季は春夏と全国大会の舞台を経験した中学3年生14人が卒団、「高校でも野球を続け、甲子園を目指したい」とそれぞれが決意を語った。

新潟ヤングの卒団生14人と阿部晋也監督(前列左から3番目)

入卒団式は小学生の軟式学童チームであるNSジュニア、新潟ヤング、社会人軟式チームであるNSクラブが所属する「新潟ベースボールクラブ」の納会でおこなわれた。

硬式球を扱うヤングリーグは全国約180のチームが活動中で、今春センバツ甲子園で優勝した敦賀気比のエースで日本ハムに入団した平沼翔太選手はヤングリーグのオールスター福井の出身。新潟ヤングは2009年に設立され、全日本硬式野球連盟の北日本支部に所属している。新潟市北区のグラウンドで練習を重ね、今季は昨季に続き2年連続で春と夏の全国大会出場を果たした。

卒団する中3生は第7期生となる。曽我祐太朗前主将(大形中3年)は「監督やコーチからは技術だけではなく、普段の生活態度が大事だと徹底的に教わった」と振り返り、「ここで教わったことを高校でもしっかりやって、甲子園を目指したい」と今後の目標を話した。阿部晋也監督は「3年生が築いたものを2年生以下がしっかり受け継いでいってもらいたい」と話した。

なお軟式学童チームのNSジュニアからは小学6年生5人が卒団、新たに12人が入団した。

軟式学童チーム・NSジュニアを卒団する小学6年生5人と保護者

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【NPB】元ソフトバンク投手の星野順治さんが野球教室

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燕市出身の元ソフトバンク投手・星野順治さん(41)を招いた野球教室が30日、新潟市西蒲区の松野尾小学校体育館でおこなわれた。地元の松野尾・浜っ子野球少年団と巻西中学校の小中学生22人が基本動作やピッチングの指導を受けた。

小中学生を指導する元ソフトバンク投手の星野順治さん(左端)

星野さんは燕市の旧吉田町出身。新潟商高卒業後、NKKを経て、1997年にドラフト4位で福岡ダイエーから指名され入団。1999年には先発投手として10勝を挙げ、チームのリーグ優勝と日本一に大きく貢献した。プロ通算156試合に登板し50勝を挙げ、2008年に引退。ソフトバンクの二軍コンディショニングコーチ補佐を経て、2011年からは編成育成部の三軍育成担当となり、若手の育成に尽力。チーム2年連続日本一に貢献した。来季は二軍の育成担当となる。

野球教室は松野尾小学校出身で社会人チームの新潟コンマーシャル倶楽部の山賀茂コーチ(42)が高校時代に星野さんの1つ先輩だったことが縁で去年初めておこなわれ、今年で2回目。星野さんは投手を中心に1人1人に声をかけ指導。「プロ野球選手でもマウンドに上がれば足が震えて緊張する。自信を持ってマウンドに上がるために、これだけは誰にも負けないぞというものを練習で取り組んでほしい」と呼びかけた。

投手に体重移動の大切さを説く星野さん

指導を受けた5年生の長谷川絢輝さん(11)は「星野さんから『体と頭が一緒に前に出ているので、お尻から最初に前に出すように』と言われ、やってみたら球が速く投げられるようになった。来年はエースになって全国大会で優勝できるようになりたい」と話した。

野球教室を終えた星野さんは「普段は新潟と離れているので、こうやって誘っていただき野球教室ができるのはありがたいこと。野球で学べることは礼儀や人間関係、みんなで物事を達成することなどたくさんある。新潟県勢の活躍は新潟県人として嬉しい。どんどん全国で活躍してほしいし、陰ながら応援したい。新潟の選手がソフトバンクに来てほしい」と期待を寄せた。

記念撮影 前列左から3番目が星野さん 前列右から3番目が山賀茂さん

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【大学野球】「プロ目指す」・・・ドラフト候補の笠原が決意 新潟医療福祉大が初練習

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関甲新1部の新潟医療福祉大が6日、2016年の初練習をおこなった。エース左腕で今秋のドラフト候補としても注目される3年の笠原祥太郎投手(20・新津高出身)は今年の目標を「チームの神宮大会出場と、プロ入り」と宣言した。

室内練習場でキャッチボールをおこなう笠原祥太郎投手 目標を「プロ」と宣言した

同大の室内練習場での初練習で、佐藤和也監督は部員を前に「1人1人が目標を持って行動することが大事」と話した。取材に対し佐藤監督は「創部から3年間でここまで来ることができた『勢い』を止めないで頑張りたい。優勝争いに絡めるチーム力を作りたい」と目標を話した。昨秋に初めての1部での戦いとなったリーグ戦では「投手力は通じることがわかった。打撃であと1、2点取れる攻撃力がほしい」と課題を掲げた。その上で3月中旬に千葉県で予定されるキャンプでは「新1年生の力も見極める」と話し、力のある新1年生はオープン戦などで積極的に起用する考えを示した。

室内練習場でティー打撃に汗を流す部員たち

左腕から最速146キロの直球を投げ込み、今秋のドラフト候補としても名前が挙がる笠原祥太郎投手はランニングやキャッチボールなどで初練習の汗を流した。取材に対し「秋の神宮大会に出場することが自分自身の目標。そのために制球力など課題を克服していきたい」と意気込みを話した。

昨秋のリーグ戦では日本一の経験もある上武大など強豪大を相手に通算73奪三振をマークし、リーグ新記録を樹立。チームは6位となり入れ替え戦も経験したが、1部残留の原動力となった。「高校では上まで行けなかったので自分で通用するのかと思っていたが、秋の投球で少しは自信が持てるようになった」と手応えを感じるシーズンとなった。佐藤監督も「下半身が使えるようになり球速が伸びた」と愛弟子の成長に目を細める。

昨秋リーグ戦では73奪三振とリーグ新記録を樹立した

それまでは進路について「大学卒業後も野球を続けることができれば」と漠然と考えていたというが、秋のリーグ戦で「プロのスカウトが見に来てくれるようになった」ことで「プロの世界を意識するようになった」と話す。その上で進路について「プロ入りを目指す」ときっぱり。佐藤監督も「全面的にバックアップする」と笠原の夢の実現へ支援を惜しまない。「プロは遠い世界だと思っていた」という笠原。「無名の高校からでも大学で頑張ればプロに行けることを示したい。プロに行くことで親孝行をしたい」と初練習で今年にかける決意をにじませた。

今春リーグ戦での投球が注目される笠原投手 プロ入りへ強い決意で臨む

※笠原祥太郎投手については1月8日付(予定)のスポーツニッポン新潟版のコラム『新潟野球のミカタ』でも掲載予定です

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【イベント】8、9日に長岡市出身のカメラマン武山智史さんの写真展 アオーレ長岡

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長岡市出身で新潟県の高校野球現場を長く取材しているフリーカメラマン・武山智史さん(35)の初の写真展が、8日と9日の2日間、長岡市のアオーレ長岡で開催される。写真展のタイトルは『グラウンドの主役たち』。「高校野球は強豪校も無名校も関係なく選手が主役」と語る武山さんが写真を通して故郷の球児たちにエールを送る。

8、9日と長岡市のアオーレ長岡で開催される写真展の告知ポスター

武山さんは1980年生まれで長岡市出身。自身も子どもの頃から野球を始め、長岡向陵高校では3年夏に3回戦で加藤健選手(現・巨人)擁する新発田農業高校と対戦し惜敗、最後の打者となった。高校卒業後、専門学校を経て日刊スポーツ写真部でアルバイトを経験。その後、長岡市出身のスポーツライター小林信也氏に師事しながら、カメラマン、ライターとして腕を磨いた。2006年からは毎年夏にベースボール・マガジン社から出版される『高校野球・新潟大会展望号』のライターとして県内の各高校を精力的に取材。練習中の何気ない球児の仕草や勝負の瞬間をとらえる写真は高く評価されている。現在は都内在住で、スポーツ現場を中心に雑誌などで写真や記事を発表し続けている。

武山さんが撮影した写真 球児の感情が伝わってくる作品は高く評価されている

写真展は8日(金)、9日(土)の2日間、アオーレ長岡の市民交流ホールDで開催される。時間は午前10時から午後7時までで入場は無料。武山さんの作品29点が展示される予定。

武山さんは「100年の歴史がある高校野球は日本人の文化の一つ。ただ高校野球イコール『甲子園』や『プロ野球選手予備軍』ではない。球児にとっての日常は日々の練習や練習試合であり、その学校のグラウンド。球児1人1人が『主役』という思いを感じ取っていただきたい」と話している。

※9日(土)午後1時から、武山さんに新潟野球ドットコムの岡田浩人が写真や新潟県内の高校球児にかける思いなどをお聞きするトークショーを会場内で開催いたします。入場無料です。野球撮影のポイントなどもお聞きします。よろしければぜひお越しください。

(文/岡田浩人 写真提供/武山智史さん)

【小中学硬式】今季の安全と必勝を祈願 新潟少年硬式野球連盟

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新潟少年硬式野球連盟に所属するリトルリーグ、シニアリーグの合同の安全祈願が9日、新潟市中央区の白山神社でおこなわれ、新潟市内のリトル5チーム、シニア5チームの選手や指導者ら約250人が2016年シーズンの安全と大会での必勝を祈願した。

今季の安全と必勝を祈願するリトルリーグ、シニアリーグの選手たち

毎年、新年におこなわれる恒例行事で、関係者が神前に玉ぐしを捧げた。祈願を終えた新潟シニアの韮澤雄也主将(14・堀之内中2年)は「今年こそ去年先輩たちができなかった日本一を自分たちの代で成し遂げたい。主将としてチームを勝利に導く1本、勝利に導く守備をしたい」と力を込めた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

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