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【大学野球】関甲新春季リーグ戦が2日開幕

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大学野球の関甲新学生野球連盟の春季リーグ戦が2日開幕する。新潟県勢では2シーズン目の1部となる新潟医療福祉大が初優勝と神宮球場でおこなわれる大学選手権出場を狙う。また昨秋3部優勝しながらも、入れ替え戦で敗れた新潟大は再び3部優勝と2部昇格を狙う。

◎1部・新潟医療福祉大の試合日程◎ 
4月2、3日 対 山梨学院大(栃木・清原球場)
4月9、11日 対 平成国際大(栃木・白鷗大野球場)
4月16、17日 対 関東学園大(群馬・上武大野球場)
4月30日、5月1日 対 上武大(群馬・上武大野球場)
5月7、8日 対 白鷗大(栃木・白鷗大野球場)
※2勝で勝ち点1 第3戦がおこなわれる場合もある

◎3部・新潟大の試合日程◎
4月3日 対 山梨大(山梨学院大野球場)
4月10日 対 信州大(松本大野球場)
4月17日 対 東京福祉大(関東学園大野球場)
4月24日 対 群馬パース大(関東学園大野球場)
5月1日 対 高崎経済大(山梨学院大野球場)
5月7日 対 群馬大(関東学園大野球場)

(文/岡田浩人)


【大学野球】新潟医療福祉大が先勝 関甲新1部

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大学野球の関甲新学生野球連盟の春季リーグ戦が2日開幕し、1部2シーズン目となる新潟医療福祉大は栃木・宇都宮市清原球場で山梨学院大と対戦し、2対0で第1戦を先勝。幸先のよいスタートを切った。勝ち点のかかる山梨学院大との第2戦は3日(日)10時から同球場でおこなわれる。

開幕戦で勝利した新潟医療福祉大

◎2日の試合結果◎
新潟医療福祉大2-0山梨学院大
→新潟医療福祉大が1勝
山梨学院大 000 000 000 =0
新潟医福大 001 000 01× =2
(バッテリー)
新潟医療福祉大:笠原(新津)、漆原(新潟明訓)-堀口、大塚

新潟医療福祉大は3回、1番水石の適時二塁打で先制。8回には3番宮島(新潟明訓)の適時打で貴重な1点追加した。

(撮影・文/岡田浩人)

【BCL】新潟の開幕投手は2年目の中西 開幕前イベントで発表

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ルートインBCリーグは開幕(9日)を1週間後に控えた2日、長野県中野市で開幕前ファンイベント「プレーボールカンファレンス」を開催した。新潟アルビレックスBCの赤堀元之監督は開幕投手に入団2年目の中西啓太投手(23・帝塚山大)を指名した。

開幕投手に決まった中西啓太投手(写真は24日のオープン戦)

中西投手は昨季の前期途中から先発ローテション入りし、21試合に登板し8勝2敗、防御率1.60で最優秀防御率に輝いた。赤堀監督は「NPBに行ってほしい選手。1年間、先発としてローテーションを守ってくれると期待を込めている」と指名の理由を説明した。開幕戦の相手である群馬ダイヤモンドペガサスの開幕投手は元DeNAの伊藤拓郎投手(23・帝京高)と発表された。

イベントで開幕投手を発表する新潟の赤堀元之監督(中央)

赤堀監督は開幕を控えたチームの現状について、「オープン戦の勝敗は気にしていないが、今はまだ思っていたチーム状態ではない」と話し、渋い表情を見せたが、「連覇できるように頑張りたい」と意気込みを話した。BCリーグの開幕は4月9日(土)で新潟は新潟市のハードオフ・エコスタジアムで13時から群馬と対戦する。


◎BCリーグがアシックスと提携◎

ルートインBCリーグは2016年シーズンからアシックスジャパン株式会社と3年間のオフィシャルパートナーシップ契約を結んだ。2日のプレーボールカンファレンス前にBCリーグの村山哲二代表とアシックスジャパンの西前学社長が調印式をおこなった。今後はアシックスが選手用のユニフォームなどの用具提供をおこなうほか、選手の力を測定し数値化することで、。また共同でのライセンスビジネスを拡大する方針。

パートナーシップ契約を結んだBCリーグ・村山代表とアシックスジャパン・西前社長(右)

調印式後の記者会見で村山代表は「10年目を迎えるBCリーグが次の10年に向けてどう活動していったらいいかを考えてきた中、『地域に根づくサポートを一緒にやっていきたい』という両者の意思が一致した」と話し、西前社長は「新しい野球の形をBCリーグと共同して推進したい」と決意を示した。今後はアシックスが持つスイングスピードの計測などの技術を、BCリーグの試合会場で提供する予定。「成長を数値で体感することで子どもたちに野球の楽しさを伝えたい」(アシックス)としている。

(取材・文/岡田浩人)

【大学野球】新潟医療福祉大が連勝で勝ち点1 関甲新1部

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大学野球の関甲新学生野球連盟1部の春季リーグ戦は3日、栃木県宇都宮市で第1節第2戦がおこなわれ、新潟医療福祉大は山梨学院大に2対1で勝ち、第1戦に続き連勝で勝ち点1を挙げた。新潟医療福祉大の次節は9、10日で平成国際大と栃木・白鷗大野球場で対戦する。

連勝で勝ち点1を獲得した新潟医療福祉大 好スタートを切った

◎3日の試合結果◎
新潟医療福祉大2-1山梨学院大
→新潟医療福祉大が2勝、勝ち点1を獲得
新潟医福大 000 200 000 =2
山梨学院大 000 010 000 =1
(バッテリー)
新潟医福大:竹石(新潟明訓)、佐藤悠(巻)、漆原(新潟明訓)-大塚、堀口

新潟医療福祉大は4回、1死満塁から8番坂巻の適時打で2点を先制。5回に1点を失ったが、竹石から佐藤悠、漆原のリレーで逃げ切った。


関甲新3部の新潟大は3日、山梨大に6対2で勝ち、初戦を飾った。新潟大の次戦は10日、信州大と松本大野球場で対戦する。

◎3日の試合結果◎
新潟大6-2山梨大
山梨大 000 010 001 =2
新潟大 012 000 30× =6

(文/岡田浩人)

【BCL】開幕投手の中西「いい緊張感」 9日エコスタで開幕戦  

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創設10年目となるルートインBCリーグの2016年シーズンが9日開幕する。新潟アルビレックスBCは新潟市のハードオフ・エコスタジアムで群馬ダイヤモンドペガサスと対戦する。昨季に続くリーグ2連覇を目指す新潟の赤堀元之監督は「去年はリーグ優勝をしたが日本一にはなれなかった。日本一になるためにサポーターと一丸となって戦うしかないと思っている」と決意を示した。

ノック後に守備の連係プレーを確認する赤堀元之監督(中央)

開幕前日となる8日、選手たちは同スタジアムで最後の調整をおこなった。守備ノックでは投手陣と野手陣の連係プレーを中心に、サインプレーなども含めて確認をおこなった。

また入団2年目で初の開幕投手に決まった中西啓太投手(帝塚山大)はブルペン入りせず、キャッチボールなど軽めの練習に終始した。昨季、最優秀防御率のタイトルを獲得している右腕はチームメイトとリラックスした表情で汗を流した。

開幕投手に決まっている中西啓太投手(左) 右は先発陣の一角を担う田村勇磨投手

中西投手は「いよいよだなという実感がわいてきた。間違いなく緊張はすると思うが、去年1年間いろいろな場面で投げさせていただいた経験があるので、いい緊張感で臨めると思う。マウンドに上がる以上はチームを代表して、責任を持って自分の投球をする。スケールの大きい投球をしたいと考えていたので、三振を取ることもそうだし、チームの勝ちに貢献できる投手になりたい」と話した。

赤堀監督は「(オープン戦の結果は)気にしないわけではないが、個々のレベルアップができればと思っていたので、少しずつでも結果が出たという手応えはある。(チーム状態は)徐々によくなっている。開幕にそれなりに間に合ったと思う。大石コーチから来てもらい雰囲気も変わった。この雰囲気で試合に入り、しっかりと戦えればと思う」と意気込みを話した。また中西投手を開幕投手に起用した理由について、「去年も先発で活躍してくれて、安定した投球ができると考えた。1年間しっかりローテーションを守ってほしいという期待を込めて(の起用)。1年間任せたいという気持ちがある投手」と期待を込めた。

新潟アルビレックスBC対群馬ダイヤモンドペガサスの開幕戦は9日(土)13時からハードオフ・エコスタジアムでおこなわれる。試合前の正午過ぎからはグラウンド内で大餅まき大会がおこなわれるほか、NGT48メンバー13人による歌唱パフォーマンスや胎内市出身の長谷川玲奈さんによる始球式が予定されている。
(取材・撮影・文/岡田浩人)


◎開幕戦会場で「新潟野球マガジン」を販売します◎
9日のBCリーグ開幕戦の会場であるハードオフ・エコスタジアムの2階入り口で、午前11時から「新潟野球マガジン vol.2」(ベースボール・マガジン社)を販売いたします。税込で1冊1080円です。購入希望の方は入り口の販売所でお声掛けください。

(文/岡田浩人)

【BCL】新潟が開幕戦白星 群馬に大勝

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ルートインBCリーグの創設10年目となる2016年シーズンが9日開幕。新潟アルビレックスBCは新潟市のハードオフ・エコスタジアムで群馬ダイヤモンドペガサスと対戦し、11対2で大勝。開幕戦を白星で飾った。新潟の次戦は10日13時から群馬県前橋市で群馬と対戦する。

1回裏、1点を先制した新潟が6番・足立尚也選手の適時三塁打で2点を追加

◎9日の試合結果◎
新潟11-2群馬
群馬 000 100 100 =2
新潟 420 201 02× =11
(バッテリー)
群馬:伊藤(1敗)、南、仲野、柿田、北方、ラミレス、町田-八木
新潟:中西(1勝)、知念、雨宮-前田
(本塁打)
新潟:ジョージ1号(8回・2点)

新潟の開幕投手・中西啓太投手は7回途中までで2失点とまずまずの内容


8回にはジョージ選手の2点本塁打でダメ押し ジョージ選手は3安打3打点の大活躍

(戦評)
新潟の投打が噛み合い、開幕戦を大勝。幸先のよいスタートとなった。
新潟は1回、3番・ジョージの二塁打でチャンスをつかむと5番・纐纈の投手強襲の適時打で先制。さらに続く足立の右線2点適時三塁打、稲葉の適時打でこの回一挙4点を挙げた。2回には新人の後藤、野呂、渡辺貴の3連打で2点、4回にはジョージの適時三塁打などで2点を追加。8回にはジョージの2点本塁打で2ケタ得点となった。
先発投手の中西は直球の球速が138キロにとどまったものの、変化球で打者の打ち気を逸らす投球で6回2/3を投げ被安打3で2失点。新人左腕の知念がつなぎ、9回は新主将の雨宮が締めた。

◇新潟・赤堀元之監督の話◇
「ほっとした。オープン戦ではなかなかいい結果が出なかったが、みんなしっかり打ってくれた。(オープン戦に出ていなかった)外国人選手が入るとこんなにチームが変わるのかと改めて思った。中西は緊張もあったが、がむしゃらに投げてくれてよかった。開幕戦で応援してくれるサポーターがこれだけ来てくれて、NGTの皆さんからも盛り上げていただき、勝たなければと思っていた。そこで足立、稲葉を先発で使ったが、成果が1回から爆発してくれた。今後、若手ももちろん使っていく。若い選手が足立や稲葉を追い越すような練習をしてほしい。もう一度リーグ優勝、そして日本一に向けて頑張りたい」

◇勝利投手となった新潟・中西啓太投手の話◇
「緊張はすると思っていたが楽しんでやろうと思っていた。(初回に)4点取ってもらって楽になった。ただ、きょうは正直(調子は)よくはなかった。自分の持っている球を使って、どう相手の打者に的を絞らせないようにするか考えた。このままではこれから勝てないので今以上にもっと状態を上げていきたい。(帝塚山大で)4年間組んでいた(新入団の)前田が的を絞らせないようにしてくれたのが大きかった。始球式のNGTの子がナイスボールを投げていたので、僕以上にいい球を投げるな、自分はストライク入るかなと思っていた(笑)。観客席がざわざわしていたが、集中していたのでいい意味で気にはならなかった。(今年の目標は)去年獲れなかった日本一、そして個人としては10月に本指名でドラフトにかかるようにやっていきたい」


◎NGT48の長谷川玲奈さんが始球式◎
試合前には新潟県を拠点に活動しているアイドルグループ「NGT48」のメンバーで、胎内市出身の長谷川玲奈さん(15)が始球式をおこなった。長谷川さんは小学4年生で野球を始め、6年生の時には女子野球「BBガールズ」の新潟県選抜チームに選ばれた。中学生だった去年夏まで部活動で軟式野球を続け、男子選手の中で8番・セカンドのレギュラーの座を勝ち取った実力の持ち主。始球式で長谷川さんの投げたボールはやや外角気味ながらノーバウンドでキャッチャーミットに収まった。力強いボールに大きな拍手が送られた。始球式をおこなうNGT48・長谷川玲奈さん(中央)

◇NGT48・長谷川玲奈さんの始球式後の話◇
「今は嬉しさと緊張がほぐれた感じ。(マウンドからの景色は)投手目線ではあまりやったことがなかったので、初めてエコスタでピッチャーの景色を見ることができて嬉しかったし最高だった。現役でやっていた時よりは肩(の力)は落ちたが、今自分でできる形には近づけた。(グローブは)中学生の時から使ってきたグローブで心強かった。新潟アルビレックスBCは本当に応援しているので頑張ってほしい。(6月にエコスタでおこなわれる総選挙については)総選挙のことは全く知らないが、エコスタのことは他のどのメンバーよりも知っていると思う。大好きな球場なので楽しい思いをして、きれいなエコスタの景色を見たい」

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【大学野球】新潟医療福祉大が4連勝で勝ち点2 関甲新1部

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大学野球の関甲新学生野球連盟1部の春季リーグ戦は9、10日に栃木・白鷗大野球場で第2節がおこなわれた。新潟医療福祉大が平成国際大に第1戦1対0、第2戦4対3(延長11回)で連勝し、勝ち点を2に伸ばした。新潟医療福祉大は開幕4連勝で、第2節終了時点で首位に立った。新潟医療福祉大の次節は16、17日に群馬・上武大野球場で関東学園大と対戦する。

開幕4連勝で勝ち点を2に伸ばした新潟医療福祉大

◎9日の試合結果◎
新潟医療福祉大1-0平成国際大
平成国際大 000 000 000 =0
新潟医福大 000 010 00× =1
(バッテリー)
新潟医福大:笠原(新津)-大塚、堀口

新潟医療福祉大は5回に走者2塁から7番・坂巻の適時打で1点を挙げ先制。笠原が完封で先勝した。

◎10日の試合結果◎
新潟医療福祉大4-3平成国際大(延長11回)
→新潟医療福祉大が連勝で勝ち点を2に伸ばす
新潟医福大 120 000 000 01 =4
平成国際大 100 002 000 00 =3
(バッテリー)
新潟医福大:竹石(新潟明訓)、佐藤悠(巻)、漆原(新潟明訓)-大塚、堀口

新潟医療福祉大は延長11回、2死満塁から6番・安野の適時打で勝ち越し。

◇新潟医療福祉大・佐藤和也監督の話◇
「楽に勝たせてくれない試合が続いているが、去年秋は接戦を落としてきた中、その悔しさが糧となって、この春は接戦を勝ちきることができている。チームが成長している。もう少しチャンスで思い切りのいい打撃ができれば。ただ、粘り強さが出てきた。どん欲に上を、優勝を目指していきたい」


関甲新3部の新潟大は10日、信州大に8対12で逆転負けし、通算成績を1勝1敗とした。新潟大の次戦は17日、東京福祉大と群馬・関東学園大野球場で対戦する。

◎10日の試合結果◎
新潟大8-12信州大
新潟大 020 120 210 =8
信州大 202 010 07× =12

(取材・文/岡田浩人)

【BCL】新潟が引き分け 東地区首位に

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは10日、群馬県前橋市で群馬ダイヤモンドペガサスと対戦し、延長10回、5対5で引き分けた。新潟の前期成績は1勝1分で東地区首位。新潟の次戦は15日(金)13時から長岡市悠久山球場で群馬と対戦する。

◎10日の試合結果◎
新潟5-5群馬(延長10回、規定により引き分け)
新潟 000 032 000 0 =5
群馬 200 003 000 0 =5
(バッテリー)
新潟:前川、斉藤、高井、渡辺雄、雨宮-宮沢
群馬:沼田、南、山崎、堤-八木
(本塁打)
群馬:八木(6回・3点)

(文/岡田浩人)


【BCL】新潟が初黒星 群馬に競り負ける

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは15日、長岡市悠久山球場で群馬ダイヤモンドペガサスと対戦し、4対5で競り負けた。新潟は今季初黒星で前期成績を1勝1敗1分とし、東地区の2位に後退した。新潟の次戦は16日(土)13時から福井市で福井ミラクルエレファンツと対戦する。

3回裏、新潟は5番・纐纈隼基選手の中前適時打で一時は逆転するも・・・

◎11日の試合結果◎
新潟4-5群馬
群馬 003 010 001 =5
新潟 202 000 000 =4
(バッテリー)
群馬:柿田、南、町田、○山崎(1勝)-八木
新潟:田村、高井、●知念(1敗)-宮沢
(本塁打)
群馬:カラバイヨ1号(3回・3点)
新潟:野呂1号(3回・ソロ)

新潟の先発・田村勇磨投手(日本文理高) 7回を投げ11安打4失点だった


1回に左越二塁打で出塁した野呂大樹選手 3回にはソロ本塁打を放った


3回、群馬はカラバイヨ選手の3点本塁打で逆転 内角の難しい球を場外へ運んだ


2番手で登板した新潟・高井俊投手(見附市出身・東北高)


新潟の3番手で登板した知念広弥投手(三菱自動車九州) 粘投も敗戦投手に

(戦評)
新潟は投手陣が16安打を打たれながらも粘りの投球を見せたが、終盤に競り負けた。
新潟は1回、1番・野呂の二塁打から3番・ジョージの右線適時三塁打で先制。さらに5番・纐纈の中前適時打で追加点を挙げ2点を先行した。
3回、走者2人を溜めた新潟の先発・田村が群馬の3番・カラバイヨに場外3点本塁打を打たれ逆転される。その裏、新潟は野呂のソロ本塁打で同点に追いつくと、ジョージが左前安打から二盗を決め、纐纈の中前適時打で逆転に成功する。
しかし5回、群馬の攻撃で2死1塁から八木の左前安打を新潟のレフト古澤が失策。1塁走者が一気に本塁を突くが、本塁返球のタイミングはアウトも、新潟の捕手・宮沢の走路妨害が適用されセーフに。これがBCリーグでの今季からの「コリジョン」ルール初適用となった。
9回には群馬が2死1、2塁から左前安打で勝ち越し、そのまま逃げ切った。

◆新潟・赤堀元之監督の話◆
「投手はみんな粘り強く投げた。田村もオープン戦よりもよくなっている。髙井も知念もこれからにつながる投球ができた。打者は3回までは点が取れたが、それ以降走者が出せなかった。あとは下位打線がどれだけ塁に出ることができるか。今は我慢しなければならない時期。(群馬との3戦で1勝1敗1分だが)負け越していないのがまだいい。(5回のコリジョン初適用は)なかなか難しい。球審の判断なので・・・難しいがルール上のことなので仕方がない」

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】新潟が福井に勝利 中西が2勝目

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは15日、福井市で福井ミラクルエレファンツと対戦し、4対1で勝利した。新潟の前期成績は2勝1敗1分で東地区2位。新潟の次戦は17日(日)13時から県営富山球場で富山GRNサンダーバーズと対戦する。

◎16日の試合結果◎
新潟4-1福井
新潟 000 030 001 =4
福井 000 000 100 =1
(バッテリー)
新潟:○中西(2勝)-前田

(文/岡田浩人)

【大学野球】新潟医療福祉大がコールドで先勝 開幕5連勝 関甲新1部

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大学野球の関甲新学生野球連盟1部の春季リーグ戦は16日、群馬県伊勢崎市などで第3節がおこなわれ、新潟医療福祉大が関東学園大(群馬)に12対0で7回コールド勝ちし、先勝した。新潟医療福祉大は13安打と打線が爆発。投げては4年生左腕の笠原祥太郎(新津)が再三走者を背負いながらも6回無失点。最後は3年生の佐藤悠人(巻)が締めた。新潟医療福祉大は開幕から5連勝。勝ち点をかけて17日に第2戦を戦う。

5回、新潟医福大が坂巻智大選手(4年・上田西)の適時打で追加点 3安打4打点の活躍

◎16日の試合結果◎
新潟医療福祉大12-0関東学園大(7回コールド)
関東学園大 000 000 0 =0
新潟医福大 042 015 × =12
(バッテリー)
新潟医福大:笠原(新津)、佐藤悠(巻)-堀口、大塚

新潟医療福祉大の先発・笠原祥太郎投手(新津)は6回を投げ4安打9奪三振で無失点


2回、新潟医療福祉大は2点を先制後、熱田隆介選手(2年・専修大附)が適時打


2回、水石英佑選手(2年・小諸商)も適時打を放ち、3連続適時打


6回、堀口晃平捕手(4年・専大松戸)の適時打でダメ押しの追加点を挙げる


7回に登板し無失点に抑えた佐藤悠人投手(3年・巻)

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【大学野球】新潟医療福祉大 終盤競り負け初黒星 関甲新1部

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大学野球の関甲新学生野球連盟1部の春季リーグ戦は17日、群馬県伊勢崎市などで第3節の第2戦がおこなわれ、新潟医療福祉大は関東学園大(群馬)に4対5で敗れ、今春のリーグ戦初黒星を喫した。1勝1敗となり勝ち点をかけ、18日に第3戦がおこなわれる。

◎17日の試合結果◎
新潟医療福祉大4-5関東学園大
→1勝1敗で第3戦へ
新潟医福大 100 010 020 =4
関東学園大 000 004 01× =5
(バッテリー)
新潟医福大:漆原(新潟明訓)、佐藤悠(巻)、中重、飯塚(上越)-大塚、堀口、福島


◎新潟大はコールド勝ちで2勝目◎
関甲新3部の新潟大は17日、群馬・関東学園大野球場で東京福祉大と対戦し、通算成績を2勝1敗とした。新潟大の次戦は24日、群馬パース大と群馬・関東学園大野球場で対戦する。

東福大 000 00 =0
新潟大 019 0× =10

(文/岡田浩人)

【小学生軟式】全国目指し新潟地区予選が開幕 全日本学童軟式大会

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“小学生の甲子園”と言われる「高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球大会(マクドナルド・トーナメント)」の新潟地区予選が17日開幕した。ハードオフ・エコスタジアムでおこなわれた開会式には出場69チームが参加し、選手が入場行進をした。

新潟地区69チームが入場行進 各4地区の上位2チームが県大会へ進む

開会式では桃山ライオンズの保田莉玖(りく)主将(山の下小6年)が選手宣誓をおこない、「野球を教えてくれた監督、コーチ、支えてくれたお父さん、お母さんに感謝し、最後まで悔いなく戦うことを誓います」と力強く誓った。

桃山ライオンズの保田莉玖主将が力強く選手宣誓


雨の中始まった開会式だったが、選手の元気で雨もやんだ

大会はトーナメント戦で新潟地区予選は5月8日に決勝がおこなわれる予定。新潟地区のほか上越、中越、下越の計4地区から、それぞれ上位2チームが6月におこなわれる県大会に進出。県大会で優勝したチームが8月に神宮球場などでおこなわれる全国大会に出場する。

去年は新潟県代表のオール阿賀野ジュニア(下越地区)が県勢として10年ぶりに全国ベスト4に進出。今年も全国の頂点を目指した熱い戦いが始まった。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】強風の中、新潟が大勝 前川がBC初勝利

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは17日、富山市で富山GRNサンダーバーズと対戦し、16対5で勝利した。新潟は初回、打者14人で7安打を集中。強風の中、相手のまずい守備もあり一挙10点を挙げた。新潟の先発で2年目の前川哲投手(新潟産大附高)は6回を投げ5失点(自責点3)も、味方の大量援護もありBCリーグ初勝利を挙げた。新潟の前期成績は3勝1敗1分で福島と同率で東地区首位。新潟の次戦は21日(木)18時から埼玉県熊谷市で武蔵ヒートベアーズと対戦する。

BCリーグ初勝利を挙げた2年目の前川哲投手(新潟産大附高)

◎17日の試合結果◎
新潟16-5富山
新潟 1002 000 013 =16
富山 020 012 000 =5
(バッテリー)
新潟:○前川(1勝)、知念、雨宮-宮沢

(文/岡田浩人)

【大学野球】新潟医療福祉大が勝ち点3に伸ばし首位キープ 関甲新1部

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大学野球の関甲新学生野球連盟1部の春季リーグ戦は18日、群馬県伊勢崎市で第3節の第3戦がおこなわれ、新潟医療福祉大が関東学園大(群馬)に9対2で勝ち、対戦成績を2勝1敗とし、勝ち点を3に伸ばした。新潟医療福祉大は首位をキープした。次戦は30日(土)、5月1日(日)に上武大と対戦する。

勝ち点を3に伸ばし首位をキープした新潟医療福祉大 次戦は王者・上武大が相手

◎18日の試合結果◎
新潟医療福祉大9-2関東学園大
→新潟医療福祉大が2勝1敗で勝ち点3に伸ばす
関東学園大 000 100 100 =2
新潟医福大 520 110 00× =9
(バッテリー)
新潟医福大:笠原(新津)、竹石(新潟明訓)-堀口

(文/岡田浩人)


【大学野球】東京六大学オールスターゲーム 8月20日五十公野で開催

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8月20日に新発田市・五十公野公園野球場で開催される「東京六大学野球オールスターゲーム」の記者発表が21日、新発田市役所でおこなわれた。会見に出席した東京六大学野球連盟の内藤雅之事務局長は「ベンチ入りしている選手で、新潟県出身プレーヤーをできるだけ連れてきたい」と県出身選手の凱旋出場の可能性に言及した。

新発田市役所で開かれた東京六大学野球オールスターゲームの記者発表

東京六大学野球オールスターゲームは2010年に松山市で開催されてから、神宮球場以外の地方球場で開催されていて、六大学の現役選手50人が2チームに分かれて対戦する。新潟県内での開催は一昨年8月に南魚沼市で開催されて以来、2年ぶり2回目。

新発田市は野球場や陸上競技場がある五十公野公園と宿泊地となる月岡温泉が近接し、スポーツ大会や大学の運動部の合宿などを誘致することで、「スポーツツーリーズムの街」として交流人口の増加を図ろうとしている。昨年はイースタンリーグ公式戦の西武対巨人も開催され約2800人の観客を集めた。このオールスターゲームの誘致は二階堂馨市長を中心に、新発田農業高校野球部出身で法政大学OBの皆川浩一氏を通して連盟に働きかけをおこない、実現した。市は誘致のために、球場のスコアボード改修、ラバーフェンス設置、そして今春には水はけを改善するため内野グラウンドの土の入れ替えをおこなうなどしてきた。

東京六大学野球連盟・内藤雅之事務局長

二階堂市長は「本県出身の選手や甲子園を沸かせた選手、プロ野球のドラフト候補として注目される選手などが五十公野球場に集まり、学生野球の最高峰のプレーを間近で観戦できるチャンス」と新発田市での開催の意義を強調した。

東京六大学野球連盟の内藤事務局長は「大学生のうち年間約30人がプロ野球(NPB)に行くが、そのうちの3分の1の約10人が東京六大学の選手。甲子園で活躍した選手も数多くいて、ぜひ試合を楽しみにしていただきたい」と観戦を呼び掛けた。そのうえで、「ベンチ入りしている選手で、試合に出ている新潟県出身のプレーヤーはできるだけ連れてきたい」と話し、今春のリーグ戦でも登板している柏崎市出身で早稲田大学4年生の吉野和也投手(日本文理高)らの選出を強く示唆した。

チームは現在開催中の春季リーグ戦の1、4、5位の大学と2、3、6位の大学に分かれ、それぞれチームを結成する。メンバーは1、2位の大学から各9人、3~6位の大学から各8人が選ばれる予定。チーム名は公募の結果、新発田商業高校野球部2年生の本間俊哉さん(16)が考案した「藤塚浜オーシャンズ」「二王子マウンテンズ」に決定し、六大学の主将のサインが入った公式球が代理出席した母親の靖子さんに贈呈された。

チーム名に考案した本間俊哉さんの母・靖子さんに記念のサイン入り公式球が手渡された

オールスターゲームは8月20日(土)15時試合開始予定。チケット料金は前売りでバックネット裏スタンドが大人1500円(高校生以下1000円)、内野席が大人1000円(高校生以下700円)、外野席は共通500円で、6月下旬から発売される(当日券は前売りの200円増し)。なお、オールスターゲーム翌日の21日(日)には選手による少年野球教室が実施される。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】春季県大会の組み合わせ決まる 83チームが参加

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第134回北信越高校野球・新潟県大会(春季県大会)の組み合わせ抽選会が22日、新潟市のハードオフ・エコスタジアム会議室でおこなわれ、連合3チームを含む参加83チーム(90校)の組み合わせが決まった。県大会は28日に開幕し、順当に日程が進めば5月15日に長岡市悠久山球場で決勝戦がおこなわれる。上位2チームは6月4日から福井県でおこなわれる北信越大会に出場する。また県大会の上位校は夏の選手権新潟大会のシード校となる。

新潟市のハードオフ・エコスタジアムでおこなわれた組み合わせ抽選会

◎春季県大会の組み合わせ表◎ ※新潟県高野連より

◎春季県大会の見どころ◎
<左上のヤマ>
昨秋優勝校で強力打線の日本文理と、注目の左腕・江村を擁し投打にバランスのいい北越が軸となる。昨夏優勝校で投打にまとまりのある中越、投手力が高い佐渡、昨秋16強で投打ともに力のある新潟産大附、打線が力強い新発田南が続く。

<左下のヤマ>
昨秋4強で安定感のある右腕・廣瀬を擁する五泉を中心に、昨秋8強で打線に力がある新潟県央工、右の強打者・遠藤ら2年生が中心の加茂暁星、好右腕・南田擁する長岡大手など、力のあるチームがそろった。

<右上のヤマ>
昨秋第3代表で主戦・山田に安定感のある東京学館新潟、ノーシードながら打線が強力な巻、注目の左腕・バンゴーセム擁する帝京長岡、右横手投げ松沢が注目される糸魚川、打線に力のある新潟明訓、昨夏4強の野手陣が残る新潟など、混戦が予想されるブロック。

<右下のヤマ>
昨秋準優勝校で強力打線の村上桜ヶ丘が軸。主戦・藤﨑に安定感のある新潟商、投打にバランスのとれた柏崎、2年生投手が中心も打線が力強い柏崎工、巧打者・名畑擁する開志学園が続く。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】新潟が快勝で東地区単独首位に 田村が今季初勝利

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは23日、長岡市悠久山球場で福島ホープスと対戦し、8対2で快勝。前期成績を4勝2敗1分とし、東地区の単独首位に立った。新潟は先発の田村勇磨が序盤に不安定な投球を見せたが、中盤以降立ち直り、8回1失点で今季初勝利を挙げた。新潟の次戦は24日(日)13時から同球場で武蔵ヒートベアーズと対戦する。

8回を投げ1失点 今季初勝利を挙げた新潟・田村勇磨投手(日本文理高)

◎23日の試合結果◎
新潟8-2福島
福島 010 000 001 =2
新潟 001 210 04× =8
(バッテリー)
福島:江村、大井、小林佑、杉山、中瀬、野原-笹平
新潟:田村、高井-宮沢
(本塁打)
福島:貴規2号(9回・ソロ)

3回、新潟が足立尚也選手の適時打で同点に追いつく


4回、新潟は稲葉大樹兼任コーチの内野安打の間にジョージが生還しこの回2点目

◇新潟・赤堀元之監督の話◇
「田村が根気よく投げた。3回の無死3塁のピンチを0で抑えたことで、少しずつ変わることができた。まだまだ物足りないが。1球だけ138キロが出たが、もっと投げることができるはず。ただきょうは1勝できてよかった。球数少なくも余力もあったので8回まで登板させた。合格点と言いたいが、そう言うと(田村のために)よくないので勝つことができてよかった」

◇今季初勝利を挙げた新潟・田村勇磨投手の話◇
「立ち上がりが悪かったが、(3回)途中からセットポジションに変えて、うまく体重移動ができた。いかに球速を出せるフォームで投げることができるか考えながら投げた。直球が走ることでチェンジアップが効いてくる。打者より自分との勝負だった。初勝利は欲しかった」

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【中学硬式】シニア春季大会が開幕 12チームが出場し開会式

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中学硬式野球のリトルシニア春季新潟大会が24日開幕し、新潟市鳥屋野球場で参加12チーム(連合1チーム)による開会式がおこなわれた。順調に日程が進めば5月1日に準決勝と決勝がおこなわれ、上位2チームは中学硬式野球の最高峰の大会「ジャイアンツカップ」(8月開催)の新潟県予選(5月7日開催)に出場する。

選手宣誓をおこなう新潟西シニアの平野好誠主将

開会式では選手を代表して新潟西シニアの平野好誠主将が「熊本地震で被災した球児の仲間たちに思いを寄せ、今改めて野球ができることに感謝し、最後まで全力でプレーすることを誓います」と宣誓した。24日は1回戦4試合がおこなわれた。準々決勝の4試合は29日に2球場でおこなわれる予定。
◎出場12チーム入場行進◎

前年優勝の新潟シニア


前年準優勝の新潟西シニア


上越シニア


新潟江南シニア


新潟東・秋葉阿賀野シニア


新潟北シニア


長岡東シニア


三条シニア


長岡シニア


新発田シニア


新津五泉村松シニア


柏崎シニア


◎24日の試合結果◎
<1回戦>
上越7-6新潟江南
新潟東・秋葉阿賀野2-1新潟北
長岡12-1三条
新潟7-1新発田

◎29日の2回戦の予定◎
<みどりと森>
新潟西×上越
新潟東・秋葉阿賀野×長岡東
<白根野球場>
長岡×新潟
新津五泉村松×柏崎

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】稲葉がサヨナラ弾 新潟が2連勝で首位固め

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは24日、長岡市悠久山球場で武蔵ヒートベアーズと対戦し、延長11回、4対2でサヨナラ勝ちした。新潟は2対1とリードして迎えた9回に追い付かれたが、11回に選手兼任コーチの稲葉大樹のサヨナラ2点本塁打で試合を決めた。新潟の前期成績は5勝2敗1分で東地区首位。次戦は29日(祝・金)13時から新潟市のハードオフ・エコスタジアムで福島ホープスと対戦する。

延長11回、新潟が稲葉大樹選手兼任コーチの右越え2点本塁打でサヨナラ勝ち


サヨナラのホームに還り、チームメイトに祝福される稲葉兼任コーチ(中央)

◎25日の試合結果◎
新潟4-2武蔵
武蔵 010 000 001 00  =2
新潟 100 000 100 02× =4
(バッテリー)
新潟:前川、知念、雨宮、○中西(3勝)-宮沢
武蔵:久保田、アーロン、本田、永田、村田、●海老沼-西脇
(本塁打)
新潟:稲葉(2点・11回)

新潟の先発・前川哲投手(新潟産大附高) プロ最長の7回2/3を投げ1失点の好投


7回、新潟が1死3塁から野呂大樹選手の中犠飛で1点を勝ち越す


延長10回から中西啓太投手が登板 走者を出しながらも2回を投げ無失点で3勝目


声援を背に試合を決めた稲葉兼任コーチ BC初年度から残る唯一の選手である

◎戦評◎
新潟が今季初のサヨナラ勝ち。2連勝で東地区の首位固めに入った。
新潟は1回、走者3塁から3番・ジョージの内野ゴロの間に1点を先制。2回に同点に追いつかれたが、7回に1番・野呂の犠飛で勝ち越した。
新潟の先発・前川は変化球を低めに集めて打たせて取る投球が冴え、プロ最長となる7回2/3を投げ、被安打4、失点1と安定した内容だった。ただ9回に抑えの雨宮が3本の長短打を浴び同点に追いつかれた。
延長11回、新潟は走者1人を置いて途中出場の稲葉が走者2塁から右越え2点本塁打を放ちサヨナラ勝ち。熱戦に終止符を打った。

◇新潟・赤堀元之監督の話◇
「最後の最後に稲葉が打ってくれたので、いい勝利だった。打った瞬間に外野の頭を抜けるのはわかった。(7回に稲葉を代打で送り)チャンスで行くぞと言っていた。最後は稲葉で終わるのではという気持ちがあった。きちっと一生懸命練習している。それがこういういい場面でメンタル強く振り抜ける理由だと思う。それを他の選手が見習ってほしい。(前川は)思ったよりもいい感じはしなかったが、相手が打ちあぐねてくれた。抑えたことはよかったが、腕が振れていない。あの投球では上を目指せない。まだ前川はこんなものではないと思っている。(打線は)まだチャンスでもう1本が打てていないので今後の課題。バントもまだしっかりできていない。来週もしっかりいい戦いができれば」

◇新潟・稲葉大樹選手兼任コーチの話◇
「ほっとした。こういう試合は落としたくなかった。その前に2回も自分で決めることができるチャンスを潰したので、3回目で打てなかったら男じゃないと思っていた。打席に入る前に監督から、(練習では)『もっと近い距離で俺の球を打ってるんだから、それに比べたら打てるだろ』と言われて、気持ちも吹っ切れた。初球から甘い球が来たら行こうと決めていた。本塁打を打つのが5年ぶりでビックリしている。チームが勝てたことが嬉しい」

◇新潟・前川哲投手の話◇
「きょうは体のキレがなかった。ただ1つよかったのは無四球だったこと。それがリズムにつながった。1年目よりもしっかり練習できている。それが自信にもつながっている。チェンジアップの制球が今後の課題。(9回同点に追いつかれ勝ちがなくなったが)これが野球。次に勝てるよう頑張りたい。(高校時代の同期である飯塚悟史投手[DeNA]や漆原大晟投手[新潟医療福祉大]の活躍は)気になっている。自分も球速150キロが目標。同期に負けたくないというのは常に思っている」

(取材・撮影・文/岡田浩人)

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