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【イベント】カメラマン武山智史さんが写真展 「高校野球の仲間は一生の宝物」

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長岡市出身のフリーカメラマン・武山智史さんの初の写真展『グラウンドの主役たち』が8日、9日の両日、長岡市のアオーレ長岡で開催された。大勢の高校野球ファンが会場を訪れ、武山さんの作品に見入っていた。

故郷で初の写真展を開催したカメラマンの武山智史さん

武山さんは長岡市出身の35歳で。長岡向陵高校では野球部に所属した。高校卒業後、専門学校を経て日刊スポーツ写真部でアルバイトを経験。その後、長岡市出身のスポーツライター小林信也氏に師事し、現在は都内在住でスポーツ現場を中心に雑誌などで活躍しているほか、毎年夏にベースボール・マガジン社から出版される『高校野球・新潟大会展望号』のライターとして県内の各高校を精力的に取材している。

写真展では新潟県内の高校を取材した際の部活動の写真29点が展示されたほか、『展望号』での取材時の集合写真のスナップなどを見ることができた。9日午後からは武山さんによるトークショーもおこなわれ、高校生や野球ファン、カメラファンで会場が埋まった。武山さんは写真撮影の上達方法について「撮影の前にイメージを持つこと、いい作品を見て真似をしてみることが大切」と話し、「きょうも野球部の時の仲間が駆け付けてくれた。高校野球で大切なのは仲間の存在で一生の宝物」と高校野球の魅力を話した。

9日午後からは武山さんが写真と野球への思いを語るトークショーも開かれた

武山さんは「大勢の方から足を運んでいただき嬉しかった。今後も取材機会を作って新潟県内の野球部を回って写真を撮り、毎年のように写真展を開催できれば」と感想を話していた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【社会人野球】新生バイタルネットが始動 佐藤新監督「新たな歴史を作る」

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社会人野球のバイタルネット(新潟市)は13日、新潟市中央区のハードオフ・エコスタジアムの室内練習場で全体練習を開始し、2016年シーズンをスタートさせた。昨年11月に就任した佐藤英司新監督(37)が掲げた今年のスローガンは『Let’s get started(さあ、始めよう)』・・・「新たな歴史を作ろう、という意味を込めた」という新指揮官のもと、昨年出場できなかった全国の舞台での飛躍を目指す。

佐藤英司新監督(中央)のもと新たなスタートを切ったバイタルネット

バイタルネットは新潟市に練習拠点を置き、都市対抗3回、日本選手権6回の出場を誇る北信越地区の社会人野球チームの強豪。しかし昨季は夏の都市対抗と秋の日本選手権の出場を逃し、三富一彦前監督が「世代交代を図りたい」と退任。11月に野球部OBである佐藤英司氏が新監督に就任した。

巻き返しを期す2016年初となる全体練習ではダッシュなどの基礎体力強化の練習の後、投手陣はキャッチボールとブルペン投球、野手陣はティー打撃とマシン打撃などのメニューで汗を流した。

短距離ダッシュで汗を流すバイタルネットの選手たち


ブルペン投球をおこなう5年目の江村知大投手(長岡高-早稲田大)

佐藤監督は「監督としては1年目となるが今年絶対に結果を出すという気持ち。具体的には都市対抗、日本選手権への出場と全国の舞台での2勝以上が目標。投手出身だった三富前監督と違い、自分は野手出身。特に走塁面での細かい部分で積極的に相手にプレッシャーを与えられる野球を採り入れたい」と意気込みを示した。

バイタルネットは3月にキャンプをおこない、4月上旬のJABA静岡大会を皮切りに各大会で公式戦を戦いながら5月の中旬から始まる都市対抗予選に照準を合わせる。7月の都市対抗、11月の日本選手権という全国大会への出場と勝利を目指す。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】昨季MVP捕手の平野進也兼任コーチが退団 新潟アルビレックスBC

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは15日、平野進也バッテリーコーチ兼任捕手(27)が現役を引退し、退団すると発表した。平野兼任コーチは昨季の野手部門MVPを獲得した捕手で新潟打線の中軸。新潟は昨年11月のドラフト会議で2名の捕手を獲得しているが、打線の軸でもあり扇の要でもある平野兼任コーチの退団は、今季のチーム編成に大きな影響を与えそうだ。

現役引退・退団が決まった平野進也兼任コーチ(中央)

平野兼任コーチは福岡県の出身で、東福岡高-武蔵大を経て2011年に新潟に入団。橋上秀樹元監督(現・西武作戦コーチ)のもと特に配球を厳しく指導され、1年目から正捕手として抜てきされた。2年目の2012年には打点王に輝き、チーム初の独立リーグ日本一に大きく貢献した。2014年からバッテリーコーチ兼任となり、5年目の昨季は打率.362で首位打者を獲得。野手部門でリーグMVPに選出された。

昨年11月28日に野手MVPを獲得し表彰を受ける平野兼任コーチ(左)
投手MVPの間曽晃平投手(右)とともに新潟は投打の中心が退団する結果となった

平野兼任コーチは球団を通してコメントを発表し、「この度、球団とも継続的に協議を重ね、熟考した結果、現役を引退し退団することになりました。5年間プレーさせていただきましたが、ここまで野球を続けられるとは思っていませんでした。野球ができる環境を与えてくださった全ての方々への感謝の言葉しかありません。また時には優しく、時には厳しく、どんな時でも熱い応援をしてくださったサポーターの方々にも本当に感謝しています」と感謝の言葉を綴った。また今後については「未定」としながら、「一ファンとして応援させていただくと同時に、ルートインBCリーグがますます発展していくことを願っています」と結んだ。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


◎新潟を愛し、最後まで悩み続けた平野◎

昨シーズン終了直後から平野は現役を続けるかどうかでずっと悩み続けていた。27歳という年齢、タイトルを獲得してもNPBドラフト会議で指名されないという事実・・・自らの将来を考え、一度は秋の時点で「引退」を口にした。しかしチームの中心選手でもある平野に対し、球団は強く慰留した。既に沢田泰輔、仲村竜之介という2人の捕手の退団が決まっており、平野が退団となれば捕手全員が入れ替わる形となる。何よりBCリーグ内でも屈指の強豪球団となった新潟において、平野が果たしてきた功績や役割を最も評価していたのは球団だった。「後継捕手の育成も含め、新潟に残ってほしい」と慰留し、「納得いくまで考えてほしい」と平野の返答を待つ姿勢を示した。

その頃、平野は揺れ動く心境を吐露した。「大学を卒業する時に、どこにも行けなかった自分を新潟アルビレックスBCというチームに『拾って』もらった、そして野球選手としてここまで育ててもらった新潟に感謝と恩義を感じている。ただもう1年やるからには自分自身、選手としても全力で臨まなければサポーターに失礼になる。本当に悩んでいます」・・・人一倍、チームに対して責任感の強い平野。新潟というチームを思えばこその苦悩がそこにはあった。

2011年、新入団にも関わらず捕手として起用された。野村克也氏のもとで薫陶を受けた橋上秀樹監督(当時)がその頭脳に光る才能を見出した。配球について毎試合厳しい指導を受けた。時には涙を見せた。「自分の至らなさに悔しくて、野球をやってきて初めて泣いた。1年目に受けた指導が野球選手としての自分自身の全てを作っている」と後に振り返っている。勝負強い打撃と頭脳的な配球は「“頭”でNPBを目指すことができる捕手」とリーグ関係者が絶賛するほどだった。2011年以降、新潟が歩んだ「Vロード」は平野なしでは考えられなかった。

13日、平野は球団幹部と新潟市の球団事務所で話し合いに臨んだ。平野に続く捕手の育成が大きな課題となっている球団からは、今季は若手中心の捕手起用方針であること、その若手の指導と攻撃の軸としての期待を伝えられた。ただ平野は「プレーヤーとしても指導者としても中途半端な形になるのではないか」という気持ちがぬぐえなかった。常に全力プレーを心掛けてきた平野は「自分自身、プロとしてサポーターの前で恥ずかしくないプレーをできるのかどうか」を自問自答し続け、最後の最後に「現役引退」と「退団」を選択した。平野自身の思いも、球団が平野に求める期待も、どちらが正しい、間違っているという類のものではない。ただ交わらなかっただけである。球団は平野の功績に最大級の敬意を表し、平野は球団に感謝の意を示した。

去就について結論を出したばかりで、自身の今後について平野は「全くの未定」と話す。ただ「いずれは指導者の道に進みたい」との夢も持っている。独立リーガーも学生野球資格回復が可能になり、「年末には講習を受けたい」との意欲をみせる。いつか、いずれかの場所で、指導者として平野が作るチームを見てみたいし、今後にもエールを送りたい。

間曽に続き、平野という“黄金期”を支えてきたバッテリーが抜けたことで、新潟の、1つの「時代」が終わった気がした。新潟アルビレックスBCは今年、球団創設10年目を迎える。“平野退団”のショックを乗り越え、次の「時代」を築くために、チームも新たな一歩を踏み出さなければならない。

(文/岡田浩人 敬称略)

【NPB】ラミレス監督「飯塚は今季一軍で見ていただける」・・・6/14凱旋登板の可能性も

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プロ野球の横浜DeNAベイスターズで今季から指揮を執るアレックス・ラミレス監督(41)のトークショーが17日、新潟市中央区のユニゾンプラザでおこなわれ、「目標は80勝」と優勝への意気込みを話した。また日本文理高出身の飯塚悟史投手について、「今シーズン、一軍で見ていただけると思う」と話し、6月14日の地元ハードオフ・エコスタジアムでおこなわれる交流戦での凱旋登板の可能性を示唆した。

ファンの前で今季の抱負や新潟での公式戦について語るラミレス監督

トークショーは6月14日に新潟市のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれるDeNA対日本ハム戦を盛り上げるため、県や経済団体で作るプロ野球新潟招致委員会が主催した。抽選に当選した約450人のファンが会場を埋めた。

ラミレス監督はベネズエラ出身で、2001年に来日。ヤクルト、巨人、DeNAで活躍。本塁打王を2度獲得し、巨人時代には2年連続でセリーグMVPに選ばれた。2014年にはBC群馬で選手兼任打撃コーチを務め、現役を引退した。昨季限りで退任した中畑清監督の後任として、今季からDeNAの指揮を執る。現役時代は本塁打を打った後の日本語パフォーマンスなどで子どもからお年寄りまで幅広い人気を集めた。

ラミレス監督は「新潟は巨人時代にチーム通算9000号の本塁打を打った記憶があり、いい印象を持っている。一番好きな言葉は『ガンバリマス』」と日本語も交えて挨拶。監督就任にあたっては、「現役を退いたらいつか監督をしたいと思っていた。自分自身、野球を最も学んだのが日本。多くのファンの皆さんに恩返しできればと思っていた」と話し、ファンからどう呼ばれたいかとの質問には、「ラミちゃん監督」と日本語で答え、会場から笑いが起こっていた。

時に日本語でのユーモアも交えながら話すラミレス監督(中央)

今季については「自分の背番号と同じ『80』勝できるだけの力はある。特に捕手の配球についてはよく指導したい。自分自身も現役時代は捕手の配球をノートに書いていた。昨季は前半戦はよく戦っていたが、交流戦後に負けが込み、選手のモチベーションが落ちてしまった。ずっとBクラスのために選手だけでなくファンも負けが込んでくると『今年もダメか』と思い始める。そういうところも直していきたい」と話した。その上で、シーズンスローガンを『WE PLAY TO WIN』とした理由について「一戦一戦しっかり勝っていくこと。そうすることで目標の80勝に届く」と力を込めた。

新潟での対戦相手となる日本ハムについては「大谷翔平選手、中田翔選手をはじめ日本球界を代表する選手がいる。ただ日本ハムではなくDeNAの選手を目当てに見に来てくれるような試合をしたい。4対0くらいで勝てれば」と話した。
会場では上越市出身の飯塚悟史投手の動画メッセージが流された

トークショーでは上越市出身で日本文理高校出身の飯塚悟史投手(19)の動画メッセージが流された。飯塚投手は1年目の昨季を振り返り、「(右ひじの)手術はしたが試合で投げさせてもらうことができ、体づくりや人間関係、プロの世界の厳しさを知ることができた。一日も早く一軍のマウンドに上がって、応援してもらえるように頑張りたい」と話し、ラミレス監督へ「先発投手として今年1年投げたい。キャンプから自分をアピールしていきたいのでよろしくお願いします」とアピールした。

飯塚投手についてラミレス監督は「(秋の)奄美キャンプで一番最初に目についた選手。いい球を放っていると思い、年齢を聞いたら19歳だった。手術あけで球数制限があったが、いい投手だとわかったので『これ以上投げさせるな』と話した。試合で投げている姿は見ていないが、ブルペンで見た限りは十分一軍でやっていけるポテンシャルがある投手だと思った。今シーズン、どこかで一軍のマウンドで飯塚投手を見ていただけると思う。できれば新潟での交流戦で投げてもらえれば」と話し、会場から大きな拍手が送られた。

ラミレス監督のサイン色紙やグッズが当たる抽選会もおこなわれた

トークショー終了後にはラミレス監督のサイン色紙やグッズが当たる抽選会がおこなわれ、ファンとの交流を深めた。大洋ホエールズ時代からのファンだという新潟市の大野てのさんは「凄く前向きでクレバーな監督だと感じた。6月(14日)のエコスタでの公式戦は久々に巨人戦ではないので集客が心配だが、強いパ・リーグの日本ハムを相手にDeNAがどういう試合をしてくれるかが凄く楽しみ」と笑顔を見せていた。

6月14日のDeNA対日本ハムの交流戦は2月22日からインターネット限定で先行予約の受付が始まる。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】中越・齋藤颯選手を優秀選手表彰 日本学生野球協会

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日本学生野球協会の2015年度の優秀選手に選ばれた中越高校3年で前主将の齋藤颯選手(17)への表彰式が22日、長岡市の同校でおこなわれた。各都道府県で1人が選ばれる表彰で、齋藤選手は「3年間努力してよかった。大学では神宮の舞台で活躍し、日本一になることが目標」と決意を新たにしていた。

表彰状付き盾を受け取る齋藤颯選手(中央)

齋藤選手は村上市の出身で、新発田シニアを経て、「県内で一番厳しい練習をする学校に行きたいと思った」と長岡市の中越高校に進学。1年夏からベンチ入りし、2年春から4番打者としてチームをけん引した。2年秋から主将を務め、秋春夏と県を制覇した。夏の新潟大会直前に右足のくるぶしを疲労骨折したが、足を引きずりながらもベンチ入りし、チームの精神的支柱として大きな存在感を示し、12年ぶりの甲子園出場に貢献した。

右足くるぶしを骨折するも、チームの精神的支柱として12年ぶり甲子園出場に貢献

表彰後、齋藤選手は「最後はああいう形(ケガ)だったが、高校野球でやり残したことはない。野球人生はこれからで、ケガをしたことをいかして頑張りたい」と振り返った。3年間で印象に残った出来事として、「1年の春の県大会で新発田中央高校に敗れたこと。長岡まで出てきて、地元の新発田の高校に負けた。悔しい思いでスタートした高校野球だった」と話した。

本田仁哉監督は「入学してから休まず突っ走り、みんなが追いかけた、誰もが認める存在。失敗をした後や負けた後に出すエネルギーが凄い選手だった。齋藤颯なくしてこのチームはなかったし、甲子園出場はなかった」と賛辞を送り、愛弟子の受賞を喜んだ。

卒業後は北東北大学野球連盟の富士大学に進学する。昨秋のドラフト会議で4年生の多和田真三郎投手が西武に1位指名を受けている強豪。齋藤選手は「神宮の舞台に出て活躍することが目標。日本一を目指したい」と話し、後輩には「甲子園で勝つ練習をしてほしい」とエールを送った。
表彰盾を手にする齋藤颯選手 北東北大学野球連盟の強豪・富士大に進学する

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【NPB・イベント】ヤクルト館山投手が燕市で野球教室

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東京ヤクルトスワローズの館山昌平投手(34)が24日、燕市を訪れ、市内の体育施設で小学生への野球教室を開いた。わかりやすい言葉で優しく小学生に指導した館山投手は「将来、この中からプロ野球選手が生まれて、僕と対戦してほしい」とエールを送った。

基本動作を優しい言葉で説明する館山昌平投手

燕市とヤクルトスワローズは「つばめ」という名前が縁で5年前から交流を続け、主催試合のヒーロー賞に金属洋食器を提供したり、野球大会「スワローズカップ」を開催してきた。今回は球団を通して依頼したところ、館山投手が快諾した。

館山投手は神奈川県出身で、日大藤沢高、日本大を経て、2002年のドラフトで3位指名を受けヤクルトに入団。2009年には最多勝を獲得している。3度の靭帯再生手術を受けながらも昨季復活し。「カムバック賞」を受賞する活躍を見せ、ヤクルトのリーグ優勝に貢献した。

燕市内の13チーム、約120人が参加した

野球教室には市内の学童野球の13チームから約120人が参加した。体育館の外は大雪で、2日前までハワイで自主トレをおこなってきた館山投手は「人生で初めてこんな大雪を見た」と驚いた様子。「手術の後のリハビリ中だった2年前に燕市に来た時に、みんなが野球に打ち込んでいる姿に励まされて復帰できた。その恩返しがしたくて来た」と話した。館山投手は子どもたちと一緒に体育館を走りウォーミングアップ。その後、ケガ予防のためのストレッチの仕方を教えながら、「ストレッチは練習の1つ」とその大切さを説いた。その後、キャッチボールなど基本的な動作についてプロの視点からアドバイスを送った。

子どもたちと一緒にランニングをする館山投手

「靴ひもは上から下へと通すとひもが緩まない」「プロ野球選手はグローブを自分の手のように大事にしている」「キャッチボールではボールは相手よりも高く投げず、必ず低いボールを投げること」「キャッチボールは体を動かして捕ること」「キャッチボールの時から9分割のストライクゾーンを意識しながら投げるとコントロールがよくなる。プロは81分割で投げている」など、わかりやすい言葉で具体的に指導。周囲にいた指導者も熱心にメモを取っていた。

冷え込む体育館の中で熱い指導がおこなわれた

館山投手は「楽天の安楽(智大)投手は小学生の時に野球教室で指導したことがある選手。そういう選手と去年二軍で対戦した。君たちの中からプロ野球選手が生まれて、将来僕と対戦するかもしれないので、頑張ってほしい」とエールを送った。

小池野球スポーツ少年団の主将で小池小5年生の袖山稜真さん(11)は「館山投手は体が大きく、指で三角を作ってボールを握ることという教えがためになった。将来はプロ野球選手になりたい」と目を輝かせた。館山投手は26日は燕市内の小学校で講演をおこなう予定。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】センバツ北信越枠は敦賀気比、工大福井の福井勢 補欠2位に日本文理

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3月20日に甲子園球場で開幕する第88回選抜高校野球大会の出場32校を決める選考委員会が29日、大阪市でおこなわれ、北信越地区は敦賀気比と福井工大福井の福井勢2校が選出された。北信越の補欠1位校には佐久長聖(長野)、補欠2位校に本県の日本文理が選ばれた。

21世紀枠には釜石(岩手)、小豆島(香川)、長田(兵庫)の3校が選出され、北信越推薦の長野(長野)は選出されなかった。

新潟県勢は2014年の第86回大会に日本文理が出場して以降、2年連続でセンバツ出場を逃した。

(文/岡田浩人)

【小中・高校野球】稲葉篤紀氏が講演&新潟メソッド発表 野球サミット初開催

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新潟県高野連や中体連軟式野球専門部など9団体で構成される「新潟県青少年野球団体協議会」は30日、新潟市の朱鷺メッセで小・中学・高校の指導者を対象とした「NIIGATA野球サミット」を初めて開催した。元日本ハム外野手の稲葉篤紀さん(43)による講演のほか、保護者や指導者、選手に向けて製作されたマナー・技術冊子「新潟メソッド」を発表した。

講演をおこなう元日本ハム外野手の稲葉篤紀さん

この野球サミットは野球ひじの予防などに取り組んできた県青少年野球団体協議会が、野球を通じた友情や学びを育むための新たな取り組みをスタートさせるとともに、指導者や保護者向けに野球の楽しさを子どもたちに伝えるきっかけにしてもらいたいと初めて開催。県内の指導者や保護者約500人が参加した。

第1部では元北海道日本ハム外野手の稲葉篤紀さんが「求められる指導方法」と題して講演をおこなった。稲葉さんは愛知県の出身で、中京高(現・中京大中京高)、法政大を経て、1995年にドラフト3位でヤクルトに入団。3度のリーグ優勝と日本一に貢献した。2005年に日本ハムにFA移籍し、2006年の日本一に貢献し、日本シリーズMVPを獲得した。2007年には首位打者と最多安打、2012年には2000本安打を達成した。2014年に引退した後は、スポーツキャスターや侍ジャパンのコーチとしても活躍している。現在は日本ハムでスポーツを通じて地域を活性化させる「スポーツ・コミュニティ・オフィサー」を務めている。身振りを交えて講演をおこなう稲葉さん

小学1年生で野球を始めた稲葉さんは、中学では硬式のシニアリーグに所属、高校は名門の中京高で主将を務めた。ただ小中高校と「全国大会には出場できず、決して目立った活躍をしたわけではない」と話す。「中学の時は厳しい練習に耐えかねてケガをしたふりをして練習を休んだこともある。決して優等生ではなかった」と打ち明けた。

ただプロ入り後はヤクルトでの野村克也監督との出会いが野球観に大きな影響を与えた。「野村監督からは『野球選手である前に一社会人であれ』と言われた。野球バカではダメだと…自分自身、若い頃は『四六時中、野球のことだけを考えていればいいじゃないか』と思っていたが、今はその言葉の意味がよくわかる。ミーティングでは気づいたことは必ずノートにメモした」と話した。その上で「特に自分自身が大事にしてきたことは『準備』。ウォーミングアップはケガをしないための準備だし、試合前には相手投手を攻略するためにどういうふうに『準備』したらいいか考えていた」と力説した。

日本の人口減少の3倍のスピードで野球の競技人口が減っていることについて触れ、「野球は楽しいと思えるような環境作りや、1人でも多くの子どもが野球をやりたくなる仕組みを大人が作っていく必要がある」と呼びかけた。

協議会のイメージキャラクター『米(マイ)スター』の名付け親・上野飛鳥くん(右)と

サミットの第2部では公募された同協議会のイメージキャラクターの名前が発表され、上越市の板倉スポーツ少年団野球クラブ6年の上野飛鳥くんが考案した『米(マイ)スター』に決まった。1人1人の子どもがスター(輝く星)であり、ドイツ語の熟練工『マイスター』という言葉の響きもかけていて、「お米も1粒1粒が光り輝き、周りと協調しながらしっかり立っている。そんな野球人になってほしいという願いを込めた」と説明された。考案者の上野くんには稲葉さんからサイン入りバットなどの記念品が贈られた。

『新潟メソッド』について発表、説明する同協議会・島田修副会長(右端)

この後、同協議会の島田修副会長によって、冊子『新潟メソッド』の発表と内容説明がおこなわれた。メソッドとは「方法・方式」を意味する。島田副会長は「少子化や野球離れをはじめとする変わりゆく野球事情に危機感を持ち、今こそ新潟の目指すべきスタイルは何か、保護者が安心して子供を預けられる環境づくりは何か、それらを団体の垣根を越えて共有したい」とメソッド作成の意図を説明した。

冊子は全66ページで、大きく3つの章から成り立っている。保護者向けの「始めよう!」の章では野球を始める子どもたちに野球を通して礼儀や思いやりなど学んでほしいことが書かれている。指導者・選手向けの「楽しもう!」の章では「グラウンドに敵はいない。いいプレーには相手味方の区別なく拍手を」など、基本的なマナーを記している。3つめの「続けよう!」の章は技術編で、特に投げる動作に特化し、野球ひじの予防や障害予防のためのストレッチやトレーニングのやり方が写真付きで具体的に記されている。

内容については「全9団体が交わした『約束』であり、規則ではない。ただ罰則もないが、絵に描いた餅でもない」(島田副会長)という。島田副会長は「少しずつでいいので、ここに書いたことが新潟のスタンダード(標準)スタイルになるようお願いしたい」と力を込めた。18歳以下の硬式、軟式を合わせた各野球団体が1つの組織を作っているのは全国でも新潟県だけで、こうした教則冊子が作られるのも全国で初めて。

『新潟メソッド』の表紙


中身は新潟の球児や保護者、指導者が心掛けてほしい「約束」が記されている

この『新潟メソッド』は同協議会に加盟している各団体を通して各チームに一定数配布される。チーム以外で関心のある方の問い合わせや購入希望については、新潟県青少年野球団体協議会のメールアドレス( nyboc@grace.ocn.ne.jp )で受け付ける。

サミットの第3部ではケガ防止のための研修会もおこなわれ、野球ひじ治療の権威である新潟リハビリテーション病院の山本智章院長が野球ひじの症例紹介をおこない、ケガ予防のためのストレッチやトレーニングについて講演をおこなった。

新潟リハビリテーション病院の山本智章院長によるケガ防止のための研修会

同協議会ではこのサミットをきっかけに、「野球を通じた友情の育成」や「スポーツ障がいの予防」の推進を目指す新たな取り組みを『21c型穂波(にいがたほなみ)プロジェクト』と名付けた。新潟の田園風景である稲穂の揺れが波のように広がっていく光景のように、この取り組みがじわじわと大きく広がっていくことを目指すという。

サミットに参加した長岡市の学童チーム・あおし野球クラブの指導者・西塚雄平さん(34)は「勉強になった。稲葉さんが話す『準備』は日頃から子どもたちに言っていることで共感できた。(新潟メソッドについては)新潟の野球人口を増やすため、レベルを上げるため、こうした取り組みはいいことだと思う。野球以外のイベントや遊び感覚を含めながら、そこから野球をやってもらうきっかけを作りたい」と感想を話していた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】初の抽選で新潟が19歳安井を獲得 村松高の小林は練習生に 合同トライアウト

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埼玉県で13日におこなわれたルートインBCL合同トライアウトとドラフト会議で、新潟アルビレックスBCは日本航空石川高出身で一昨年まで四国IL・高知に所属していた安井蓮内野手(19)をリーグ初の競合抽選を経て指名した。また新潟はトライアウトを受験した村松高3年の小林稜投手(17)を練習生として獲得することを決めた。
3ショット
リーグ初の抽選の結果、当たりくじを引いた赤堀元之監督(中央)と安井蓮内野手(右)
左は練習生が内定した小林稜投手(村松高3年)

安井内野手は大阪府出身で、現在は石川県在住。日本航空石川高で投手、内野手を務め、2014年に四国アイランドリーグ・高知入りした。入団1年目の8月頃、右肩を痛め手術。高知を退団後、昨年はリハビリに努めた。

実戦テストを受ける安井蓮内野手

小林投手は184センチの長身から投げ下ろす変化球が武器で、昨春の県大会1回戦の新発田商戦で5回コールド参考ながら完全試合を達成。3回戦では第3シードの十日町を相手に力投を見せ、延長サヨナラ勝ち、チームのベスト16進出の原動力となった。

実戦テストでマウンドに上がった小林稜投手

新潟の赤堀元之監督は「(安井内野手は)守備もよく肩も強い。どこでも守ることができる。(抽選は)残り物に福があった。(小林投手は)まだこれからの選手。体ができていない部分があるが、伸びる可能性が十分にある」と期待を寄せた。

安井蓮内野手は「指名され嬉しい。右肩手術もあり1年間ブランクがあったが、まだ野球がやりたくて周囲の応援もありトライアウトを受けた。母校の室内練習場で練習をしてきた。(持ち味は)守備でこれからも磨いていきたい。セカンド、サード、ショートならばどこでも大丈夫。行けと言われたらどこでも行けるようにと思っている。新潟はホームスタジアムが凄くきれいでプレーしてみたかった。強いイメージ。競合していただいたのは嬉しいこと」と喜びをにじませた。

練習生となる小林稜投手は「素直に嬉しいが、あくまで通過点。練習生から登録選手、そしてNPBへと上を目指したい。(高校野球を)引退した直後からよりレベルの高いBCリーグでやりたいと思っていた。ブルペンでは(球速120キロ台が出て)自分のフォームで投げることができたが、マウンドでは(110キロ台で)腕が振れていなくて置きに行っていた。まだまだ頑張らなければいけない」と話した。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【女子野球】ナックル姫と一緒に野球女子が交流 BBガールズウィンターフェスタ

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野球好きの女子小学生が交流を深めるイベント「BBガールズウィンターフェスタ」が14日、出雲崎町民体育館でおこなわれた。ゲスト講師に「ナックル姫」として知られる吉田えり投手(BC石川)を迎え、小学生40人がキャッチボールや守備練習などを楽しんだ。また吉田選手が実際にナックルボールを披露する場面もあり、歓声が上がっていた。

体幹と下半身を鍛えるトレーニングメニューを参加者に紹介する吉田えり投手(中央)
このバランストレーニングを1回2~5分 週に3回ほどおこなうという

このイベントは毎年この時期におこなわれていて今年で7回目。女子野球の普及活動をおこなうBBガールズ普及委員会(頓所理加代表)が企画し、県内の小学生40人のほか、開志学園女子硬式野球部など中学生以上の女子52人が参加した。

ゲスト講師の吉田えり投手は神奈川県出身の24歳で、高校生の時に習得したナックルボールを武器に米球界に挑戦。2013年からルートインBCリーグの石川ミリオンスターズに所属し、昨年6月にはリーグ史上初の女性投手として初勝利を挙げている。

参加者は「手つなぎ鬼ごっこ」で体を温めた後、吉田投手から基本的な腕の使い方や足の運び方を教わりながらキャッチボールをおこなった。またゴロを捕る守備練習や打撃練習などを楽しんだ。
吉田投手(右)が見守る中、ゴロ捕球の基本動作を繰り返す


プラスティックボールを使って打撃練習

また、吉田投手が参加者の目の前で得意のナックルボールを握りを見せた後、実際に投球を披露する場面も。無回転で揺れながら落ちる独特の軌道のナックルボールを目にした参加者が「すごい」「縫い目が見える」など驚いていた。

ナックルボールの握りを見せる吉田投手


揺れながら落ちるナックルボールを投げる吉田投手

燕市の吉田北小スピリッツ3年の出口陽葉(ひなは)さん(9)は「家族とバッティングセンターに行き、バットにボールが当たって楽しかったので野球を始めた。ボールを打つのが楽しい。こんなにたくさん野球をやっている女の子がいるんだなと思った」と感想を話した。

吉田えり投手は「新潟にこんなにたくさん野球大好きな女の子がいるんだなと感じ、私自身楽しかった。ナックルボーラ―としてはまだまだだが、驚いてもらい、こうしてナックルを伝えることができて嬉しかった。今季は学生の頃からの夢である女子W杯・日本代表のトライアウトに挑戦するが、子どもたちからパワーをもらった」と笑顔を見せた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】リーダー研修会とアナウンス・スコア講習会を実施

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新潟県高野連は13、14日の両日、加盟92校の主将を対象にしたリーダー研修会と、マネージャーを対象にしたスコア・アナウンス講習会を実施した。14日は新潟市江南区の新潟明訓高校で北支部を対象におこなわれた。チームをまとめるリーダーシップの育成と、球場アナウンス技術の向上などを目的に毎年この時期におこなわれていて、今年度で6回目の開催となった。

北支部のリーダー研修会 各校の課題や悩みの解決策を話し合った(14日・新潟明訓高)

各チームの主将が参加したリーダー研修会では、先月30日に発表された「新潟メソッド」についての説明やケガ防止のための実技講習の後、グループに分かれた分科会でグループ討議をおこなった。上級生と下級生の関係についての悩みを各校の具体的な状況を報告しながらどうあるべきかが話し合われたほか、スマートフォンの普及から高校生が日常的に使用する機会が増えたSNSへの向き合い方や各校のルールについて話し合うグループもあった。


アナウンス講習会の講師を務めた3年生 左から梅沢泉希さん、高野翠さん、須田純奈さん


アナウンス講習会に参加した1、2年生のマネージャー 声に出して練習をおこなった

マネージャーが参加した「アナウンス講習会」では、去年夏の選手権新潟大会で開会式や準々決勝以降のアナウンスを担当した3年生の梅沢泉希さん(白根)、高野翠さん(加茂)、須田純奈さん(巻総合)の3人が講師を務めた。イニングや守備位置の読み方、アクセントの注意点などを中心に指導を受けた。シートノック後のラインアップや選手交代時のアナウンスなど、具体的な場面に即し1人1人が声を出し確認した。

アナウンス講習会に参加した加茂暁星高校1年の吉井葉留紀さんは「引退した3年生の先輩からアナウンスについては聞いていたが、実際に体験すると思っていたよりも難しかった。特にアクセントに気をつけたい。中学の先輩が開会式の司会をしていたのを見て、自分もやってみたいと思った」と感想を話した。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【お知らせ】20日の三条パール金属スタジアム感謝祭で「夏の展望」話します

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2月20日(土)10時から16時まで三条市の三条パール金属スタジアムで開催される『三条パール金属スタジアム感謝祭』にて、新潟野球ドットコム記者の岡田浩人が「どこよりも早い高校野球・夏の新潟大会展望」と題して、最新取材情報を交えてお話します。13時スタートで入場無料です。(ポスターでは「新潟野球トークとしか書かれていませんが・・・」)

「夏の展望」とは言うものの、まだ冬ですので・・・実際は4月下旬から始まる「春の新潟県大会」の見どころや楽しみ方をお話ししたいと思います。逆に「こんな選手がいるよ」という情報がありましたらぜひお聞かせください。『感謝祭』は飲食コーナーなど楽しめるスポットがあります。新潟の野球ファンの方、お時間ありましたらぜひお越しください。

(文/岡田浩人)

【BCL】2016年開幕戦は新潟×群馬@エコスタ 4月9日に前期開幕

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ルートインBCリーグは18日、2016年シーズンの開幕戦日程を発表した。前期の開幕は4月9日(土)で、新潟アルビレックスBCは群馬ダイヤモンドペガサスとホームのハードオフ・エコスタジアムで対戦する。試合開始は13時。新潟は昨季、3年ぶりにリーグ優勝を果たし、今季は連覇がかかる。

◎BCLホーム開幕戦日程◎
■4月9日(土)
新潟×群馬 (13時 エコスタ)
武蔵×福島 (13時 熊谷)
富山×信濃 (13時 高岡西部)
福井×石川 (12時 フェニスタ)

■4月10日(日)
群馬×新潟 (13時 敷島)
信濃×富山 (16時30分 オリスタ)
石川×福井 (13時 金沢市民)

■4月15日(金)
福島×武蔵 (18時 開成山)

(取材・文/岡田浩人)

【BCL】オープン戦日程を発表 新潟はBCチームと6試合予定

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ルートインBCリーグは26日、オープン戦日程を発表した。新潟アルビレックスBCは3月25日にハードオフ・エコスタジアムでおこなわれる富山戦を皮切りに、BCリーグのチームと開幕まで6試合を予定している。新潟はこのほか、社会人や大学とのオープン戦も予定している。

◎新潟とBCLチームとのオープン戦予定◎
・3/25(金)13:00~ 対富山(エコスタ)
・3/28(月)13:00~ 対福島(エコスタ)
・3/29(火)13:00~ 対群馬(エコスタ)
・3/30(水)13:00~ 対武蔵(埼玉・本庄)
・4/4(月)12:30~ 対富山(富山・高岡西部)
・4/5(火)12:30~ 対福島(福島・あづま)

(文/岡田浩人)

【中学硬式】柏崎シニアが逆転勝ちでベスト16進出 リトルシニア全国選抜大会

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中学硬式野球の春の全国大会「第22回日本リトルシニア全国選抜大会」は27日、大阪市などで2回戦がおこなわれ、新潟県から唯一出場している柏崎シニア(信越1位)が和歌山シニア(関西)に6対3で逆転勝ちし、初戦を突破した。柏崎シニアは28日10時からの3回戦で札幌大谷シニア(北海道)とベスト8進出をかけて対戦する。

全国選抜大会で初戦を突破しベスト16入りした柏崎シニア

◎27日の2回戦の結果◎
柏崎シニア6-3和歌山シニア
柏 崎 001 014 0 =6
和歌山 030 000 × =3

柏崎シニアは2回にエース長坂陽がソロ本塁打と2ランスクイズを決められ3失点。しかし1点差に迫った6回、失策から満塁とし、1番長坂が押し出し四球を選び同点に追いつくと、2番佐藤が左中間に走者一掃の二塁打を放ち逆転。2回以降立ち直ったエース長坂が粘りの投球で逃げ切った。吉野公浩監督は「よく辛抱して逆転できた。名門の和歌山シニアに勝つことができて嬉しい。次戦は強打のチーム。全員野球でしっかり戦いたい」とコメントした。

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【大学野球・社会人】新潟医療福祉大とバイタルネット 引き分ける オープン戦

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大学野球の関甲新1部に所属する新潟医療福祉大と社会人野球のバイタルネットが27日、新潟市北区の新潟医療福祉大野球場でオープン戦をおこない、0対0で引き分けた。

◎27日のオープン戦の結果◎
新潟医療福祉大0-0バイタルネット
医福大 000 000 000 =0
バイタ 000 000 000 =0
(バッテリー)
医福大:笠原(新津)、漆原(新潟明訓)、佐藤悠(巻)、竹石(新潟明訓)-堀口、大塚
バイタ:亀谷、藤岡(東京学館新潟-成美大)、大川-菅野


プロ注目の新潟医療福祉大の先発・笠原祥太郎投手(新4年・新津)


バイタルネットの先発・亀谷拓朗投手(杏林大) 右肘手術からの復活を期す


新潟医療福祉大の漆原大晟投手(新2年・新潟明訓) この日の最速は146キロだった

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【中学硬式】柏崎シニアはべスト8進出ならず リトルシニア全国選抜大会

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中学硬式野球の全国大会「第22回日本リトルシニア全国選抜大会」は28日、大阪市などで3回戦がおこなわれた。柏崎シニア(信越1位)は0対7で札幌大谷シニア(北海道)に敗れ、ベスト8進出はならなかった。

◎28日の3回戦の結果◎
柏崎シニア0-7札幌大谷シニア(5回コールド)
大谷 000 16 =7
柏崎 000 00 =0

(文/岡田浩人)

【BCL】新潟打線沈黙 福島に敗れる オープン戦

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは28日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで福島ホープスとオープン戦をおこない、2対5で敗れた。新潟のBCリーグのチームとのオープン戦成績は2敗。次のオープン戦は29日13時からエコスタで開幕戦の相手・群馬ダイヤモンドペガサスと戦う。

◎28日のオープン戦の結果◎
新潟2-5福島
福島 100 103 000 =5
新潟 100 000 010 =2

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【球春到来インタビュー】日本文理OBの栗山賢 「153キロ出しNPBへ」

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三条市出身で日本文理高校時代に3度の甲子園出場(06年春夏、07年春)を果たした栗山賢投手(26・福島ホープス所属)が28日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれたルートインBCリーグのオープン戦で、久々に地元・新潟のマウンドに上がった。「3月上旬に腰を痛め、あまり投げ込みができていない」と不安を口にしていたが、今季初めて登板した実戦マウンドで1回を投げ、被安打1、奪三振1、無失点と上々の出来だった。試合後、栗山投手に話を聞いた。

新潟とのオープン戦に登板した栗山賢投手

― 久々の実戦マウンドは?
「すごく緊張したが、全球種でストライクを取ることができるように投げた。直球は少し浮いていたが打者も振ってきたので、いいボールが行っている手応えがあった。(球場表示は139キロだったが)指先のかかりもよかった」
― BCリーグで6年目のシーズン(群馬4年、福島2年目)を迎える
「一時期は野球をやめようとも思ったが、年齢を重ねるにつれて段々よくなっている。衰えたらやめようと思っていたが、衰えを感じないのでやめることができない(笑)。毎年、自分が成長しているのがわかる」

「年々成長している」と語る栗山投手

― 去年は直球の最速が149キロを計測した
「自己最速だった。自分なりに肉体改造のやり方をインターネットなどで調べて、野球以外に他のアスリートのトレーニングに興味を持った。ハンマー投げの室伏広治選手はパワーもあるが足も速いし、ボールを投げても速い。室伏選手を参考に、筋肉が大きいだけでなく、その筋肉をいかにうまく使うことができるかを考えながらトレーニングをした結果が149キロだった。野球の動きにつながるように考えながら、筋肉をつけながら、なおかつ速く動くことができるアメフトの練習などを自分で調べてやってきた」
― 高校時代は決して練習好きではなかった印象があるが
「今は練習が大好き(笑)。まだまだやり足りない。グローブを持っている時間は少ないが、体を鍛えるトレーニングはしっかりやっている。(社会人時代に右肩を痛めたこともあったが)ケガをしていた頃はグラウンドにも行きたくなかった。今は練習大好きで、自分を鍛えている感覚が好き」
IMG_5674
日本文理高校時代の栗山投手

― 高校時代はしなやかなイメージだった
「線が細かった。あのしなやかさが今は欲しい。今のパワーと高校時代のしなやかさを組み合わせたら究極のものになるのかなと思う。まだ満足はしていない」
― 一昨年に結婚、長男の凛太郎くん(1歳)が誕生した
「子どもや家族ができてやる気が増した。すごく励みになっている」
― 今季の目標は
「数字の目標は153キロを出して、NPBに行きたい。そこだけ。年齢がネック(今年9月で27歳)だが、1歳上の大竹(秀義)さんが去年巨人(育成)に行った。去年は直球で空振りが取れたり、ファウルが取れた。変化球で空振りを取ることはできるが、かわして空振りを取って抑えてもNPBへのアピールにならない。直球で抑えたい」

1回を無失点に抑え笑顔でナインに迎えられる栗山賢投手(中央)

<関連記事> 2013年4月掲載
「新潟の高校野球史を変えた男の開幕…群馬・栗山賢投手」
http://www.niigatayakyu.com/archives/360

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【お知らせ】「新潟野球マガジンvol.2」が新潟県内4月1日発売です

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ベースボール・マガジン社と新潟野球ドットコムが共同制作した新潟発の野球専門誌『新潟野球マガジン vol.2』(週刊ベースボール別冊)が、東京では3月31日(木)、新潟では4月1日(金)に発売となります。



昨秋発刊の第1号と比べ約1.5倍に増ページし、さらに中身を充実させました。巻頭ではNPB開幕特集として新潟県出身プロ選手へのインタビュー。特集「ガンバレ!野球女子」ではNGT48の“唯一の野球女子”胎内市出身の長谷川玲奈さんのインタビューや、県出身女子で2人目のプロ選手となる柏崎市出身の松谷比菜乃さんに意気込みを聞きました。

また高校野球の「大展望」として有力校の戦力分析、注目選手、注目校の冬にクローズアップ。全中が開催される中学軟式野球の動向や、中学硬式では県内14シニアの全チームと注目選手紹介、ヤング&ポニーの紹介もあります。また岡田肝いりの渾身の特集「日本一への道標」では新潟から日本一を成し遂げた他競技の名将に取材しました。

さらに新コーナーとして、動画付き野球技術連載「佐藤和也監督の野球塾」、「野球の仕事人にTOUCH」、観戦のお供に「新潟野球スケジュール」など力が入っております。そのほか、学童野球、リトルのチーム紹介、、大学野球の注目選手、BCL・新潟アルビレックスBCの新人紹介、社会人野球ではバイタルネットの新監督インタビュー、09年甲子園準優勝の伊藤直輝投手と10年ベスト8の池田駿投手のヤマハコンビの取材、さらに女子野球、還暦野球など、新潟野球のディープな内容盛りだくさんです。

価格は税込1080円。新潟の方はお近くの書店、コンビニ等でお買い求めください。また東京都内の大きな書店や、Amazonでも販売されます。よろしくお願いいたします。

(文/岡田浩人)
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