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【BCL】今季の応援に感謝 新潟アルビレックスBCがファン交流イベント

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは22日、新潟市西区のみどりと森の運動公園屋内コートで、今季のファンの声援に感謝を表すイベント「サポーター感謝デー」を開催し、清水章夫監督やコーチ、選手らと集まった約200人のファンが交流した。

集まったサポーターと記念撮影をする新潟アルビレックスBCのメンバー

イベントはシーズン終了後に毎年実施されていて、選手同士によるドッジボール対決で開幕。ファンが参加したストラックアウトやスピードガン計測のほか、今年初めて実施された「eスポーツ」コーナーでは選手との野球ゲーム対決で盛り上がった。

ファンが参加したストラックアウト

17日のNPBドラフト会議で日本ハムから育成指名された樋口龍之介内野手(育成2位)と長谷川凌汰投手(育成3位)の前にはサインや記念撮影を求めるサポーターの列ができた。

樋口は「(ファンから)『応援に行きます』『とにかく頑張って』と声を掛けられた。このメンバーでもう少し野球をやりたかったという寂しい気持ちもある」と率直な感想を漏らしたが、「(NPBに)行くからにはしっかりやらなければ。自分の年齢(25歳)で諦める気持ちを持っている選手たちに『樋口が行けたのなら、自分も行けるかもしれない』と思ってもらえたらうれしい」と気持ちを引き締めた。

長谷川は「これだけのサポーターに来ていただき、その声援があってこそ野球ができていると実感した。チームを離れる寂しさを感じた。2年間、新潟でたくさんの人たちに支えられ幸せだった」と感謝の気持ちを表した。その上で、「ドラフト当日はうれしかったが、育成指名ということもあり、翌日から支配下に上がるためには何をしなければいけないかを考えた。一日でも早く(支配下登録へ)やってやるぞという気持ちが強い」と決意を新たにした。

笑顔でサポーターのサインに応じる樋口龍之介


イベントの合間に子どもとハイタッチする長谷川凌汰

イベントの最後には樋口、長谷川両選手のほか、今季限りで退団する6選手があいさつ。5年間在籍し現役引退を決めた中西啓太投手(27)は「5年前にチャンスをいただかなければ違う道に進んでいた。1年目に優勝を経験し、タイトル(最優秀防御率)を獲らせていただいたが、苦しいことも多かった。ただ良い時も悪い時も声援をいただいたことがプレーする原動力だった」と涙をこらえて言葉を紡ぐと、大きな拍手が送られた。

来季2年目の指揮を執る清水章夫監督は「今年できなかったことをできるよう、考えながらやっていきたい。1年間、ご声援ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

涙をこらえながらあいさつする中西啓太 5年間の挑戦を終え現役引退を決意した

退団する選手、樋口選手、長谷川投手、清水監督、加藤総合コーチの挨拶動画◎

(取材・撮影・文/岡田浩人)


【BCL】加藤健総合コーチの退団を正式発表 新潟アルビレックスBC

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ルートインBCリーグ・新潟アルビレックスBCは24日、球団社長補佐で今季総合コーチを務めた加藤健氏(38・新発田農高出身)が退団すると発表した。元巨人捕手の加藤氏は現役引退後の2017年から地元チームである新潟アルビレックスBCの球団社長補佐としてフロント入りし、3年目の今季は総合コーチを兼任した。今後については古巣の巨人でファーム指導者となることなどが検討されている。

22日のサポーター感謝デーで挨拶する加藤健氏

加藤氏は球団を通じて以下のコメントを発表した。

「2017年から球団社長補佐として2年間、今年は兼任で総合コーチとして、営業、編成、普及、育成など、このリーグ、球団、そして生まれ故郷である新潟で様々な経験をさせていただきました。いつも温かく、そして熱く応援してくださったサポーター、球団の活動にご理解いただき支援してくださっているスポンサー、株主の皆様、そして時には厳しい言葉もかけましたが、着実に成長をしてくれた選手たちには感謝の気持ちでいっぱいです。私自身、この3年間での経験は次のステップに必ずいかしていきたいと思います。これまで様々な事業を通して新潟の子どもたちとの触れ合ってきましたが、『夢を持つことの大切さ』を子どもたちに伝えていく活動は、今後もできる限り続けていきたいと思います。3年間、本当にありがとうございました」

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【NPB】加藤健氏が巨人三軍バッテリーコーチに 広島・小林幹英氏は三軍投手育成強化コーチに

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NPBの巨人は29日、来季のコーチングスタッフを発表し、三軍バッテリーコーチに聖籠町出身で新潟アルビレックスBC前コーチ・加藤健氏(38・新発田農高出身)が就任することが決まった。加藤氏の背番号は「90」と発表されている。

また広島カープは29日、来季のコーチングスタッフを発表し、今季二軍投手コーチを務めた小林幹英氏(45・新潟明訓高出身)が三軍投手育成強化コーチに就任する。背番号は「73」。

(文/岡田浩人)

【BCL】育成指名の樋口と長谷川に日ハムスカウトが指名あいさつ

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17日に行われたNPB(日本野球機構)の育成ドラフト会議で北海道日本ハムから育成指名された新潟アルビレックスBCの樋口龍之介内野手(育成2位)と長谷川凌汰投手(育成3位)が25日、新潟市のハードオフ・エコスタジアム内で日本ハムのスカウト2人から指名あいさつを受けた。

指名あいさつを受けた樋口龍之介(左2人目)と長谷川凌汰(左3人目) 日ハムから伊藤剛GM付特命スカウト(左端)と多田野数人担当スカウト(右端)が来県した

同スタジアムを訪れたのは日本ハムの伊藤剛GM付特命スカウトと多田野数人担当スカウトの2人。池田拓史球団社長と清水章夫監督同席の中、伊藤スカウトが「育成ドラフトで樋口選手、長谷川投手を指名させていただきました」とあいさつ。2選手を担当した多田野スカウトから「指名された時はどんな感じだった?」と質問され、樋口は「びっくりしました」と返答、長谷川は「うれしかったです」と率直な気持ちを表した。

冒頭以外は非公開となったあいさつで、2選手は二軍の本拠地がある千葉・鎌ヶ谷の施設についてや、入団発表、新人合同自主トレなど今後の予定について説明を受けたという。

日本ハムのスカウト2人から指名あいさつを受ける2選手

多田野スカウトは樋口について「年齢はいっている(25歳)が、年々成績も上がっている。なかなか成績を上げることは難しい。裏で努力しているのだろうと思い、これを発揮してもらいたい」と指名理由を話した。伊藤スカウトは「一番の長所は長打力。それでいながら打率も残せる。日本ハムにいた小谷野(栄一)氏のような中・長距離のスケールの大きな選手になってほしい」と期待を寄せた。

また長谷川について「昨年あれだけドラフト指名が期待されながら、(指名)されなかったが、今年どう変わるかと思っていたが、成績がアップ(11勝1敗)し、裏で相当な努力をしたのだろう」と評価。「調子が悪くてもマウンドでいつでも同じパフォーマンスが出せる。自分に強い所はプロでも成功できると確信した」と指名理由を説明した。伊藤スカウトは「150キロを超える直球を軸に、フォーク、スライダーを磨けば十分な武器になる。先発、中継ぎ、抑え、どこでもできる選手になってほしい」と期待の言葉を述べた。

また十日町市出身で日本ハムの大渕隆スカウト部長から2選手に「育成という立場で入るので、まずは支配下を目指すこと。NPBに入った後の厳しさを伝えてほしい」との言葉を託されたという。

あいさつを受け、樋口は「とにかく背番号を(二けたで)登録されるように頑張らなければ」と気合いを入れ、「他の人よりも体が小さい(身長168センチ)がここまでできるという姿を見せたい」と意気込みを示した。

長谷川は「一日も早く支配下に登録され、一軍のマウンドに立ちたい思いが強くなった」と感想を話した。「150キロの直球を評価していただいているが、自分ではまだ足りない。変化球ももっと精度を上げなければ」と分析し、「1年でも長く現役を続けられる選手になりたい」とNPBでの目標を語った。

2選手は今後、球団のメディカルチェックを経て、正式な契約を結ぶ予定。11月23日に札幌市で入団会見、翌24日のファン感謝デーでファンの前でお披露目となる。背番号は入団会見で発表される予定。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【中学硬式】新潟西シニアが信越1位で来春選抜大会へ

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中学硬式野球のリトルシニア信越連盟は27日までに、来春開催される「第26回日本リトルシニア全国選抜大会」のための「新人順位決定戦」を長野県塩尻市などで行い、新潟地区と信越2地区(東北信、中南信)の計3地区を勝ち上がった6チームが順位決定リーグ戦に臨んだ。新潟大会で優勝した新潟西シニアは「信越1~3位順位決定戦」に臨んだ結果、2勝0敗で信越1位となった。新潟西シニアはベスト16に進んだ2015年以来5年ぶりの選抜大会出場が確実となった。

なお新潟大会で準優勝だった柏崎シニアは「4~6位順位決定戦」で0勝2敗の6位となった。来年3月に大阪で開催される全国選抜大会には信越連盟からの出場枠が例年「4」のため、県内からは新潟西シニアのみが出場する見通しとなった。

信越1位で5年ぶりに来春の選抜大会出場が確実となった新潟西シニア
(写真提供:新潟西シニア)

◎27日の信越1~3位決定戦の結果◎
<長野・塩尻市営球場>
①新潟西12-5岡谷

②新潟西11-1中野

③中野4-1岡谷

→1位:新潟西、2位:中野、3位:岡谷


◎20日の信越4~6位決定戦の結果◎
<長野県長野県南箕輪村・大芝公園野球場>
①柏崎4-6伊那

②柏崎4-7上田

③上田10-0伊那

→4位:上田、5位:伊那、6位:柏崎

(文/岡田浩人 写真提供/新潟西シニア)

【BCL】新潟は来季、西地区に

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ルートインBCリーグは1日、来季2020年シーズンの地区割りを発表した。運営会社の精算のため存続が危ぶまれた福井球団が新運営会社による存続の方針が示され、来季は新たに神奈川球団を加えた12球団でリーグ戦を行う。新潟アルビレックスBCは今季までの東地区から西地区に変更となる。

[東地区=6球団]
福島、茨城、栃木、埼玉武蔵、神奈川(新規参入)、群馬

[西地区=6球団]
新潟、信濃、富山、石川、福井、滋賀

(取材・文/岡田浩人)

【高校野球】北越が県推薦校に 来春選抜大会21世紀枠

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新潟県高野連は15日、「第92回選抜高校野球大会」(来年3月19日開幕・甲子園球場)の21世紀枠の新潟県推薦校に北越高校を推薦すると発表した。北越は今秋の県大会で8年ぶり4回目の優勝を果たし、北信越大会では2勝を挙げベスト4進出を果たした。

グラウンドが他部との共用であるという困難環境の克服や、ここ数年間にわたり試合成績が良好であるにもかかわらず甲子園出場機会に恵まれていないことなどが推薦理由として挙げられた。今後は11月28日に学校で表彰が行われ、12月13日に北信越地区5県の各候補校の中から地区代表が1校に絞られる。来年1月24日に開かれる選考委員会で全国9地区代表から3校が21世紀枠に選出される。

今秋の県大会で8年ぶりに優勝 北信越でベスト4に進んだ北越

北越の推薦は、新潟県高野連が開催した21世紀枠県選考会議で満場一致で決定した。推薦理由として新潟県高野連は以下の2点を挙げている。

①困難な環境の克服
通常練習しているグラウンドは校庭であり、非常に狭小である。さらに、サッカー部やラグビー部tお強要しており、バッティング練習はバックネットに向かっておこなう等、工夫している。

②数年間にわたり試合成績が極めて良好ながら、甲子園出場の機会に恵まれない
近年の新潟県大会での成績は著しく、ほとんどの大会でベスト8以上に進出している。また第137回北信越地区高校野球大会(平成29年度秋季)においては、2回戦で準優勝の星稜高校と延長戦にもつれる接戦を展開している。

北越はこれまで春夏ともに甲子園出場はない。21世紀枠で私立高校が新潟県推薦されるのは2000年秋の日本文理以来。今後は12月13日に北信越地区5県の各候補校の中から地区代表が1校に絞られる。その後、来年1月24日に開かれる選考委員会で全国9地区代表から3校が21世紀枠に選出される。

なお、新潟県高野連は選抜大会の一般選考枠の出場候補推薦校として、北信越大会に出場した北越、新潟産大附、加茂暁星の3校を推薦した。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】ドラフト 新潟は投手1人を指名 東京学館新潟・田村ら6選手が特別合格

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ルートインBCリーグは15日、来季入団する選手への交渉権などを決めるドラフト会議を開いた。新潟アルビレックスBCは投手1人を指名したほか、特別合格枠で田村颯瀬投手(17・東京学館新潟高)や大橋輝一内野手(18・北越高)ら6選手を獲得したと発表した。12月6日に新潟市内で新人選手の入団会見を開く。

特別合格で新潟への入団が内定した田村颯瀬(東京学館新潟高)

<新潟のドラフト指名選手>
・1巡目 金子蓮 23歳・投手(長崎日大高-城西国際大-SUNホールディングス)

<新潟の特別合格選手>
・田村颯瀬 17歳・投手(東京学館新潟高)
・古田青依 21歳・投手(小川高-駿河台大)
・奥田昇大 22歳・捕手(本庄第一高-立正大)
・大橋輝一 18歳・内野手(北越高)
・松島恒陽 22歳・内野手(履正社高-関西大)
・山川楓 18歳・内野手(神戸弘陵高)

特別合格で新潟への入団が内定した大橋輝一(北越高)

(撮影・文/岡田浩人)


【高校野球】帝京長岡の新監督に芝草氏 来春就任「甲子園で勝てるチームを」

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帝京長岡高校野球部監督に元日本ハム投手・芝草宇宙(ひろし)氏(50)が就任することが決まり、15日に長岡市の同校で記者会見が開かれた。芝草氏は「甲子園で勝てるチームを目指す」と意気込みを語った。監督就任は来年4月からだが、会見後は早速グラウンドに向かい、部員たちの前で「みんなで同じ気持ちになり、甲子園で勝つことを目指そう」と呼びかけた。新潟県内の高校で元プロ野球選手が高校野球の監督に就任するのは2人目となる。

来春からの帝京長岡高の監督就任が決まった芝草宇宙氏(左)と野球部長も務める浅川節雄校長

芝草氏は1969年生まれで埼玉県出身。東京の帝京高では3度甲子園に出場し、3年時の1987年夏にエースとしてベスト4進出を果たした。その年の秋のドラフト会議で日本ハムから6位指名を受け入団。NPB通算430試合に登板し、46勝56敗17セーブを挙げた。現役引退後は日本ハムコーチやスカウトを務めた。去年4月から母校・帝京高の投手指導を行うと同時に、帝京長岡高の外部コーチとして選手の指導にあたってきた。

記者会見には芝草氏のほか、芝草氏の高校時代の浅川節雄校長が同席。浅川校長が「本校はいろいろなスポーツ…サッカーやバスケットボール、空手、柔道などで強いが、保護者や近所の人から一番最後に出てくる言葉が『野球がね』といつも言われてきた。何とか払しょくしたいと思ってきたが、外部コーチで時々来るくらいでは消化不良になってしまう。お互いに話す中で監督を引き受けてもらうことになった」と就任に至る経緯を説明。

芝草氏は「これから帝京長岡を常勝軍団にしたい。甲子園で勝てるチームを目標にやっていきたい。目標として高い意識を持って取り組む。新潟に腰を据えて全力でやらせていただく」と決意を語った。

記者会見で監督就任の決意を語る芝草氏

記者会見での主な一問一答は次の通り。

Q目指すチームカラーは
芝草氏「高校野球なので、打つだけ、守り重視、というよりも、全て選手の個々の能力を持って楽しんで取り組めるようにしたい。個々の能力をいかした野球を取り組みたい」

Q新潟県の現状の高校野球をどのように見ているか
芝草氏「今は日本文理、中越が甲子園の常連になっているが、決して私たちのチームもひるむような選手ではない。ここから練習していく中で、我々が新潟県でトップになるんだという意識づけをして徹底してやっていきたい」

Q一番の目標は
芝草氏「甲子園で勝てるチームを作ること。私は教員ではなく、野球を専属で指導させていただく。指導の中でもプロフェッショナルとして教えたい。練習で取り組んでいることが結果で出なければ選手も伸びない。勝たせてあげる指導者になりたい」

Q指導で力を入れたいところは
芝草氏「高校生なので体力トレーニングは大事。ケガの防止にもつながる。正直、今年は故障者が多く出た。それを1つの課題として故障をしない体づくりを課題に、力をつけて、技術が発揮できるものを目指したい。この夏、秋と早く負けているが、個々の能力はそんなに変わらない。選手の能力を最大限発揮できれば来年から十分に甲子園を狙っていける」

Q監督就任へのいきさつを詳しく
浅川校長「私が以前(東京の)帝京高にいた時の生徒が芝草氏。去年4月に帝京高の投手指導をする話があり、月に一度くらい長岡に来てもらおうかと思った。そういう気持ちになったのは野球部の保護者が『何とか甲子園に出るチームを』という切々たる願いを受けた。(コーチとして来てもらい)去年秋に26年ぶりの県ベスト4になり、今年も何とかと思っていたが、なかなか難しかった。ここで腰を据えて、監督としてこちらに住んで、選手の面倒を見てくれるということで、選手の気持ちも違うと思う。県外からも本校に足を運んでくれる。他のスポーツが強い中、『野球がね』という言葉を周りに言わせない野球部にしたい。本人も指導者をやってみたいというのがあった中、夏の北海道のキャンプの時に、お互いに話している中で『じゃあやりましょう』という話になった。現監督はまだ若いのでコーチとして学んでもらい、いずれまた監督として独り立ちできれば」

Qこの5年間で5人目の監督となるが、芝草氏にはある程度期間を任せる形か
浅川校長「そうですね。ただ勝てなかったら代わるかもしれないが(笑)。ただ、(芝草氏の)この話っぷりを聞いたり、選手を見ていたりすると、これまでとは違う印象を受けている。」

Qプロでのどのような経験を選手に伝えたいか
芝草氏「プロでも基本は変わらない。まずは基本の部分をしっかり教えたい。ただ、経験だけでモノを言ってもいけない時代。選手から『プロの選手はこういう時、どういうふうにしているのですか』と聞かれれば、そういう話はしてあげたい。ひとつ言えるのは、プロでやっている戦術も高校生を信じていけば十分使える。高度な技術が必要だが、そこを目指して指導したい」

Q母校・帝京高が今秋の東京大会で準優勝したが、恩師の前田三夫監督といずれ甲子園で戦いたいという気持ちは
芝草氏「前田監督にはすごくお世話になり、育ててもらった。今、こういうふうに言うこともおこがましいが、ひとつの目標の中にはそれ(甲子園で対戦すること)もある」

会見後にグラウンドで部員にあいさつする芝草氏

記者会見後に早速、グラウンドに出た芝草氏は、1、2年生の部員に「みんなで同じ気持ちになり、甲子園で勝つことを目指そう」と呼びかけた。監督就任は来年4月からで、これから住居も探すことになるが、この冬も随時長岡入りし、選手の指導に汗を流すという。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】北越「甲子園を意識して練習を」 21世紀枠・県推薦校表彰

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来春甲子園で開催される「第92回選抜高校野球大会」の21世紀枠新潟県推薦校に選出された北越高校への表彰式が28日、新潟市の同校で行われ、新潟県高野連の富樫信浩会長から阿部柚士郎主将(2年)に表彰状が手渡された。阿部主将は「これまでの先輩たちのおかげ」と感想を話し、「常に甲子園を意識して練習しているが、チャンスをいただけたのでもっと工夫して練習したい」と意気込みを示した。

新潟県高野連の富樫信浩会長から表彰状を受け取る北越・阿部柚士郎主将

北越の野球部は1949年の創部で、春夏ともに甲子園出場はない。今秋の県大会ではエースの阿部柚士郎主将を中心に、8年ぶり4回目の優勝を果たした。10月の北信越大会では1回戦で北陸(福井3位)、準々決勝で上田西(長野1位)に競り勝ち、準決勝では日本航空石川(石川2位)に敗れたものの、ベスト4に進出した。

新潟県高野連は21世紀枠の県推薦の理由として、①通常練習しているグラウンドは非常に狭小で他部と共用だが、バッティング練習はバックネットに向かっておこなうなど工夫していること、②近年の県大会ではほとんどの大会でベスト8以上に進出しているほか、2年前の秋の北信越大会2回戦で準優勝の星稜(石川)と延長戦にもつれる接戦を演じるなど著しい成績を残していること、を挙げ、「野球に取り組む真摯な姿勢が他校や地域に良い影響を与えたことが高く評価された」と称えた。

阿部主将は「こういう形で新潟県代表になることはなかなかないことでうれしい。今までの練習や大会での成績が評価されたことは先輩やOBの人たちおかげ」と話し、小島清監督も「望んでもいただけるものではない。身が引き締まる思いで光栄」と感想を話した。

左から小島清監督、阿部主将、加藤寿一校長

勝てば一般枠での選出が濃厚だった北信越大会準決勝(日本航空石川戦)の敗戦から1か月余り。阿部主将は「悔しかった。力の差はあったが、自分たちのミスもあり、もう少しいい試合ができたはず」と振り返り、「甲子園まであと一、二歩のところまで行くことができ、レベルの高い試合を何試合も経験できた。甲子園が現実的なものになり、練習の内容や取り組み方も変わった」とチームの成長を実感している。

小島監督も「(選手は大会前と)全然違う。自信になった部分と悔しい思いがあり、もっとうまくなりたい、強くなりたいという気持ちが伝わってくる。いい経験をさせてもらった」と振り返る。

北信越大会ではベスト4進出 「自信と悔しさ」を胸にさらなる成長を誓っている

北信越大会準決勝で足を痛め、途中交代した阿部主将は「(診断は)右足の捻挫だった。少しずつよくなり、今は部員たちと一緒に練習できている」と明るい表情を見せた。「常に甲子園を意識して練習しているが、21世紀枠のチャンスをいただけたのでもっと工夫してやりたい」と意欲を示した。

小島監督は「どういう形であれ、甲子園出場は光栄なこと」と話し、「選抜は選んでいただく立場。常に実戦を意識して練習に取り組むことは変わらない。ただ(冬場は)体力を含め総合力を上げる大切な時期。チームとして個人として春に向けてベースアップできる練習をしていきたい」とこの冬の練習を見据える。

今後は12月13日に北信越地区5県の各候補校の中から地区代表が1校に絞られる。その後、来年1月24日に開かれる選考委員会で全国9地区代表から3校が21世紀枠に選出される。新潟県からは2003年に柏崎、2011年に佐渡が21世紀枠での選抜甲子園出場を果たしている。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】橋上秀樹氏が総合コーチで復帰へ 新潟アルビレックスBC

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは、来季の総合コーチとして元監督で今季はヤクルトの二軍チーフコーチを務めた橋上秀樹氏(54)を招へいする方針を固めた。元ヤクルト外野手の橋上氏は2011年に新潟の監督を務め、チームを初めての地区優勝に導いた経験を持つ。野村克也氏のもとでID野球を学び、新潟の監督を退任した後は巨人、楽天、西武、ヤクルトでコーチを経験した橋上氏が、コーチとして約8年ぶりに新潟に戻ってくる。

総合コーチとして8年ぶりに新潟のユニフォームを着ることになった橋上秀樹氏

橋上氏は1965年生まれで千葉県出身。東京・安田学園高校から83年のドラフト会議でヤクルトから3位指名を受け入団した。当初は捕手だったが、後に外野手に転向。野村克也監督の指導でID野球を学び、92年の日本シリーズなどで活躍した。その後、日本ハム、阪神を経て00年に現役を引退した。05年に楽天の二軍コーチに就任し、その後、野村監督のもとでヘッドコーチを務めた。

11年に新潟アルビレックスBCの監督に就任。「考える野球」を若手選手に浸透させ、チームを初の地区優勝に導いた。その後は12年から3年間にわたり巨人で戦略コーチ、打撃コーチとしてリーグ3連覇に貢献。この間、日本代表で戦略コーチも務めた。15年は楽天でヘッドコーチ、16年から3年間は西武で一軍コーチとして指導にあたり、今季はヤクルト二軍チーフコーチを務めた。

新潟アルビレックスBCは今季、前期と後期で東地区2位に終わり、来季は2季目となる清水章夫監督(元日本ハム投手)のもとで5年ぶりのリーグ優勝と8年ぶりの独立リーグ日本一を目指す。10月のNPB育成ドラフトで樋口龍之介と長谷川凌汰の2人の日本ハム入団が決まった。来季は投打の柱の抜けた穴を埋める若手選手の育成が課題となる。今季総合コーチとして若手育成に尽力した元巨人捕手の加藤健氏(新発田農高出身)が今季限りで退団、その後巨人三軍バッテリーコーチに就任することが決まり、その後任が注目されていた。清水監督と橋上氏は日本ハムで同時期にプレーしたことがある。橋上氏の総合コーチ就任で、新潟アルビレックスBCの来季の指導体制が固まった。

橋上氏は非常勤となる見通し。近日中に球団から正式発表され、記者会見などが行われる予定。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】新入団7選手が飛躍誓う 橋上コーチ「NPBで活躍する選手育成を」

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ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCは6日、新潟市のハードオフ・エコスタジアムで新入団選手の発表会見を開いた。トライアウトなどを経て入団が決まった7選手が出席し、「NPB入りを目指したい」など、それぞれ抱負を述べた。また総合コーチ就任が決まった前ヤクルトコーチの橋上秀樹氏(54)も記者会見し、「NPBで活躍できる選手を育成したい」と意気込みを語った。

新入団選手の前列左から田村颯瀬、大橋輝一、山河楓
後列左から古田青依、奥田昇大、清水章夫監督、松島恒陽、金子蓮

新入団選手は球団の特別合格枠や11月に実施されたトライアウト(入団テスト)とBCLドラフト会議の結果を経て、入団が決まった。会見で池田拓史球団社長は「2016年から4年連続でNPBドラフト会議で指名される選手を輩出している。NPBで戦力になれる人材育成に球団として取り組みたい」と方針を話し、清水章夫監督は「この縁を大切に、お互いに野球の技術、人間性を高めていきたい」とあいさつした。

新潟県内からは今夏の高校野球・新潟大会で準優勝の東京学館新潟高校のエース左腕・田村颯瀬(17)とベスト8だった北越高校の遊撃手・大橋輝一(18)の高校生2人が入団する。7選手のプロフィールと会見での言葉は以下の通り。


田村颯瀬(たむら・はやせ)投手 17歳 新潟市出身 東京学館新潟高 175㎝80㎏ 左投げ左打ち 背番号17
「自分の投球に磨きをかけ、試合で貢献できるようにしたい。サポーターに自分のプレーで元気を与えられる投手になりたい。右打者へ投げる内角の直球が強み。高校の長谷(和昭)監督からアルビレックスを紹介してもらい、8月終わりくらいから目指すことを決めた。このチームから4年連続でNPBにドラフトで選手を輩出しているので自分も目指したい。チームの印象は、今年サポーター感謝デーのイベントに行ったが、サポーターとの距離が近く、明るく、印象がよかった」



大橋輝一(おおはし・きいち)内野手 18歳 新潟市出身 北越高 175㎝77㎏ 右投げ右打ち 背番号13
「今、ここに立てていることに感謝し、安定感のある選手を目指し、地元に恩返しできるよう頑張りたい。右方向へ打てる打撃、守備での足さばきとハンドリングが武器。今年3月くらいから地元球団に入りたいと思い練習してきた。新潟でたくさんの人に支えてもらってきたので、その恩返しをしたい。チームの印象は、何度か試合を見に来ているが、サポーターと選手の距離が近く、いい印象を持っている」


山河楓(やまかわ・かえで)内野手 18歳 兵庫県出身 神戸弘陵高 182㎝90㎏ 右投げ右打ち 背番号5
「1年目からレギュラーを獲るつもりで勝負し、NPBスカウトに注目されるように頑張りたい。監督、コーチ、先輩たちから可愛がられるような選手になりたい。新潟のサポーターに愛される選手になりたい。体をいかした長打力と広角に打てる打撃が強み。チームの印象は、1人1人の選手の意識が高い。野球だけでなく私生活も意識が高いと聞いている。自分もその一員になりたい」


古田青依(ふるた・あおい)投手 21歳 埼玉県出身 小川高-駿河台大 178㎝78㎏ 右投げ右打ち 背番号20
「アンダースローが武器。ソフトバンクで活躍している高橋礼投手のような本格派のアンダースローを目指し活躍したい。サポーターや新潟の皆さんに感謝の気持ちを持ってプレーしたい。浮き上がる直球を武器に強気の投球をしたい。チームの印象は選手1人1人がそろっている。早くその一員になれるよう頑張りたい」


奥田昇大(おくだ・しょうだい)捕手 22歳 神奈川県出身 本庄第一高-立正大 170㎝76㎏ 右投げ右打ち 背番号56
「大学時代の監督に扇の要と言われ、勝敗を左右するのは捕手と言われてきた。体は小さいが自分の名前にあるように昇りつめて大きな存在になれるような捕手になりたい。56番という背番号は歴代すごい存在の人がつけてきた。自分も負けないように頑張りたい。肩の強さとパンチのある打撃が武器。足も注目してほしい。チームの印象は、2人先輩がいてサポーターの皆さんが温かいと聞いている。(アルビOBの青木智史コーチから)大学時代に厳しい言葉、優しい言葉をかけてもらってきた。恩返ししたい気持ちがある。本塁打数などサポーターの印象に残るよう、全部の記録を越えていきたい」


松島恒陽(まつしま・こうよう)内野手 22歳 大阪府出身 履正社高-関西大 172㎝78㎏ 右投げ右打ち 背番号7
「野球ができることに感謝し、全力でチームに貢献できるよう頑張りたい。この体で長打を打てることが強み。チームの印象は層が厚い。自分が成長できる場だと思う」


金子蓮(かねこ・れん)投手 23歳 埼玉県出身 長崎日大高-城西国際大-SUNホールディングス 180㎝78㎏ 右投げ右打ち 背番号19
「即戦力として先発、中継ぎ、抑えとどのポジションでもこなしていけるような選手になりたい。ひとつでも多く、新潟を活気づけられるようなプレーをし、応援される選手になりたい。変化球が強みでタテのスライダーが武器。チームの印象は、試合中も練習中も雰囲気がいいと聞いている」

◎新潟アルビレックスBCの新入団選手会見 動画◎


◎橋上秀樹総合コーチ「NPBで活躍する選手育成を」◎

左から池田拓史球団社長、清水章夫監督、橋上秀樹総合コーチ、稲葉大樹選手兼任野手コーチ

新潟アルビレックスBCは6日、来季の首脳陣体制も併せて発表した。総合コーチに前ヤクルト二軍チーフコーチの橋上秀樹氏(54)の就任を発表。橋上氏は指導者や選手育成のための助言を行う「チーム強化アドバイザー」も兼任し、非常勤で総合コーチを務める。

総合コーチ就任が決まった橋上秀樹氏(54)はNPBでのコーチ経験から「独立リーグからNPBに入ることで満足している選手がいる印象を受ける。NPBに入る以上は成績を残して高い給料をもらえる選手になってほしい。そういう選手を育成したい」と意気込みを話した。その上で「清水監督が指導しやすい環境をつくりたい。非常勤だができる限り足を運び、選手の役に立ちたい」と話した。

9シーズンぶりに新潟のユニフォームを着ることになった橋上氏

橋上氏は2011年に監督を務めた経験を持つが、「もう一度新潟で指導したかった。前回は私のわがまま(巨人コーチ就任)で1年で終わってしまった。独立リーグ日本一まで手が届かなかった。まだまだやり残したことがある中、体が動くうちに達成できればという思いがあった」と再び新潟に帰ってくる決意の背景を説明した。

来季2季目となる清水章夫監督(44)は「今季は前期、後期ともに2位という成績で悔しかった。来季は橋上コーチに力を借りて日本一を獲れるようにしたい。橋上コーチとは(日本ハムで)2年間一緒にプレーさせてもらい、まさか20数年後に一緒にグラウンドに立てると思っていなかった。一野球人として人間性など学ばせてもらいたい」と期待を寄せた。

来季14年目の現役生活を迎える選手兼任の稲葉大樹野手コーチ(35)は「11年シーズンに一緒にやらせていただいた橋上コーチと一緒にできることは心強い。あの時、すごい数のバットを振った経験があったからこそ、ここまで現役でいることができた。また一緒に強い球団を作りたい」と目を輝かせた。

◎新潟アルビレックスBC2020年シーズン首脳陣決定会見 動画◎

来季14年目のシーズンとなるBCリーグは4月11日(土)が予定されている。全体練習となるキャンプ解禁日は3月14日(土)以降の予定。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【NPB】DeNA飯塚が来季の巻き返し誓う 地元後援会が激励会開催

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DeNAの飯塚悟史投手(23・日本文理高出身)の激励会が7日、出身地である上越市のホテルで開催された。地元の後援会が主催し、県内だけでなく東京、神奈川、大阪などからファン約100人が集まり、飯塚投手との交流を楽しんだ。飯塚投手はケガに泣いた今季を「不甲斐ないシーズンだった」と振り返り、来季へ向けて「開幕からローテーションに入り、(8月の)新潟での公式戦で投げることができるようにしたい」と巻き返しを誓った。

激励会に集まったファンと交流する飯塚悟史投手(中央)

プロ入り5年目の飯塚は今季、一軍登板が5試合に終わり、0勝1敗で防御率11.12という成績だった。激励会の冒頭で飯塚は「今季は不甲斐ないシーズンで期待に応えることができなかったが、たくさん学んだこともあり、来季はいい報告ができるよう頑張りたい」とあいさつした。

飯塚は2月のキャンプを一軍でスタートし、先発投手として開幕ローテーション入りが期待されたが、開幕直前の3月末に右ひじを痛めて戦線離脱を余儀なくされた。ファンを前にしたトークでは今季を振り返り、「(キャンプから)1年間やれるぞと自信に満ち溢れたオープン戦だったが、右ひじを故障してしまった。(最後の)オープン戦前日のキャッチボールで、これは投げることができないと思い、登板を回避した」と振り返った。そこから戦線復帰までに時間がかかった。「自分の求める理想が高く、オープン戦で調子がよかっただけに、その時の自分に戻そうとし過ぎた」とシーズン序盤に思うような投球ができなかった理由を説明した。5月8日に行われた地元・新潟市での公式戦にも帯同できなかった。

ファンの前であいさつする飯塚投手

その後、6月19日に今季一軍初先発を果たしたが、勝ち星を挙げることができなかった。8月に再び一軍昇格をしたものの、すぐにファーム落ちした。そこから実戦復帰ができなかった。「8月半ばに右肩を痛めてしまい、最近まで長引いてしまった。この1年は悪いタイミングでケガに見舞われた」と唇を噛んだ。「5年目で結果を求められる年齢だっただけに、期待に応えられず、正直焦った。(5月に)新潟で投げたかったが、投げられない時に後援会の皆さんからの応援が励みになった」と話した。

来季は巻き返しを誓っている。「今は普通に違和感なく投げられるので、来年へ準備ができている。(2月のキャンプで)何かインパクトを残せるよう、アピールしていきたい」と意気込みを語った。来年は8月14日から16日まで新潟市のハードオフ・エコスタジアムでDeNA対ヤクルトの3連戦が予定されている。「3試合あるのでチャンスが多くある。開幕からローテーションに入り、当たり前のように新潟で投げることができるようにしたい。1年間、皆さんを楽しませることができるようにしたい」と決意を話し、大きな拍手を受けていた。

出身チームである直江津ガンバーズの後輩たちと記念撮影

激励会には出身チームである学童野球「直江津ガンバーズ」の後輩たちが駆けつけ、記念撮影や握手をして交流を楽しんだ。直江津小6年の池田准一さん(11)は「飯塚投手は大きくてビックリした。夢はプロ野球選手になること。飯塚投手のように新潟県を代表する選手になりたい」と目を輝かせていた。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【NPB】加藤健氏が巨人三軍バッテリーコーチに 広島・小林幹英氏は三軍投手育成強化コーチに

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NPBの巨人は29日、来季のコーチングスタッフを発表し、三軍バッテリーコーチに聖籠町出身で新潟アルビレックスBC前コーチ・加藤健氏(38・新発田農高出身)が就任することが決まった。加藤氏の背番号は「90」と発表されている。

また広島カープは29日、来季のコーチングスタッフを発表し、今季二軍投手コーチを務めた小林幹英氏(45・新潟明訓高出身)が三軍投手育成強化コーチに就任する。背番号は「73」。

(文/岡田浩人)

【BCL】新潟は来季、西地区に

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ルートインBCリーグは1日、来季2020年シーズンの地区割りを発表した。運営会社の精算のため存続が危ぶまれた福井球団が新運営会社による存続の方針が示され、来季は新たに神奈川球団を加えた12球団でリーグ戦を行う。新潟アルビレックスBCは今季までの東地区から西地区に変更となる。

[東地区=6球団]
福島、茨城、栃木、埼玉武蔵、神奈川(新規参入)、群馬

[西地区=6球団]
新潟、信濃、富山、石川、福井、滋賀

(取材・文/岡田浩人)


【高校野球】北越が県推薦校に 来春選抜大会21世紀枠

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新潟県高野連は15日、「第92回選抜高校野球大会」(来年3月19日開幕・甲子園球場)の21世紀枠の新潟県推薦校に北越高校を推薦すると発表した。北越は今秋の県大会で8年ぶり4回目の優勝を果たし、北信越大会では2勝を挙げベスト4進出を果たした。

グラウンドが他部との共用であるという困難環境の克服や、ここ数年間にわたり試合成績が良好であるにもかかわらず甲子園出場機会に恵まれていないことなどが推薦理由として挙げられた。今後は11月28日に学校で表彰が行われ、12月13日に北信越地区5県の各候補校の中から地区代表が1校に絞られる。来年1月24日に開かれる選考委員会で全国9地区代表から3校が21世紀枠に選出される。

今秋の県大会で8年ぶりに優勝 北信越でベスト4に進んだ北越

北越の推薦は、新潟県高野連が開催した21世紀枠県選考会議で満場一致で決定した。推薦理由として新潟県高野連は以下の2点を挙げている。

①困難な環境の克服
通常練習しているグラウンドは校庭であり、非常に狭小である。さらに、サッカー部やラグビー部と共用しており、バッティング練習はバックネットに向かっておこなう等、工夫している。

②数年間にわたり試合成績が極めて良好ながら、甲子園出場の機会に恵まれない
近年の新潟県大会での成績は著しく、ほとんどの大会でベスト8以上に進出している。また第137回北信越地区高校野球大会(平成29年度秋季)においては、2回戦で準優勝の星稜高校と延長戦にもつれる接戦を展開している。

北越はこれまで春夏ともに甲子園出場はない。21世紀枠で私立高校が新潟県推薦されるのは2000年秋の日本文理以来。今後は12月13日に北信越地区5県の各候補校の中から地区代表が1校に絞られる。その後、来年1月24日に開かれる選考委員会で全国9地区代表から3校が21世紀枠に選出される。

なお、新潟県高野連は選抜大会の一般選考枠の出場候補推薦校として、北信越大会に出場した北越、新潟産大附、加茂暁星の3校を推薦した。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【BCL】ドラフト 新潟は投手1人を指名 東京学館新潟・田村ら6選手が特別合格

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ルートインBCリーグは15日、来季入団する選手への交渉権などを決めるドラフト会議を開いた。新潟アルビレックスBCは投手1人を指名したほか、特別合格枠で田村颯瀬投手(17・東京学館新潟高)や大橋輝一内野手(18・北越高)ら6選手を獲得したと発表した。12月6日に新潟市内で新人選手の入団会見を開く。

特別合格で新潟への入団が内定した田村颯瀬(東京学館新潟高)

<新潟のドラフト指名選手>
・1巡目 金子蓮 23歳・投手(長崎日大高-城西国際大-SUNホールディングス)

<新潟の特別合格選手>
・田村颯瀬 17歳・投手(東京学館新潟高)
・古田青依 21歳・投手(小川高-駿河台大)
・奥田昇大 22歳・捕手(本庄第一高-立正大)
・大橋輝一 18歳・内野手(北越高)
・松島恒陽 22歳・内野手(履正社高-関西大)
・山川楓 18歳・内野手(神戸弘陵高)

特別合格で新潟への入団が内定した大橋輝一(北越高)

(撮影・文/岡田浩人)

【NPB】ヤクルト鈴木を激励 「いずれ守護神に」と決意語る

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東京ヤクルトスワローズの鈴木裕太投手(19・日本文理高出身)のプロ入り後初めての激励会が8日、新潟市秋葉区で開催された。ヤクルトを応援する「新潟支燕会」が主催し、県内外から約130人が集まった。来季からヤクルト初のGM(ゼネラルマネージャー)に就任する小川淳司前監督(62)がゲストとして来県し、鈴木投手に対し「身近な目標を明確にし1つ1つクリアを」とアドバイスを送った。鈴木投手は「二軍で結果を出し、来季は一軍で初登板を目指す。そしていずれヤクルトの守護神に」と決意を話し、会場から大きな拍手が送られた。

GM就任が決まっている小川淳司前監督(左)を前に決意を話す鈴木裕太投手

新潟市秋葉区は旧新津市時代から「鉄道の町」として知られ、旧国鉄時代からスワローズファンが多い。1999年のドラフト会議でヤクルト入りした秋葉区出身の元投手・本間忠氏(42)以来、10年ぶりに新潟からヤクルト入りした鈴木の応援と、古くから支燕会と縁のある小川前監督の慰労とGM就任祝いを兼ね、激励会は開催された。

鈴木は入団1年目の今季、ファームで15試合に登板し0勝2敗で防御率8.38の成績だった。4月17日の西武戦でデビュー戦で自己最速となる153キロをマークして以来、中継ぎとして4試合連続で無失点投球と上々のスタートを見せた。しかし5月23日のDeNA戦で相手打者に頭部死球を与えてしまい、途中退場となった。そこから調子を崩してしまい、約2か月の間で登板が1試合と激減。7月20日以降、11試合に登板したが、自信のあった直球が走らないなど、プロ1年目は苦い思いも経験した。

4月17日のイースタン西武戦でデビュー 153キロの直球を投げ込んだ

激励会の冒頭であいさつした鈴木は「今季は苦しいシーズンで、思うようなプレーができなかったが、来シーズンへしっかり練習したい。来年はエコスタジアムでDeNAと3連戦があり、その時は一軍で新潟に帰ってこれるよう頑張りたい」と意気込みを話した。

小川前監督は「今季は成績が最下位に終わってしまい、応援していただいた皆さんに申し訳ない。ただ来季は高津(臣吾)監督のもと、今季より上に、そして優勝争いに鈴木くんが戦力となって力になってくれるものと期待している」と話した。

小川前監督には監督退任とGM就任を祝い「感謝状」が贈られた

激励会の後半に行われたトークショーでは鈴木と小川前監督が壇上に上がった。小川前監督は今季を振り返り、「開幕後は順調に来ていたが5月中旬からの16連敗が全てだった。連敗中は何をやっても負の連鎖に陥って脱出できなかった」と述べた。来季は球団初のGMに就任するが、「チーム編成がメインで、チームの運営にも関わる。スカウト活動にも関わるので新潟でいい選手の情報があったらぜひいただきたい。ドラフト指名するかどうかは別ですが」と話し、会場から笑いが起きた。

鈴木について小川前監督は「しっかり土台づくりをすることが大前提。一軍で活躍することは誰もが思うことだが、そういう状況になった時に力を発揮できるような準備をすることが大事」と話し、「球が速く、球速をいかした投球が大事。今年1年間、プロの世界を肌で感じたことを来年に向けて自分がどういうスタイルでいくのかを考え、自分の夢や目的と、そこを達成するための身近な目標を明確にして、1つ1つクリアしてほしい」とアドバイスを送った。

鈴木は今季について「2月のキャンプで体調を崩したり、シーズン中も肩に違和感を感じて離脱したり、ケガや体に対しての気遣いが先輩たちと違った。ケガをしない体づくりが大切だと感じた」と振り返った。

鈴木投手にファンから花束が贈られた

その上で来季に向けて「シーズンを通して投げ切ることを意識したい。まずは二軍で結果を出し、少しでも一軍へ呼んでもらえるよう頑張りたい」と2年目への抱負を話した。今後の目標について「来シーズンに一軍初登板を果たし、長期的な目標として、いずれヤクルトの守護神になりたい」ときっぱり決意を話すと、会場が歓声と拍手で沸いた。

集まったファンは支燕会の音頭のもと、得点シーンで恒例となっている“東京音頭”をオルガンの生演奏付きで披露。小川前監督も「野球人口が減っている中、これだけ人が集まるのはうれしいこと。新潟はゆかりがあり、ファンの温かさを感じる」と感謝の言葉を述べた。鈴木も「地元の人からこれだけ応援されているんだと感じ、期待に応えなければいけないと思った」と来季へ決意を新たにしていた。

おなじみ“東京音頭”で盛り上がる参加者たち 県内外から130人が集まった


◎鈴木が小学生に指導「自分を見て、野球を始める子が増えてほしい」◎

野球教室で小学生に指導する鈴木投手(左)

激励会の前に、鈴木投手の野球教室が新潟市秋葉区の阿賀小学校体育館で行われた。講師には鈴木投手のほか、元ヤクルトの本間忠氏が務め、秋葉区と近郊の学童チーム5チーム、約80人の小学生が指導を受けた。

鈴木はキャッチボールの際の意識として、「足を真っすぐ前に踏み出すことが大事」と身振りを交えて指導。本間氏はボールの握りの基本や手首の使い方など、基本的な動きを教えた。

元ヤクルト投手の本間忠氏 小学生に基本的な動きを指導した

最後は鈴木が参加した小学生全員にノックを打ち、約2時間の野球教室を終えた。終了後、取材に応じた鈴木は「(野球教室は)初めてで、何を教えればいいのかわからないこともあったが、ちゃんと話を聞いてくれてやりやすかった」と安どの表情を見せ、「来季は新潟で試合もあるので、自分の活躍を見て、野球を始めたり、野球を続けてくれる子どもが出てきてくれたらうれしい」と話した。

即席のサイン会では子どもたちによる長蛇の列ができた

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】中条高校野球部を善行表彰 民家火災で高齢夫婦を救助

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日本高野連と新潟県高野連は9日、胎内市の中条高校野球部に対する善行表彰を行った。今年6月、部活動からの下校途中に民家火災を発見した同校野球部の本田夏規投手と齊藤彩依マネージャー(ともに1年)が、民家の高齢夫婦を安全な場所に避難させるとともに、迅速な通報で火災の拡大を食い止めた。新潟県高野連の富樫信浩会長から野球部に対し表彰状と記念品が手渡された。

善行表彰を受けた中条高校野球部
前列左から2人目が本田夏規投手、左から3人目が齊藤彩依マネージャー

火災は6月16日の午後に発生した。現場を通りかかった際に炎と煙を見つけた本田投手が110番通報を行い、家の中いた高齢夫婦を齊藤マネージャーとともに安全な場所に避難させた。本田投手は興奮して家の中に戻ろうとする夫を後ろから抱きかかえて移動し、齊藤マネージャーは足の不自由な妻を誘導したという。火災は駆けつけた警察官により消し止められ、部分焼で済んだという。周囲への延焼も防いだ。

表彰状を手渡された本田投手は「2人がケガもなく無事でよかった」と話し、齊藤マネージャーは「貴重な経験だった」と振り返った。本田投手は「野球でもチームに貢献できるよう、来季は1回でも多く勝てるように頑張りたい」と意気込みを示した。

日本高野連からの表彰を受け取る本田夏規投手


新潟県高野連からの表彰状を受け取る齊藤彩依マネージャー

日本高野連からの善行表彰は2016年から行われるようになり、県内では昨年10月に三条商業高校野球部が表彰を受けていて、中条高校が2例目となる。

(取材・撮影・文/岡田浩人)

【高校野球】北越は選出ならず 北信越候補は福井・敦賀 来春選抜21世紀枠

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日本高野連は13日、来春開催される「第92回選抜高校野球大会」の21世紀枠の各9地区の候補校を発表した。北信越地区からは福井県の敦賀高校が候補に選ばれ、新潟県の北越高校は選出されなかった。

各9地区の候補校は以下の通り(21世紀枠はこのうち3校)
北海道=帯広農 東北=磐城(福島) 関東・東京=宇都宮(栃木) 東海=近大高専(三重) 北信越=敦賀(福井) 近畿=伊香(滋賀) 中国=平田(島根) 四国=城東(徳島) 九州=本部(沖縄)

選抜大会の選考委員会は1月24日に開かれ、出場32校が決定する。大会は3月19日に甲子園球場で開幕する。

(取材・文/岡田浩人)

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